GWの燕岳・合戦尾根ルート地図

  • 距離10.7km
  • 登り1,454 m
  • 下り1,455 m

GWの燕岳・合戦尾根ルートの難易度

難易度  1/10

ルート中房温泉(標高1,450m)⇒合戦小屋(標高2,380m)⇒燕山荘(標高2,680mm)⇒燕岳(標高2,763mm)

GWの燕岳・合戦尾根ルートの体力

体力  2/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.98リットル、体重60kgの人:2.57リットル、体重75kgの人:3.16リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.674Kcal、体重60kgの人:4.776Kcal、体重75kgの人:5.878Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.525g、体重60kgの人:0.682kg、体重75kgの人:0.840kg

コースタイム

  • 登山:中房温泉→燕岳 4時間30分
  • 下山:燕岳→中房温泉 3時間10分

山小屋

北アルプス山小屋
中房温泉
中房温泉
北アルプス山小屋
燕山荘
燕山荘

登山口のアクセス

北アルプス登山口-アクセスと駐車場
中房温泉登山口のアクセスと駐車場
中房温泉登山口のアクセスと駐車場

GWの燕岳・合戦尾根ルート

中房温泉の登山口

中房温泉の登山口

中房温泉の登山口。ゴールデンウィークの登山口の様子です。右手の建物は日帰り立ち寄り湯「湯原の湯」入浴料700円、チキンカレー、山菜そば・うどん、地熱蒸卵、枝豆、おでん、生ビールなどの軽食販売。左手は公衆トイレ。

登山口の公衆トイレ

登山口の公衆トイレ

登山口の公衆トイレ。綺麗な水洗式です。手洗いの水が出ません。道を挟んで反対側に水場があります。

水場

水場

中房温泉の日帰り入浴施設「湯原の湯」の道を挟んで水場があります。手洗いと水の補給に使います。

日帰り入浴施設「湯原の湯」

日帰り入浴施設「湯原の湯」

日帰り入浴施設「湯原の湯」。中房温泉の建物の裏側にある薬師の湯1号泉を引いています。源泉温度94.6度、湧出量約32.8リットル/分。加水・加温・循環・入浴剤の使用は無し。泉質:単純硫黄泉(アルカリ性低張性高温泉)。

中房温泉登山口からいきなりの急登

中房温泉登山口からいきなりの急登

中房温泉登山口からいきなりの急登です。林床に背の高い笹が生え、ブナの林から真直ぐに伸びたカラマツの林に樹相が変わっていきます。

第一ベンチ

第一ベンチ

第一ベンチ。約40分で最初の休憩ポイントである第1ベンチに到着です。複数のベンチが設置され、近くに水場があります。

第1ベンチの水場

第1ベンチの水場

第1ベンチから30秒ほど下った所に水場があります。ゴールデンウィークには、積雪はなく、十分な量の湧き水がこんこんと流れ出ていました。

残雪

残雪

第1ベンチを過ぎて20分ほど登ると、北側の日が差ささない所には残雪が出て来ました。この後、雪のある所と無い所が交互に現れる登山道になります。雪は柔らかく、上りにアイゼンは必要ありません。

有明温泉から合戦小屋へ荷揚げ用ケーブル

有明温泉から合戦小屋へ荷揚げ用ケーブル

右手のピークに合戦小屋があります。燕山荘姉妹店の有明温泉から合戦小屋へ荷揚げ用ケーブルが伸びています。近くに見えるようですが、この位置約1時間30分かかります。

第2ベンチ

第2ベンチ

第2ベンチ。ここまで登山口から約1時間30分の工程です。所々に残雪はあるものの、壺足で登って行く方が楽に上がることが出来ます。

常念山脈

常念山脈

第2ベンチから少し登ると、左手方向に常念岳から伸びる稜線が目の高さより少し上に見えてくる辺りで、豊富な残雪量となってきます。

第3ベンチ

第3ベンチ

第3ベンチ。ちょうど良い休憩ポイントで登山者はここでアイゼンの装着をし、下山者はアイゼンを脱ぎます。気温が上がって雪はヤクザクの状態です。

竹竿の先に赤布の目印

竹竿の先に赤布の目印

少しずつ木々がまばらになった針葉樹林帯の中を登ります。竹竿の先に赤布が付けられ、登山者が迷わ無い様に配慮されています。

大きく展望が開ける

大きく展望が開ける

大きく展望が開けてきます。赤布の付いた竹竿があるので、スキーのシュプールが描かれている様に見えます。

燕岳から大天井岳へ連なる稜線

燕岳から大天井岳へ連なる稜線

振り返ると、燕岳から大天井岳へ連なる稜線の先に常念岳が長いすそ野を前常念岳へ伸ばしています。

あとひと登りで合戦小屋

あとひと登りで合戦小屋

燕山荘の荷揚げ用のケーブルの音が遠くの方からかすかに聞こえてきます。あとひと登りすれば合戦小屋です。

合戦小屋

合戦小屋

標高2350mの合戦小屋。小屋の正面に公衆トイレ(くみ取り式)があります。小屋番の人がドリップコーヒーを作って、いい香りが漂っています。豚汁、ホットミルク、カップヌードル、スーパードライなどが販売されています。

