男体山-日光二荒山神社コース地図

  • 距離8.4km
  • 登り1,262m
  • 下り1,251m

男体山-日光二荒山神社コースの難易度

難易度  1/10

ルート日光二荒山神社中宮(標高1,280m)⇒登拝門⇒一合目⇒二合目⇒三合目⇒四合目⇒五合目⇒
七合目⇒八合目(瀧尾神社)⇒二荒山神社奥宮⇒太郎山神社⇒男体山(標高2,486m)

男体山-日光二荒山神社コースの体力

体力  2/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.42リットル、体重60kgの人:1.85リットル、体重75kgの人:2.28リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.655Kcal、体重60kgの人:3.451Kcal、体重75kgの人:4.248Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.655Kcal、体重60kgの人:3.451Kcal、体重75kgの人:4.248Kcal

コースタイム

  • 登山:日光二荒山神社中宮⇒男体山 3時間20分
  • 下山:男体山⇒日光二荒山神社中宮 2時間20分

登山口のアクセス

男体山
男体山のアクセスと駐車場
男体山のアクセスと駐車場

男体山-日光二荒山神社コース

中禅寺湖対岸から男体山

中禅寺湖対岸から男体山

中禅寺湖対岸から望む男体山。円錐形で富士山に似ていることから「日光富士」との呼び名もあります。対岸の建物が建っているところが登山口となる日光二荒山神社です。

日光二荒山神社境内の登山者用駐車場

日光二荒山神社境内の登山者用駐車場

日光二荒山神社境内にある登山者用駐車場約40台。 この駐車場が一杯の場合には約300メートルほど離れた県営駐車場(有料)に移動してください。東武日光駅から東武バスに乗れば約55分で登山口に到着します。

日光二荒山神社境内の水洗式公衆トイレ

日光二荒山神社境内の水洗式公衆トイレ

日光二荒山神社境内にある登山者用駐車場横の水洗式公衆トイレ。男体山山頂までのコースタイムは約2時間半です。

日光二荒山神社で登拝料1,000円

日光二荒山神社で登拝料1,000円

鳥居をくぐり日光二荒山神社境内へ入って行きます。唐門を抜けた所に社務所があるので登山届の記帳を済ませ、登拝料の1,000円を奉納します。参道を進み登山道に入ります。

日光二荒山神社境内

日光二荒山神社境内

日光二荒山神社境内。ここは中宮で、山頂に奥宮、本社は東武日光駅の北にあり、日光東照宮と日光山輪王寺と共に2社1寺と呼ばれる聖域にあります。

登拝門

登拝門

安全登山の祈願を済ませたら石段を上り、登拝門をくぐり参道へ入って行きます。ここからは1200メートルの標高差を登って行きます。

一合目の石碑

一合目の石碑

登拝門をくぐり、急な階段状の道を登ると一合目に到着です。一合目と記された石碑が立ち、その先の鳥居をくぐって登って行きます。

ブナやミズナラの広葉樹とウラジロモミの針葉樹

ブナやミズナラの広葉樹とウラジロモミの針葉樹

ブナやミズナラの広葉樹とウラジロモミなどの針葉樹が混じる森の山腹を登って行きます。しばらくはこんな感じの緩斜面ですが、3合目の工事用道路に出る直前で急登になってきます。

四合目の石の鳥居

四合目の石の鳥居

三合目から工事用道路を歩き3度大きくカーブすると四合目の石の鳥居の前に出ます。ここに登山道入口の看板が立ち、本格的な登山道に入ります。

樹林の中の急勾配

樹林の中の急勾配

石の鳥居をくぐって石段を登ると、樹林の中の急勾配になります。南側なので太陽の光が降り注ぎ気持ちがいい。振り返れば中禅寺湖が望めます。

5月~6月にシロヤシオやベニサラサドウダン

5月~6月にシロヤシオやベニサラサドウダン

背の低い笹の中を登ります。この周辺は5月から6月ならツツジの仲間のシロヤシオが白い花を咲かせ、ベニサラサドウダンが釣り鐘状の赤い花を咲かせます。

五合目「薙」

五合目「薙」

五合目の「薙(なぎ)」と呼ばれるガレ場を登ります。登山道には大きな石がゴロゴロして、危険防止のために鉄パイプの柵やロープが張られています。

五合目避難小屋へ

五合目避難小屋へ

ゴロゴロした岩の上の方に五合目の避難小屋が見えています。樹林が途切れた間から振り返れば中禅寺湖が箱庭の様に見えています。

五合目避難小屋の下に中禅寺湖

五合目避難小屋の下に中禅寺湖

五合目の避難小屋の下には中禅寺湖、湖面に浮かぶ遊覧船が白い線を描いています。南岸には半月山、社山、黒檜岳などの山々が広がっています。更に遠くを見ると富士山も確認出来ます。

