目次

両神山-日向大谷コース地図

  • 距離9.0km
  • 登り1,310m
  • 下り1,304 m

両神山-日向大谷コースの難易度

難易度  2/10

ルート日向大谷口(標高630m)⇒会所(標高702m)⇒たちや堀(標高844m)⇒
八海山(標高929m)⇒白藤の滝分岐(標高1,250m)⇒弘法の井戸(標高1,356m)⇒
清滝小屋(標高1,400m)⇒両神神社・両神山両神神社(標高1,596m)⇒両神山(標高1,723m)

両神山-日向大谷コースの体力

体力  3/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.49リットル、体重60kgの人:1.93リットル、体重75kgの人:2.38リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.771Kcal、体重60kgの人:3.602Kcal、体重75kgの人:4.434Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.395kg、体重60kgの人:0.514kg、体重75kgの人:0.633kg

コースタイム

  • 登山:日向大谷口⇒両神山 3時間30分
  • 下山:両神山⇒日向大谷口 2時間30分

登山口のアクセスと駐車場

両神山
両神山のアクセスと駐車場
両神山のアクセスと駐車場

両神山-日向大谷コース

日向大谷の駐車場

日向大谷の駐車場

標高630mにある日向大谷の駐車場は4箇所にあり、合計で約50台ほど駐車可能です。登山口から山頂まで約3時間30分のコースタイムです。

バス停のあるところの駐車場

バス停のあるところの駐車場

バス停のあるところの駐車場。秩父鉄道・三峰口駅から薬師の湯経由で日向大谷まで一日5本のバスが来ています。

公衆トイレ

公衆トイレ

登山道から見下ろしたところ。公衆トイレがあります。

両神明神社の鳥居をくぐり進む

両神明神社の鳥居をくぐり進む

両神明神社(両神明神社の別当寺であった観蔵院)の鳥居をくぐって進みます。右手には、両神山を開いたとされる観蔵行者の石像を安置する観像堂があります。

薄川沿いを進む

薄川沿いを進む

薄川沿いを進みます。日向大谷からのルートは、かつて修験道の主要登拝路で、浦島の金剛院(両神権現社)からのルート(現在は廃道)とともに修験者が登る登山道でした。他に竜頭神社からのルートもありました。

注意看板

注意看板

何度も川を渡り返すため増水時は登山不可能となります。注意看板有。

鎖場

鎖場

初めての鎖場。問題ありません。スタンスは十分あり鎖はほとんど使われていません

11月下旬のもみじ

11月下旬のもみじ

11月下旬でもみじが綺麗です。この辺りは標高が低いので遅くまで紅葉が楽しめます。

会所 七滝沢コース分岐

会所

今まで遥か下にあった薄川の水音が聞こえる所まで下ってきました。ここは「会所」と呼ばれる地点でベンチと椅子が設置されています。会所で七滝沢コース(踏み跡薄い)と分岐します。

七滝沢に架かる木橋

七滝沢

七滝沢に架かる木製の橋を渡り、その後、薄川本谷を何度も渡り返します。

薄川本谷の源流近く

薄川本谷

薄川本谷の源流近くまで登ってくると紅葉はほとんど終わりです。

不動明王像

不動明王像

不動明王像。不動明王は真言宗の教主「大日如来」の化身として、修験道で信仰されていました。悪魔を降伏さすため恐ろしい姿をし、仏道に従わない者を無理矢理にでも導き救済する役目を担っているとされます。

八海山

八海山

八海山。ここは大頭羅神王の石像のある二十八丁目です。八海山からは産泰尾根(うぶたいおね)の裾を登る急坂になります。春にはこの辺りの斜面一帯にニリンソウの群落が花を咲かせます。

八海山にある指導標

八海山にある指導標

前画像の位置(八海山)にある指導標。日向大谷まで3.1km 、両神山山頂まで2.6km 、清滝小屋まで0.8km とあります。

八海山の石仏-大頭羅神王

八海山の石仏-大頭羅神王

八海山の石仏:大頭羅神王は木曾の御嶽 山の八海山の大頭羅坊という天狗の分身。両神山の信仰は御嶽山の 行者によって始まったものという説から。

白藤の滝

白藤の滝

左方向に白藤の滝があります。薄川の源流にあり、水量はあまりない滝です。白藤の滝の動画を見つけました。

石仏

石仏

ここのコースの途中には何体もの石仏が祭られています。

落ち葉の登山道

落ち葉の登山道

すっかり紅葉は終わり、登山道は落ち葉で埋め尽くされます。

弘法の井戸

弘法の井戸

弘法の井戸

弘法の井戸の水

弘法の井戸の水

弘法の井戸の水は冷たくてとてもおいしい水です。しかし、水量はほんのわずかでした。季節によって水量が減少する事があるようです。

清滝小屋

清滝小屋

ログハウス風の洒落た建物の清滝小屋(現在は避難小屋になっています)。秩父郡小鹿野町が管理し収容人員は80名です。管理人不在です。ここまで約2時間のコースタイムで、中間地点を超えています。