合戦沢の頭へ向け直線的に上がる

合戦沢の頭へ向け直線的に上がる

合戦小屋からは夏道と異なり、合戦沢の頭へ向け直線的に上がっています。斜度はちょうどスキー場の中級コースくらいです。アイスバーンになる早朝にはピッケルを携帯する事が望ましいと思います。

燕岳から大天井岳への稜線の先に槍ヶ岳

燕岳から大天井岳への稜線の先に槍ヶ岳

合戦沢の頭へ登る途中から北中川谷を挟んで左手方向の山並みを撮影。燕岳から大天井岳へ連なる稜線の向こうに槍ヶ岳が姿を現しました。左端は常念岳です。

合戦沢の頭

合戦沢の頭

合戦沢の頭に飛び出すと、燕岳が右手前方に見えてきます。ここから燕山荘までは比較的なだらかな稜線を進んで行きます。写真には写っていませんが、右手方向に餓鬼岳の左手奥に針ノ木岳が見えています。

登山初心者でも通過可能

登山初心者でも通過可能

燕岳へ向かう稜線の谷側の傾斜は、あまりきつく無いので登山初心者でも安心して通過出来ます。前方に見える斜面が夏道なら鎖場となっている所です。

雪の付いていない露岩帯

雪の付いていない露岩帯

夏道なら鎖場の所を登り上げると雪の付いていない露岩帯になります。アイゼンを外すのは煩わしいので、そのまま登っていきます。

ほぼ真直ぐに登る

ほぼ真直ぐに登る

再び稜線の雪道です。ほぼ真直ぐに緩やかに登っていきます。

積雪期には稜線を直上り

積雪期には稜線を直上り

夏道なら燕山荘直下の東側の斜面をトラバースする様に進むのですが、滑落の危険があるため、積雪期には稜線を直上りする様になっています。

ハイマツ帯を真直ぐに上がる

ハイマツ帯を真直ぐに上がる

燕山荘直下のハイマツ帯を真直ぐに上がっていきます。ここには全く雪が付いていません。燕山荘の裏側に飛び出すようになっています。燕山荘を左手からぐるっと回って玄関側に進みます。

燕岳

燕岳

燕山荘を回り込むと燕岳が姿を現します。稜線の砂地には1年を通して雪が付かない様です。とは言え、今年のゴールデンウイークの残雪量は、高い気温の影響で例年に無く、少ない様です。

テント場

テント場

テント場。稜線の東側にあるため、多くの残雪があり、スコップで整地する必要があります。左手の燕岳と右手の餓鬼岳との間に見える雪をいただいた山は、後立山連峰の鹿島槍ヶ岳です。

イルカ岩

イルカ岩

イルカ岩。芸をした後のイルカが餌の魚をもらうために愛嬌を振りまいている様です。背景に、槍ヶ岳が見えています。

メガネ岩

メガネ岩

メガネ岩。見ようによっては確かに眼鏡に見えるかもしれません。「岩が崩れて危険です。メガネ岩に登らない様にしてください。」と注意書きが置かれています。

砂礫地に作られた木の階段

砂礫地に作られた木の階段

砂礫地に作られた木の階段を登って左方向に回り込めば、燕岳山頂です。

燕岳山頂から北燕岳

燕岳山頂から北燕岳

燕岳山頂から北燕岳方面を写す。高瀬川を挟んで右手奥から鹿島槍ヶ岳、針ノ木岳、立山、剱岳。燕岳から北燕岳までは行けますが、東沢乗越経由で餓鬼岳へ向かうルート(中房温泉に下るルート)は、この時期危険なため通行禁止になっています。

燕岳山頂から常念山脈と槍ヶ岳

燕岳山頂から常念山脈と槍ヶ岳

燕岳山頂から常念山脈を写す。登山道が付けられた稜線の西側にあまり雪が付いていないのが分ります。右手奥には多くの雪を戴いた天を突く槍ヶ岳とその左手に穂高連峰が聳えています。大天井岳の通過は、夏道のトラバース道を使わずに直登ぼりする様になっています。

燕岳山頂から黒部源流の山々

燕岳山頂から黒部源流の山々

燕岳山頂から黒部源流の山々(鷲羽岳、黒部五郎岳、烏帽子岳、三ッ岳、不動岳)を望む。

燕岳の他の登山ルート

燕岳
燕岳・合戦尾根ルート
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燕岳
燕岳・東沢乗越ルート
燕岳・東沢乗越ルート
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餓鬼岳から燕岳ルート
餓鬼岳から燕岳縦走ルート

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