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浅間山-浅間山荘から前掛山コース地図

  • 距離12.8km
  • 登り1,132m
  • 下り1,123m

2023年8月時点、噴火の危険があるため入山規制が敷かれ前掛山へは登れません。

浅間山-浅間山荘から前掛山コースの難易度

難易度  1/10

ルート浅間山荘登山口 (標高1,410m)⇒一ノ鳥居 (標高1,560m)⇒不動滝⇒二ノ鳥居 (標高1,670m)⇒
火山館 (標高1,995m)⇒湯の平口(標高2,000m)⇒前掛山登山口(標高2,010m)⇒前掛山(標高2,493m)

浅間山-浅間山荘から前掛山コースの体力

体力  3/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.71リットル、体重60kgの人:2.22リットル、体重75kgの人:2.73リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.176Kcal、体重60kgの人:4.129Kcal、体重75kgの人:5.082Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.454kg、体重60kgの人:0.590kg、体重75kgの人:0.726kg

コースタイム

  • 浅間山荘登山口⇒前掛山 4時間
  • 下山:前掛山⇒浅間山荘登山口 2時間50分

登山口のアクセス

浅間山
浅間山のアクセスと駐車場
浅間山のアクセスと駐車場

登山口近くの温泉宿

浅間山
高峰温泉
高峰温泉
浅間山
浅間山荘
天狗温泉 浅間山荘

浅間山-浅間山荘から前掛山コース

天狗温泉浅間山荘 駐車場

浅間山荘 駐車場

「天狗温泉浅間山荘駐車場(500円/日)」登山口の浅間山荘へは、長野新幹線「佐久平」駅から小諸駅を経由して高峰高原行バスに乗り、チェリーパークラインの「浅間橋」で下車。野馬取湯の平林道を4kmを1時間20分かけて歩きます。

天狗温泉浅間山荘

天狗温泉浅間山荘の宿泊者は「浅間橋」バス停まで送迎があります。日帰り入浴は800円、利用時間 11:00~17:00。

浅間山荘横の鳥居

浅間山荘横の鳥居

「天狗温泉浅間山荘」横にある鳥居をくぐって登山開始です。「浅間山荘」は通年営業なので、車道は除雪され、冬季のマイカーでのアクセスも問題ありません。

公衆トイレ

公衆トイレ

鳥居をくぐると、水洗式公衆トイレがあります。

登山届ポスト

登山届ポスト

公衆トイレの横には、浅間連峰遭対協小諸支部詰所の小さなプレハブが建ち、「登山届ポスト」があります。この日は人影がありませんでしたが、繁盛期には登山案内のために常駐しているようです。

一ノ鳥居へ

一ノ鳥居へ

広葉樹が作る木漏れ日の、なだらかな登りがしばらく続きます。カラマツや赤松に樹相が変わり、30分ほど歩くと「一ノ鳥居」に到着します。

一ノ鳥居

一ノ鳥居

剣ヶ峰から南西に伸びる「ヒサシゴーロ尾根」の麓にある「一ノ鳥居」。ここで、山側コースと谷側コースに分かれます。火山館コース(湯ノ平コース)には、修験道の歴史を感じさせる鳥居や石碑などが登山道の傍らに数多く存在しています。

