目次

白山-平瀬道(大白川ダム)コース地図

  • 距離15.8km
  • 登り1,591m
  • 下り1,591m

白山-平瀬道(大白川ダム)コースの難易度

難易度  2/10

ルート白水湖・大白川ダム平瀬道登山口 (標高1,254m)⇒大倉山避難小屋 (標高2,030m)⇒
室堂ビジターセンター (標高2,448m)⇒白山・御前峰 (標高2,702m)⇒
油ヶ池 (標高2,594m)⇒紺屋ヶ池 (標高2,595m)⇒翠ヶ池(標高2,585m )⇒
血ノ池(標高2,577m )⇒五色池 (標高2,575m)⇒百姓池 (標高2,574m)⇒
千蛇ヶ池 (標高2,570m)⇒室堂ビジターセンター (標高2,448m)⇒
白水湖・大白川ダム平瀬道登山口 (標高1,254m)

白山-平瀬道(大白川ダム)コースの体力

体力  4/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.72リットル、体重60kgの人:2.24リットル、体重75kgの人:2.76リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.213Kcal、体重60kgの人:4.177Kcal、体重75kgの人:5.141Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.459kg、体重60kgの人:0.596kg、体重75kgの人:0.734kg

コースタイム

  • 白水湖・大白川ダム平瀬道登山口→2時間-大倉山避難小屋→1時間5分-室堂ビジターセンター→35分-白山/御前峰→15分-翠ヶ池→25分-室堂ビジターセンター 合計4時間20分 
  • 下山:室堂ビジターセンター→2時間35分-白水湖・大白川ダム平瀬道登山口 合計 2時間35分

登山口のアクセス

白山
白山のアクセスと駐車場
白山のアクセスと駐車場

山小屋

白山
白水湖・レイクサイドロッジ-白山
白水湖・レイクサイドロッジ
白山
白山室堂ビジターセンター
白山室堂ビジターセンター

白山-平瀬道(大白川ダム)コース

白山レイクサイドロッジ前無料駐車場

白山レイクサイドロッジ前無料駐車場

白山レイクサイドロッジ前の無料駐車場。舗装されて約50台駐車可能です。手前の建物は公衆トイレ、その奥が避難小屋です。更にその奥の赤い屋根の建物が白水湖畔ロッジです。

白山レイクサイドロッジ

白山レイクサイドロッジ

手前の建物が白山レイクサイドロッジで、収容人員は約30名、営業期間は5月上旬から11月上旬。予約制ですから090-2770-2893へお電話してください。奥の建物は避難小屋ですが、自炊棟として、使用されています。

平瀬道登山口無料駐車場

平瀬道登山口無料駐車場

舗装された駐車場の一段上にも無料駐車場約30台があります。その一角に立派な門があり、そこが平瀬道登山口です。

平瀬道登山口の休憩所

平瀬道登山口の休憩所

登山届が設置された平瀬道登山口の休憩所。室内には板の間があり、一枚の布団も用意されていました。

平瀬道登山口から大倉尾根へ

平瀬道登山口から大倉尾根へ

平瀬道登山口からブナやダケカンバの繁る大倉尾根を急登して行きます。登山道は、丸太の土止めがなされ、よく整備されています。

熊笹を切り開いた登山道

熊笹を切り開いた登山道

ブナやダケカンバの広葉樹林帯を抜けると、熊笹を切り開いた登山道になります。やや滑りやすく谷側に滑落しないように注意して通過します。

ロープ場

ロープ場

灌木帯の中の平瀬道唯一の岩場。ロープが設置されていますが、スタンスは豊富で使用せずに登れます。

熊笹の中をジグザグに登る

熊笹の中をジグザグに登る

灌木帯を抜けると熊笹の中をジグザグに登ります。同時に展望が効きだし、左手眼下には緑色に光る白水湖がよく見えます。

大倉山へ

大倉山へ

標高2,000m近くまで登ると稜線に飛び出します。正面に白山の主峰・御前峰の一角が見えてきます。稜線を進んだ先の小ピークが大倉山です。大倉山から僅かに下ると、大倉山避難小屋です。

白山の御前峰と剣ヶ峰

白山の御前峰と剣ヶ峰

大倉山は、樹林に囲まれて展望がありません。大倉山から少し下った所で、白山の御前峰とその右に剣ヶ峰がくっきりと見えてきます。ここから一旦樹林帯の中に入り、僅かに下ります。