六合目~七合目はゴロゴロした岩場

六合目~七合目はゴロゴロした岩場

六合目から七合目あたりはゴロゴロした岩場が続きます。岩に描かれた白ペンキマークに従い急登します。

観音薙は通行禁止

観音薙は通行禁止

このまま登山道は真っ直ぐ山頂方向に伸びていますが、「観音薙」と呼ばれる涸れ沢状のガレ場はロープが張られ通行禁止になっています。西側のコメツガやシラビソの樹林帯の中へ迂回する様に入ります。

八合目仮社務所兼避難小屋

八合目仮社務所兼避難小屋

樹林帯を迂回する様に登ると八合目の仮社務所兼避難小屋です。

八合目仮社務所兼避難小屋

八合目仮社務所兼避難小屋

八合目仮社務所兼避難小屋を上から撮影。売店の様にも見えますが、管理する人は常駐していませんが、通年開放されている様です。

滝尾神社

滝尾神社

避難小屋隣にある滝尾神社は、日光二荒山神社の別宮で女峯山のご祭神田心姫命(たごりひめのみこと)をお祀りする神社で、本社は東照宮のすぐ裏にあります。

ガレ場は続く

ガレ場は続く

八合目の避難小屋を過ぎてもまだガレ場は続きます。落石注意の看板が立っていました。

樹林帯へ

樹林帯へ

短い区間、樹林帯の中に再び入ります。5月中旬でもまだ残雪がありました。

傾斜が緩くなる

傾斜が緩くなる

樹林帯を抜けると少しずつ傾斜が緩くなってきます。木々の高さが低くなってきて青空が大変美しいです。

九合目で火山礫帯へ

九合目で火山礫帯へ

樹林帯を抜け、九合目の石碑を見送ると、茶褐色の火山礫帯に入り展望が開けます。

男体山は火山

男体山は火山

男体山が火山であることをうかがわせるザラザラとした茶褐色の砂礫。幅広い流土止めが階段状に続いています。この先で樹木が完全に途切れ、赤い砂礫の斜面が広がる阿弥陀ヶ原です。

阿弥陀ヶ原

阿弥陀ヶ原

阿弥陀ヶ原。樹木はほとんど無くなり赤茶けた火山礫の斜面をひと上りすれば男体山山頂です。

阿弥陀ヶ原から眼下に中禅寺湖

阿弥陀ヶ原から眼下に中禅寺湖

阿弥陀ヶ原から振り返る。眼下に望む中禅寺湖。半月山、社山、大平山、黒檜岳などが中禅寺湖を取り囲むように広がっています。右手方向に目をやれば戦場ヶ原や小田ヶ原、湯本温泉方面が一望出来ます。

男体山山頂へ

男体山山頂へ

阿弥陀ヶ原から緩やかに登ると男体山山頂です。鳥居の先に男体山山頂の一角に建つ二荒山神社奥宮があります。

二荒山大神像

二荒山大神像

鳥居の所から左方向に少し進むと二荒山大神像が鎮座しています。日光三山にはそれぞれ男体山が大己貴命、女峰山が田心姫命、太郎山が味耜高彦根命の三神があてられていて、総称して「二荒山大神」と称されています。

二荒山神社奥宮と社務所

二荒山神社奥宮と社務所

青銅作りの立派な二荒山神社奥宮と社務所、避難小屋が建つ山頂の一角。男体山の山頂部は横に長く、ここから2分ほど進んだ所に一等三角点が置かれている山頂があります。

釣鐘を叩くこと可能

釣鐘を叩くこと可能

釣鐘があり、叩くことも可能です。鳥居の先が鉄剣が刺さった山頂です。勝道上人が開山し、修験道の隆盛を見た聖地であることを物語っています。現在でも日光修験道山王院寺が日光修験道入峰を行い希望者は参加出来ます。

男体山頂に鉄剣

男体山頂に鉄剣

男体山山頂の岩に大きな鉄剣が天を突き刺すように刺さり、1等三角点があります。頂上の裏側は爆裂火口で、その縁が馬蹄形になっています。平成15年秋に標高2484.5m だったものを正式に標高2486m と改めました。

男体山

男体山

男体山頂。山頂からは遮るものは何も無く、戦場ヶ原の背後に金精山から奥白根山をはじめ女峰山など日光火山群の山々、眼下には中禅寺湖の水面がきらめき、遠く富士山や北アルプスの山並みが広がります。

男体山他のルート

男体山
男体山-志津乗越コース
男体山-志津乗越コース

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