目次

真教寺尾根から赤岳ルート地図

  • 距離13.2km
  • 登り1,541m
  • 下り1,525m

真教寺尾根から赤岳ルートの難易度

難易度  6/10

ルートたかね荘無料駐車場(標高1,565m)⇒羽衣の池(標高1,610m)⇒
サンメドウズ清里スキー場リフト降り場(標高1,900m)⇒牛首山(標高2,280m)⇒
扇山(標高2,357m)⇒竜頭峰⇒赤岳(標高2,899m)

【核心部】
真教寺尾根上部の傾斜約70度、長さ約7~8mの岩壁の鎖場

真教寺尾根から赤岳ルートの体力

体力  5/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.41リットル、体重60kgの人:3.13リットル、体重75kgの人:3.86リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:4.491Kcal、体重60kgの人:5.839Kcal、体重75kgの人:7.187Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.641kg、体重60kgの人:0.834kg、体重75kgの人:1.026kg

コースタイム

  • 登山:たかね荘⇒赤岳 5時間50分
  • 下山:赤岳⇒たかね荘 3時間50分

山小屋

八ヶ岳の山小屋
赤岳頂上小屋
赤岳頂上山荘

登山口のアクセス

八ヶ岳登山口-アクセスと駐車場
美し森のアクセスと駐車場
美し森のアクセスと駐車場

真教寺尾根から赤岳ルート

たかね荘(美し森ファーム)

たかね荘(美し森ファーム)は、キャンプファイヤーなど団体向けに最適な施設です。テント場もあります。営業期間は4月上旬~11月上旬。チーズケーキが人気です。

たかね荘(美し森ファーム)は、キャンプファイヤーなど団体向けに最適な施設です。テント場もあります。営業期間は4月上旬~11月上旬。チーズケーキが人気ですよ!

たかね荘(美し森ファーム)無料駐車場

たかね荘(美し森ファーム)下には100台以上駐車可能な大きな無料駐車場があります。駐車場の脇から登山道に入ります。

たかね荘(美し森ファーム)下には、100台以上駐車可能な大きな無料駐車場があります。駐車場の脇から登山道に入ります。

真教寺尾根登山道入口

真教寺尾根登山道入口

たかね荘の駐車場脇から、赤岳・真教寺尾根登山道の入口があります。「衣の池」までは、よく整備された木道を登ります。この周辺の針葉樹林帯には、ツガやモミの木の生えていて、多種類のきのこを採取できます。

羽衣の池

長い木道を登ると、標高1,610Mの地点にある「羽衣の池」に出ます。池というより、湿地帯といった方が良いような所です。カラマツ林を抜け、防火帯の通り、再びカラマツ林の斜面を登れば「パノラマリフト山頂駅」です。

長い木道を登ると、標高1,610Mの地点にある「羽衣の池」に出ます。池というより、湿地帯といった方が良いような所です。カラマツ林を抜け、防火帯の通り、再びカラマツ林の斜面を登れば「パノラマリフト山頂駅」です。

サンメドウズ清里スキー場「パノラマリフト山頂駅」

標高1,900mの地点にある、サンメドウズ清里スキー場の「パノラマリフト山頂駅」。8/13~8/16の期間は、運転時間が延長され、登り・下り共にリフトが使え、日帰りが楽にできますよ!

標高1,900mの地点にある、サンメドウズ清里スキー場の「パノラマリフト山頂駅」。8/13~8/16の期間は、運転時間が延長され、登り・下り共にリフトが使え、日帰りが楽にできますよ!

真教寺尾根登山道

サンメドウズ清里スキー場の「パノラマリフト降場」の脇から、赤岳・真教寺尾根登山道が始まります。5分程で展望が効く「賽の河原」です。

サンメドウズ清里スキー場の「パノラマリフト降場」の脇から、赤岳・真教寺尾根登山道が始まります。5分程で展望が効く「賽の河原」です。

賽の河原

賽の河原です。サンメドウズ清里スキー場のパノラマリフト降場から徒歩数分の所にある赤土の平坦地です。南アルプス、富士山の展望が大変良い所です。正面は牛首山、右奥に赤岳が そびえています。

賽の河原です。サンメドウズ清里スキー場のパノラマリフト降場から徒歩数分の所にある赤土の平坦地です。南アルプス、富士山の展望が大変良い所です。正面は牛首山、右奥に赤岳が そびえています。

牛首山

牛首山。賽の河原から地獄谷の源頭部のガレ場を通り、針葉樹林帯の急斜面を登れば、三角点が置かれた「牛首山」の山頂です。頂上からの展望は余り良好ではなく、権現岳方面の眺望だけが望めます。

牛首山。賽の河原から地獄谷の源頭部のガレ場を通り、針葉樹林帯の急斜面を登れば、三角点が置かれた「牛首山」の山頂です。頂上からの展望は余り良好ではなく、権現岳方面の眺望だけが望めます。

扇山

扇山頂上です。牛首山から わずかに下り、少し登り返すと標高2316メートル地点の扇山です。平坦地となっていて展望はありません。

扇山頂上です。牛首山から わずかに下り、少し登り返すと標高2316メートル地点の扇山です。平坦地となっていて展望はありません。

セリバシオガマ

「扇山」から少し下ると、「赤岳・真教寺尾根」が見えてきます。夏になると、セリバシオガマが白い花を広範囲に咲きほこる場所です。

「扇山」から少し下ると、「赤岳・真教寺尾根」が見えてきます。夏になると、セリバシオガマが白い花を広範囲に咲きほこる場所です。

竜頭峰へ

左上方に一番高く見える「竜頭峰」に向けて、真教寺尾根が突き上げているのが見えます。その右側には「赤岳頂上小屋」が建っているのが見えています。ここから、しばらく下ります。