大倉山避難小屋

大倉山避難小屋

樹林帯の中に建てられた大倉山避難小屋。

大倉山避難小屋の内部

大倉山避難小屋の内部

大倉山避難小屋の内部。10名近くが横になって休めるスペースがあります。

大倉山避難小屋にトイレ無し

大倉山避難小屋にトイレ無し

大倉山避難小屋にはトイレはありません。携帯用トイレを持参すれば、扉の奥で用が足せるため、プライベート空間が確保されています。

広い尾根道へ

広い尾根道へ

大倉山避難小屋から僅かに下り、平坦な道を進むと白山の御前峰や剣ヶ峰が近づいてきます。ここから、広い尾根道を登り返して行きます。

広い尾根道の登り

広い尾根道の登り

広い稜線を覆う笹原の中に作られた登山道を登ります。

大倉山を見下ろす

大倉山を見下ろす

振り返って大倉山を写す。大倉山避難小屋は、樹林の中にあるため見えませんが、稜線の鞍部にあります。その奥に僅かに白水湖の一部が見えています。

大白水谷の先に奥三方岳

大白水谷の先に奥三方岳

標高2,200m辺りから右手を望むと大白水谷の先に僅かにピンクがかった白ザレの山頂を持つ奥三方岳が見えています。奥三方岳には登ることが出来ず、登山道は平瀬温泉から奥三方岳の裏に僅かに見える三方崩山までいっています。 

紅葉に染まる山腹

紅葉に染まる山腹

紅葉に染まる山腹をジグザグを切りながら登ります。小さなピークを越えた先が狭い稜線になっています。

左手側が切れ落ちた稜線

左手側が切れ落ちた稜線

左手側が鋭く切れ落ちた狭い稜線を進みます。登山道の幅は十分あるので強風が吹かない限り危険な通過ではありません。

大カンクラ雪渓

大カンクラ雪渓

右手側に大カンクラ雪渓が見える場所まで登って来ました。9月の終わりなので雪渓は全く残っていませんでした。

危険箇所で滑落注意の看板

危険箇所で滑落注意の看板

再び狭い稜線を進みます。ここから約100mの区間がこのルートの唯一の危険箇所と言える場所です。滑落注意の看板も建てられています。とは言っても、慎重に通過すれば何の問題もありません。

丸太の階段

丸太の階段

丸太で出来た階段を登ります。

階段を登り切って見下ろすと白水湖

階段を登り切って見下ろすと白水湖

階段を登り切った所から振り返って撮影。右手側(南側)への滑落には注意が必要な所です。奥に紺碧の水をたたえる白水湖が見えています。

別山から連なる稜線

別山から連なる稜線

狭い稜線から南側前方を望むと別山から連なる稜線が見えています。

大カンクラ雪渓源頭部からの御前峰

大カンクラ雪渓源頭部からの御前峰

右下に大カンクラ雪渓の源頭部が近くに見える所まで登って来ました。ここで左手側に90度折れてハイマツ帯の平坦地に入ります。正面の丸い山が白山の主峰・御前峰です。御前峰の裏側(北側)は全く別世界の地形になっています。

南竜山荘分岐

南竜山荘分岐

左側に南竜山荘方面の道を見送り、平坦な道を進むと室堂平に建つ室堂ビジターセンターの赤い屋根が見えて来ました。

室堂ビジターセンター

室堂ビジターセンター

室堂ビジターセンターは、収容人員700名を誇る大きな山小屋です。山小屋の奥の山が御前峰です。

白山比咩神社・白山奥宮祈祷殿

白山比咩神社・白山奥宮祈祷殿

室堂ビジターセンターの北側の広場に建つ白山比咩神社・白山奥宮祈祷殿です。7月1日から8月31日までの期間は神職が常駐しています。ここから御前峰まで約900メートルを約35分で登れます。

石畳の登拝路

石畳の登拝路

鳥居を抜け、石畳の登拝路を進みます。吹流しがある所で左手方向に複数の火山湖を周遊するためのショーカットコースが分岐します。

高天ヶ原

高天ヶ原

途中のハイマツ帯の中にある平坦地が高天ヶ原と呼ばれる場所です。神様の遊び場という言い伝えがあります。

御前峰の白山比咩神社奥宮

御前峰の白山比咩神社奥宮

日の出の1時間前に室堂平の祈祷殿にて合図の太鼓が打ち鳴らされます。御来光を山頂で迎えるために登ると、御前峰にて日の出を待つ間、神職により白山の歴史、伝統、山頂の景観などについて説明があります。御来光を迎えた後、日供祭が執り行われ、神職が祝詞を上げます。

