立山縦走ルート地図

  • 距離4.1km
  • 登り115m
  • 下り829m

立山縦走ルートの難易度

難易度  1/10

ルート雄山(標高3,003m)⇒大汝山(標高3,015m)⇒富士ノ折立(標高2,999m)
⇒真砂岳(標高2,861m)⇒雷鳥沢キャンプ場(標高2,280m)

立山縦走の体力(室堂から立山周回)

体力  2/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.43リットル、体重60kgの人:1.85リットル、体重75kgの人:2.27リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.633Kcal、体重60kgの人:3.422Kcal、体重75kgの人:4.212Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.377kg、体重60kgの人:0.490kg、体重75kgの人:0.603kg

コースタイム

  • 雄山→雷鳥沢キャンプ場 2時間40分
  • 参考:室堂~立山縦走~雷鳥沢~室堂 5時間40分

温泉

北アルプス山小屋
みくりが池温泉
みくりが池温泉
北アルプス山小屋
雷鳥荘
雷鳥荘

登山口のアクセス

北アルプス登山口-アクセスと駐車場
扇沢のアクセスと駐車場
扇沢のアクセスと駐車場

立山縦走ルート

立山(雄山)山頂

立山(雄山)山頂
立山(雄山)の雄山神社社務所の横から大汝山、富士ノ折立へ続く縦走路に入ります。室堂から立山(雄山)、室堂から浄土山経由で立山(雄山)へのルートも参考にしてください。

大汝山方面の縦走路

大汝山方面の縦走路
祈祷所の脇から階段を下って大汝山方面の縦走路に入ります。縦走路は概ね稜線の西側をトラバースします。十分な登山道の幅があり、室堂側の傾斜はきつくありません。観光で訪れた場合には、ここから引き返した方が無難です。

二つ目のピークが大汝山

二つ目のピークが大汝山
二つ目のピークが大汝山。ここから一旦少し下りながら登り返します。そして小さなアップダウンを繰り返し、約20分ほどで大汝山山頂です。

縦走路の先に剱岳

縦走路の先に剱岳
下り切った所から稜線の左側を徐々に登って行きます。左手の室堂平側の傾斜は緩いので高度感はありません。縦走路の稜線の先に剱岳が雲間に覗いています。

滑落の危険はない

滑落の危険はない
十分な登山道の幅があり、滑落の危険はありません。手前側の小ピークは室堂側の山腹を巻いて登ります。

室堂の全景と山崎カール

室堂の全景と山崎カール
稜線から左手方向に室堂の全景を写す。スプーンでお椀状に削り取られた谷間が山崎カールです。雷鳥平から称名川の源流部が始まり、常願寺川となり富山湾にそそいでいます。その遠景に奥大日岳、大日岳と連なります。

左手上方の丸いピークが大汝山

左手上方の丸いピークが大汝山
左手上方に見える丸いピークが大汝山です。右手前ピークに登るルートは無く、室堂側の山腹を巻きながら大汝山へ登ります。

大汝山

大汝山
標高3015mの大汝山。立山連峰の最高峰である大汝山山頂は登山道から5mほど登った所にあります。山頂は大岩が累々と積み重なった小さく狭い岩峰で、大勢の登山者が立つ事はできません。

大汝山山頂から別山方面の稜線

大汝山山頂から別山方面の稜線
大汝山山頂から別山方面の稜線を写す。大汝山直下に大汝休憩所があります。登山者の数が少なくなった山頂からは東方向に白馬岳、五竜岳、鹿島槍ヶ岳などの後立山連峰の百名山が顔を並べ、西側には室堂平から大日連山の山並みの大パノラマ広がります。

大汝休憩所

大汝休憩所
大汝休憩所。名前の通り休憩のみで宿泊は現時点では行っておりません。TEL.076-482-1238、雷鳥荘が運営しています。営業期間は7月上旬から9月下旬まで。

大汝休憩所の食堂兼談話室

大汝休憩所の食堂兼談話室
大汝休憩所内部。玄関を入ると食堂兼談話室となっています。

大汝休憩所のバイオトイレ

大汝休憩所のバイオトイレ
大汝休憩所のバイオトイレ。設備が新しく大変綺麗です。使用料は1改100円です。

大汝休憩所メニュー

大汝休憩所メニュー
大汝休憩所メニュー。ドリップコーヒー500円、ココア500円、ラーメン定食700円、餅入り特製うどん700円、九州風焼きうどん700円、カップヌードル各種500円、ミネラルウォーター立山一番500円、麦焼酎天使のささやき2000円など販売。

富士ノ折立に向かう

富士ノ折立に向かう
大汝休憩所前は広い平坦地になっているのでお弁当を広げ休憩する登山者が多いです。稜線に沿って手前ピークの富士ノ折立に向かいます。15分ほどの軽いアップダウンで到着です。