谷側コース

谷側コース

「一ノ鳥居」から谷側コースを進み、蛇堀川を丸太橋で渡って右岸に出ます。この川の水には硫黄分が含まれており、酸味が強いので飲料には適しません。

不動滝

不動滝

蛇堀川に落ちる「不動滝」。水量及び高さとも迫力に欠けます。夏の暑い時期には飛び散る水しぶきで涼をとるのも悪くないかもしれません。

不動滝から急登

不動滝から急登

「不動滝」から傾斜が増し、九十九折の急登です。

二ノ鳥居

休憩の最適地となっている、平坦地の「二ノ鳥居」。ここで山側コースと合流します。ここから「長坂」呼ばれる急坂が続きます。

長坂➡カモシカ平

長坂➡カモシカ平

「長坂」の急坂が終わり樹林帯を抜けると、「カモシカ平」の展望が開ける場所になります。しばらく背の高い笹原の中の緩斜面を進みます。正面の岩峰は「牙山」です。

トーミの頭から黒斑山~蛇骨岳~鋸岳へと続く岩稜

トーミの頭から黒斑山~蛇骨岳~鋸岳へと続く岩稜

左手側の第1外輪山の一角「トーミの頭」から、黒斑山~蛇骨岳~鋸岳へと続く岩稜が見えてきました。ここで振り返ると、小諸盆地の街並みが広がっているのが見えます。

浅間山開闢祖中開霊神の石碑

浅間山開闢祖中開霊神の石碑

かつて修験の山であったことを伝える「浅間山開闢祖中開霊神」の石碑が登山道沿いに建っています。右手の岩峰は「牙山」です。

トーミの頭・槍ヶ鞘を望む

トーミの頭・槍ヶ鞘を望む

第1外輪山を形成している岩峰群。中央の尖っている所が「トーミの頭」左手に「槍ヶ鞘(赤ゾレの頭)」などの岩峰群が迫力ある姿でそそり立ち、登山者を魅了します。

蛇堀川の源頭部から前掛山を望む

蛇堀川の源頭部から前掛山を望む

蛇堀川の源頭部の右岸を進みます。針葉樹林帯越しに、浅間山の「前掛山」が見えてきました。

浅間山が火山であることを示す荒涼とした風景

浅間山が火山であることを示す荒涼とした風景

浅間山が火山である事を如実に表した荒涼とした風景です。この先で右に進路を変え、少し登った所に火山館があります。

硫黄噴出

硫黄噴出

蛇堀川の源頭部では、硫黄の噴出により砂礫の斜面が黄色く変色し、硫黄の匂いが周辺に立ち込めています。

火山館・浅間神社奥宮へ

火山館・浅間神社奥宮へ

右に方向を変え、登ります。針葉樹林帯の中に入ると、間もなく「火山館」「浅間神社奥宮」です。

牙山を望む

牙山を望む

前写真の位置から振り返る。蛇堀川の左岸にそそり立つ「牙山」の鋭い山容が印象的です。

火山館

火山館

鳥居をくぐると「火山館」です。平成11年に建てられた木造2階建てのログハウス調の綺麗な建物です。

火山館(資料展示・シェルター・休憩・公衆トイレ・水道)

火山館(シェルター・休憩・公衆トイレ・水道)

「火山館」は、浅間山の噴火時に避難所(1階がシェルターとなっている)を兼ねた休憩施設です。左手に公衆トイレと水道(水場)があります。

公衆トイレ(簡易水洗式)

公衆トイレ(簡易水洗式)

簡易水洗式公衆トイレ。運営費の為に、協力金をポストに入れてください。

清潔なトイレ

清潔なトイレ

トイレ内部は、綺麗に保たれています。浄化槽を備えた水洗トイレは、屋根に取り付けられた太陽光発電が電源となり、環境に配慮された造りとなっています。

水場

水場

水道の蛇口から、豊富な水が流れています。水の補給に心配はありません。

火山館のベンチ&テーブル

火山館のベンチ&テーブル

「火山館」の外には、ベンチとテーブルが設置されています。

火山館 館内

火山館 館内

学習施設として活用される「火山館」内部。資料展示室が併設され、無料で休憩できます。館長が常駐し、自然保護と遭難防止対策の拠点として重要な役割を果たしています。

噴火対策用シェルター(避難壕)

噴火対策用シェルター(避難壕)

「火山館」1Fの噴火対策用のシェルター(避難壕)。もちろん扉に鍵はかけられておらず、いざという時に逃げ込めるようになっています。

トーミの頭・槍ガ鞘を望む

トーミの頭・槍ガ鞘を望む

「火山館」から望む「トーミの頭」と「槍ガ鞘」の岩峰は、アルペンムードが漂っています。湯ノ平口から「草スベリ」を登るルートは、「トーミの頭」の右手側のルンゼを登っています。

浅間神社奥宮

浅間神社奥宮

「火山館」の直ぐ上の「浅間神社奥宮」の脇を登っていきます。少し登ると平坦な地形となります。

湯ノ平

湯ノ平

太古の昔の噴火口跡といわれる「湯ノ平」の平坦な登山道を進みます。7月上旬頃からハクサンイチゲの群落が広がる場所です。正面に連なる山々は、第一外輪山の「蛇骨岳」~「仙人岳」です。

湯の平口分岐

湯の平口分岐

「湯の平口分岐」。左手方向に入ると「草スベリ」ルートが鋭く尖った「岩峰」「トーミの頭」の右手の稜線上に通じています。ここでは「湯ノ平」を直進し、「前掛山」登山口を目指します。