清滝小屋内部

清滝小屋内部

清滝小屋内部。室内での火器使用は厳禁です。少しの寝具が置いてありました。

清滝小屋の炊事場

清滝小屋の炊事場

清滝小屋の炊事場。屋根付きでテーブルやベンチが置かれ、休憩場所としても重宝します。

清滝小屋のトイレ

清滝小屋のトイレ

清滝小屋のトイレ。旧式の汲み取り型です。

水場

水場

水場。水は豊富に出ています。冬季は凍結して使用出来ない場合があるとのことです。

清滝小屋のテント場

清滝小屋のテント場

清滝小屋のテント場。約10張設営可能です。

清滝小屋裏から産体尾根への登山道

清滝小屋裏から産泰尾根への登山道

清滝小屋裏から産体尾根へ取り付く登山道がはじまります。ジグザグに登る急坂です。

急坂を登る

急坂を登る

針葉樹林帯の九十九折の急坂を登って行きます。

七滝沢コースへの分岐

七滝沢コースへの分岐

七滝沢コースへの分岐。七滝沢コースは崩壊箇所があり、通行注意と書かれています。

鈴が坂の急坂を登る

鈴が坂の急坂を登ると産泰尾根の稜線に飛び出します。

産体尾根の稜線

産体尾根の稜線

鈴が坂を登り上げた所が産体尾根の稜線です。木々の間から両神山山頂の剣ヶ峰が見えます。

両神山を望む

産体尾根の稜線から両神山が見えています。(剣ヶ峰がどこかはっきりしません。)

産体尾根の稜線を登る

産体尾根の稜線を登る

「産体尾根の稜線を登ります。ここから鎖場や梯子を登る急登が続きます。

鎖場2

鎖場2

ここには鎖が設置されています。木の根っこが縦横無尽に這い、それに掴まりながら登れば鎖を掴む必要はありません。

根が張った登り

根が張った登り

木の根が張ったところの登りです。樹林帯の中なので高度感は無く簡単に登れます。

鎖場3

鎖場3

続いて鎖場が現れますが、鎖を使う必要はほとんどありません。

ロープ設置

ロープ設置

ロープが設置されています。スタンスは豊富で、高さの低い岩の登りですから簡単です。

鎖とロープ設置

鎖とロープ設置

正面の岩には鎖とロープが設置されています。看板には、「鎖場注意、1人ずつ登ろう」とあります。

産体尾根の稜線

産体尾根の稜線

針葉樹林の原生林に包まれた産体尾根の稜線を登りきると両神神社に飛び出します。

両神神社 本社

両神神社 本社

両神神社(かつて当山派修験寺院だった旧観蔵院)の本社。表登山道の登り口(日向大谷)に里宮があり、山頂近くにイザナギノミコト・イザナミノミコトを祀る奥宮があります。

両神山両神神社の本社

両神山両神神社の本社

両神山両神神社の本社。両神神社のすぐ隣に建つ。秩父郡の浦島地区に里宮が鎮座し、かつて両神権現社(金剛院)と呼ばれ、後に両神山両神神社(両神御嶽神社)となる。 金剛院は本山派修験に属し、修験道の拠点になっていました。

展望が開け、両神山(剣ヶ峰)を望む

展望が開け、両神山(剣ヶ峰)を望む

両神神社及び両神山両神神社を過ぎると少しずつ展望が開け、正面に両神山(剣ヶ峰)が見えてきます。両神社から山頂までは約30分のコースタイムです。

山頂の山腹を南側から巻く

山頂の山腹を南側から巻く

山頂の山腹を南側から巻きます。あと少しで山頂です。

ロープ設置の岩場を登る

ロープ設置の岩場を登る

ロープが設置された岩場を登ります。難しくはありません。この岩を登ると梵天尾根の稜線に上がります。

梵天尾根の稜線

梵天尾根の稜線

梵天尾根の稜線に上がり、この岩を乗り越えれば両神山山頂がすぐそこに見えてきます。

鎖場を登ると山頂

鎖場を登ると山頂

左上の鎖場を登りきると山頂です。鎖が掛かっている岩場ですが、難しくはありません。

両神山山頂

両神山山頂

両神山山頂。山頂の小祠はイザナギ・イザナミを祀る両神神社の奥宮で、「両神山大明神」と呼ばれていました。かつて当山派修験寺院の観蔵院として隆盛を極め、その後、金昌寺・八日見神社と改称し現在の両神神社となっています。

山頂から望む産体尾根

山頂から望む産体尾根。その先に武甲山が小さく見えます。山頂からは360の大パノラマがあり、雲取山や甲武信ヶ岳の奥秩父の山々、八ヶ岳・富士山、そして遠くには北アルプス・男体山までも望めます。

両神山の他の登山ルート

両神山
両神山-八丁峠から八丁尾根コース
両神山-八丁峠から八丁尾根コース
両神山
両神山-白井差新道コース
両神山-白井差新道コース

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日本アルプス登山ルートガイド
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