丸いピークの右手側を巻く

丸いピークの右手側を巻く
大汝山から少し下ってゆっくりと登り返します。正面の丸いピークの右手側を巻く様に進むと富士ノ折立が見えてきます。

富士ノ折立

富士ノ折立
左手側の丸いピークを巻くと正面に富士ノ折立の岩峰が姿を現します。登山道は富士ノ折立の基部を左手側に向かうように下ります。

富士ノ折立全景

富士ノ折立全景
富士ノ折立の肩に立ち標高2999mの富士ノ折立を写す。山頂へ登ることも可能ですが、踏み跡は薄いです。登山道は富士ノ折立山頂を通らずに、ここで鋭角的に左方向に向かいます。

富士ノ折立と真砂岳とのコルに下る

富士ノ折立と真砂岳とのコルに下る
富士ノ折立の肩から室堂側のガレ場を小さなジグザグを刻んで真砂岳とのコルに下ります。浮石の多い岩ザレの道を約20分ほど急降下します。

浮石の多い不安定な登山道

浮石の多い不安定な登山道
標高差約200メートルの浮石の多い不安定な道なのでストックを使うと降りやすいです。左手方向には室堂から大日岳にかけての展望が広がります。正面の砂礫のなだらかなピークが真砂岳です。奥に剱岳が聳えています。

真砂岳と右手側に内蔵助カール

真砂岳と右手側に内蔵助カール
平坦で細長い山頂の真砂岳。平坦な稜線を少し進むと雷鳥沢へ下る大走りが左手に分岐します。右手は豊富な雪渓が残る内蔵助カール。雪氷現象研究が行われている場所です。

真砂岳への稜線

真砂岳への稜線
真砂岳への稜線。右手側が内蔵助カールです。登山者がいる所から左手方向に大走りが分岐します。今回は、真砂岳まで上り、分岐まで戻って立山三山縦走路のショートコースとして利用される大走りを降ります。

大走り分岐

大走り分岐
左方向に伸びる登山道が「大走り」で、別山まで行かない場合のエスケープルートになっています。エスケープルート分岐(大走り分岐)から約10分で真砂岳です。

富士ノ折立を振り返る

富士ノ折立を振り返る
雷鳥沢に下る大走り分岐(エスケープルート分岐)から左下に内蔵助カールを望み、富士ノ折立を振り返る。富士ノ折立山頂直下はかなり傾斜がきついことが分ります。

真砂岳山頂

真砂岳山頂
真砂岳山頂。奥は剱岳。立山三山は浄土山、雄山、別山を指していますが、室堂から立山三山を周回するコースは6時間30分ほどかかる為、室堂に宿泊しない場合に立山黒部アルペンルートの始発に乗ることをお薦めします。

大走り

大走り
真砂岳山頂から戻り、エスケープルート分岐(大走り分岐)から真砂岳の南斜面に作られた「大走り」をトラバースする様に下り、その後、雷鳥沢まで標高差約570m、2.5km を一気に下って行きます。

大走りから室堂平と奥大日岳・中大日岳・大日岳

大走りから室堂平と奥大日岳・中大日岳・大日岳
「大走り」途中から撮影。登山道はややザレて浮石が多く、スリップしやすいですが、慎重に下れば問題ありません。室堂平の先に奥大日岳・中大日岳・大日岳が見えます。

雷鳥沢キャンプ場とロッジ立山連峰

雷鳥沢キャンプ場とロッジ立山連峰
さらに大走りを下ります。眼下に雷鳥沢キャンプ場の広場が見え、その奥にロッジ立山連峰の建物が確認出来ます。灰色に見える所が天然記念物に指定されている地獄谷です。称名川が深い渓谷を作り出しています。

真砂岳を振り返る

真砂岳を振り返る
真砂岳を振り返る。ハイマツと白ザレの砂礫の道を下って来ました。登山者があまり多くないこともあり、この辺りで雷鳥を見かけることもあります。

夏場の初めまで雪渓が残る

夏場の初めまで雪渓が残る
さらに下ります。この辺りまで下ると夏場の初めには雪渓が残る場所なので、悪天候時には注意が必要な所です。

夏はコバイケイソウやチングルマのお花畑

夏はコバイケイソウやチングルマのお花畑
さらに下ります。夏の初めには雪渓があり、周囲はコバイケイソウやチングルマなどが咲くお花畑になっています。

称名川源頭部

称名川源頭部
雷鳥沢キャンプ場に向け称名川源頭部(水は流れていません)の左岸を進みます。雷鳥沢の少し奥から噴煙が上がっているのが見えます。右手に別山乗越たら続く稜線が奥大日岳へ伸びています。

雷鳥沢キャンプ場まであと少し

雷鳥沢キャンプ場まであと少し
あと少しで雷鳥沢キャンプ場です。雷鳥沢から室堂ターミナルので約1時間のコースタイムです。室堂散策のページもご覧ください。雷鳥沢から雷鳥坂を別山乗越に至るルートは剱岳のページに記載してあります。

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