湯ノ平口分岐➡樹林帯へ

湯ノ平口分岐➡樹林帯へ

「湯ノ平口分岐」から、鳥のさえずりを聞きながら少し進んだ所で展望が途切れ、樹林帯の中に入ってきます。

前掛山登山口分岐

前掛山登山口分岐

針葉樹林帯に入り、北東方向に進路を進め「前掛山登山口分岐」に至ります。左方向は「賽の河原」から「Jバンド」を経由して「黒斑山」に至るルートです。今回は、右方向の「前掛山」へ向かって登ってきます。

樹林帯を抜け前掛山 (浅間山) を望む

樹林帯を抜け前掛山 (浅間山) を望む

少し登った所で樹林帯を抜けて展望が開けてきます。浅間山の第2外輪山の一角にある「前掛山」が見えてきました。「前掛山分岐」から先は「浅間山」の噴火状況(噴火レベル2以上)で登山規制が発せられます。

前掛山(浅間山)

前掛山(浅間山)

ここで森林限界を超え見上げると「前掛山(浅間山)」が、流線型に裾野を広げています。

砂礫の道を北東方向に登る

砂礫の道を北東方向に登る

火山特有の砂礫の道を北東方向に登ります。「前掛山」山頂から幾筋も縞状に描かれた地形は、火山灰が流れて出来たものです。

トーミの頭から黒班山へと続く岩峰群

トーミの頭~黒班山へと続く岩峰群

振り返って撮影。第一外輪山を形成する「トーミの頭」から「黒班山」へと続く岩峰群が、青空を突き抜く姿は、格別に美しい。

オンタデの群生

オンタデの群生

花期は終わっていますが、オンタデの群生が辺りを覆っています。

浅間山の第一外輪山全景

浅間山 第一外輪山全景

更に登り、振り返って撮影。「浅間山」屈指の展望と呼ぶに相応しい第一外輪山全景。眼下には「賽ノ河原」から「湯ノ平」の平原が広がり、「蛇骨岳」と「仙人岳」の火口壁は、岩石がむき出しになった荒々しい岩峰が連なり、左手「黒斑山」周辺では、緑に覆われた美しい山容を成しています。

浅間山本峰山頂を望む

浅間山本峰山頂を望む

「浅間山」本峰の山頂が見えてきました。

立入禁止

立入禁止

立入禁止警告板。奥のピークが「浅間山」で登山道が付いていますが、現在噴火口を見る事は出来ません。

前掛山を望む

前掛山を望む

前写真の位置から、第2外輪山の一角をなす「前掛山」を写す。少し先に「登山者避難用シェルター」が見えています。

登山者避難用シェルター

登山者避難用シェルター

右は、2007年11月に再建された、総工費2500万の「登山者避難用シェルター」。「浅間山」の噴石(焼け石)で覆う事で、噴石の衝撃を和らげる事が出来るようです。高さ約2,8m、幅約3,9m、長さ約9m。立った状態で約100人収容可能です。

前掛山へ

前掛山へ

第二外輪山に沿って、回り込むように「前掛山」に向かいます。

前掛山頂上まで、あと少し!

荒涼とした第2外輪山を進む。「前掛山」は、もう少しです。

前掛山頂上、標高2,524m

頂上。標高2524m

標高2524mの「前掛山」。山頂から更に外輪山を進んだ先の標高2493.4m地点に三角点が設置されています。

前掛山山頂 から浅間山本峰を望む

前掛山山頂 から浅間山本峰を望む

第2外輪山の「前掛山山頂」から望む「浅間山」。写真で分りにくいですが、大きく陥没した先に「浅間山本峰」があります。火口は、ここからは見えません。

浅間山噴火口

浅間山噴火口

直径約250mの「浅間山」の火口。火山活動が平穏の時に撮影。噴火口からは、僅かに噴煙が立ち上るだけです。正面の一番高い所が、標高2586mの「浅間山山頂」に当たります。

浅間山の他の登山ルート

浅間山
浅間山-石尊山コース
浅間山-石尊山コース
浅間山
浅間山-車坂峠から黒斑山コース
浅間山-黒斑山コース
浅間山
冬季浅間山-車坂峠から黒斑山コース
冬季浅間山-車坂峠から黒斑山コース

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