御前峰

御前峰

白山の主峰、標高2702mの御前峰の頂きに立つ立派な石柱と一等三角点。石柱の右手眼下に剣ヶ峰、左手に大汝峰が見えています。

御前峰から見下ろすと室堂平に室堂ビジターセンター

御前峰から見下ろすと室堂平に室堂ビジターセンター

御前峰から南側を望むと室堂平の中心に室堂ビジターセンターが建っているのが見えます。その奥には山頂部が雲に隠れている別山が聳えています。

剣ヶ峰と大汝峰

剣ヶ峰と大汝峰

御前峰から北側を望むと右手に登山道の付いていない剣ヶ峰、左手に大汝峰が聳えています。そして、周辺には火山活動によって生じた火口に水が溜まって出来た火口湖が七つあります。右手眼下に紺屋ヶ池、左手は油ヶ池です。

御宝庫

御宝庫

御前峰から稜線を左手に辿り、御宝庫と呼ばれる奇岩をすり抜けて火口湖が点在する所へ下ります。

御前峰の北側の斜面を下る

御前峰の北側の斜面を下る

御前峰の北側の斜面に付けられたジグザグの道を降りて行きます。浮石が多く、転倒しやすいので慎重に下ります。

紺屋ヶ池へ

紺屋ヶ池へ

火口を形成する最深部に真直ぐに登山道が紺屋ヶ池(こんやがいけ)に向かって伸びているのが見えます。紺屋ヶ池の左手前に油ヶ池があります。

紺屋ヶ池と剣ヶ峰

紺屋ヶ池と剣ヶ峰

紺屋ヶ池を別角度から撮影。背景は剣ヶ峰です。剣ヶ峰には登ることができません。

油ヶ池と大汝峰

油ヶ池と大汝峰

紺屋ヶ池手前の油ヶ池です。油ヶ池の水深は浅いように見えます。背景の丸山は大汝峰です。

紺屋ヶ池から御前峰を望む

紺屋ヶ池から御前峰を望む

紺屋ヶ池の所から振り返って御前峰を写す。火山により形成されたことがよく分る山容です。南側の穏やかな斜面とは全く異なっています。

大汝峰と翠ヶ池

大汝峰と翠ヶ池

大汝峰に向かって進むと右手側に翠ヶ池(みどりがいけ)が見えてきます。今回は、大汝峰には登らずに翠ヶ池を少し過ぎだ所で180度折れ血ノ池を目指します。

翠ヶ池

翠ヶ池

翠ヶ池の縁に立って撮影。翠ヶ池は白山最大の火口湖です。1042年(長久3年)の噴火によって出来たと言わています。遠景に見えるのは北アルプスです。この池には、頭が九つ、合計18の角を持つ巨大な龍が火を吹きながら出現したが、泰澄が祈って鎮めたという九頭竜伝説が残ります。

血ノ池へ

血ノ池へ

翠ヶ池の所で室堂ビジターセンター方面に折れて進むと血ノ池が見えて来ました。

血ノ池

血ノ池

血ノ池の湖畔から撮影。背景に見えるのは剣ヶ峰です。

樹林帯へ

五色池

血ノ池から少し進むと小さな五色池があります。背景は大汝峰です。

百姓池

百姓池

五色池の直ぐ隣に、これも又小さい百姓池があります。

千蛇ヶ池

千蛇ヶ池

登山道を挟んで五色池の近くに千蛇ヶ池があります。9月末においても残雪があります。白山開山の泰澄大師が、山中にはびこる三千匹の悪蛇の内、千匹を万年雪で閉じ込めたという伝説が残っています。

室堂ビジターセンターへ

室堂ビジターセンターへ

砂礫とハイマツ帯の緩斜面を下ると室堂ビジターセンターが見えてきます。室堂ビジターセンターから登山してきた道を下山して平瀬道登山口へ戻ります。

白水滝

白水滝

白水湖の大白川ダム平瀬道登山口近くの大白水谷に流れ落ちる落差72mの日本三名瀑です。 滝展望所は白水滝の景観を一望できる絶好のビューポイントです。絶えることなく流れ落ちる水の飛沫からは、ときに虹が描き出されることも・・。

白川郷

白山
白川郷
白川郷

平瀬道登山口から白川郷まで車で35 分(25.7 km)なので、登山帰りにどうぞ。

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