左上方に一番高く見える「竜頭峰」に向けて、真教寺尾根が突き上げているのが見えます。その右側には「赤岳頂上小屋」が建っているのが見えています。ここから、しばらく下ります。

天狗尾根の岩峰群「大天狗」「小天狗」

6合目の標識が立つ辺りの露地から左上方に、バリエーションルートである天狗尾根の岩峰群の「大天狗」や「小天狗」が大きく見えてきます。この辺りから登り返し、オオシラビソやコメツガなどの針葉樹林帯の中に入って行きます。

6合目の標識が立つ辺りの露地から左上方に、バリエーションルートである天狗尾根の岩峰群の「大天狗」や「小天狗」が大きく見えてきます。この辺りから登り返し、オオシラビソやコメツガなどの針葉樹林帯の中に入って行きます。

露岩帯

針葉樹林帯を抜けると露岩が出てきます。この辺りから再び展望が開けます。

針葉樹林帯を抜けると露岩が出てきます。この辺りから再び展望が開けます。

立ち枯れ帯から「金峰山」「瑞牆山」の眺望

立ち枯れ帯を越えていきます。振り返ると眼下には、高原野菜を作るビニールハウスが野辺山高原を覆い尽くすように広がり、光に反射しています。遠景に日本百名山の「金峰山」や「瑞牆山」が見えています。

立ち枯れ帯を越えていきます。振り返ると眼下には、高原野菜を作るビニールハウスが野辺山高原を覆い尽くすように広がり、光に反射しています。遠景に日本百名山の「金峰山」や「瑞牆山」が見えています。

核心部へ

ダケカンバの林を抜けると、赤岳・真教寺尾根の核心部です。

ダケカンバの林を抜けると、赤岳・真教寺尾根の核心部です。

核心部の岩壁へ

ダケカンバの林を抜けると、森林限界を越えて展望が開けてきます。左上に登ると、核心部の岩壁が現れます。

鎖場

露岩に付けられた初めての鎖場ですが、鎖を必要としません。涸れ滝の岩場を超えると、真教寺尾根の核心部である岩壁が現れます。

危険個所

この岩壁が八ヶ岳の登山道(一般道)の中でも最大の難所でしょう。5m程のほぼ垂直の岩壁を登り、中段で左側に6mほどトラバース。その後10mほどの露岩を登って行きます。

一枚岩の鎖場

V 字状に狭まった下段の鎖場の斜度は70度位あり、それぞれが大きな一枚岩でステップが少ないため登りにくい。ここは、どうしても鎖を頼りに登るしかありません。

中段テラスから

岩壁の中段テラスから、下段の鎖場を登ります。

岩壁の取付きから真下を見下ろす

岩壁の取付きに立ち、真下を見下ろし撮影。傾斜はきつくないので、岩壁に取付きます。さほど高度感は感じません。

岩壁の取付きに立ち、真下を見下ろし撮影。傾斜はきつくないので、岩壁に取付きます。さほど高度感は感じません。

中段テラスをトラバース

中段テラスをトラバース気味に5~6m左方向に向かいます。

真教寺尾根最大の難所終了

中段テラスのトラバースを終え直登。鎖つかまって、そのまま直登しても良いですが、右側のハイマツ帯に沿って登る事も出来ます。この岩壁を登れば、真教寺尾根最大の難所は終了ですよ!

休憩ポイント

核心部を過ぎると、少し休憩できるポイントがあります。その後は、再び鎖場の連続となり、次に一息つける場所までは約120m の鎖場が連続します。ここから山頂までの鎖場の難易度は、さほどでは高くありません。

鎖場

続いて、斜度約45度・長さ30mの鎖場です。余裕でピース!

稜線上の岩場

近くで撮影。ハイマツ帯に覆われた稜線上の岩場です。長い鎖場ですが、必ずしも鎖に つかまる必要は有りません。

鎖場では落石注意

鎖場を登りきった所から見下ろしました。多少の浮石があるので、登山者が多い時は、落石に注意が必要です。

鎖場を登りきった所から見下ろしました。多少の浮石があるので、登山者が多い時は、落石に注意が必要です。

稜線上の岩場

30mの長い鎖場を登り一息付くと、再び鎖場です。スタンスの豊富な稜線上の岩場です。一旦、右上に登り、次に、左上に登って行きます。

痩せ尾根の稜線へ

前写真位置の上部から左斜め上方へトラバース気味に登る所です。ここも鎖場となっていますが、谷側の傾斜は、さほど強くないので高度感は余り有りません。この岩場を登ると、痩せ尾根の稜線に飛び出します。

痩せ尾根

痩せ尾根を通過します。短い区間ですが、右側の傾斜がきつく、切れ落ちた様になっているので這うように慎重に通過します。

平坦な稜線へ

この鎖場を登り切ると、短い平坦な稜線に上がります。核心部はここまで!

この鎖場を登り切ると、短い平坦な稜線に上がります。核心部は、ここまで!

修験道の石柱

一旦、短い平坦な稜線を通過します。右手には、修験道の痕跡を残す石柱が祀られています。

一旦、短い平坦な稜線を通過します。右手には、修験道の痕跡を残す石柱が祀られています。

平坦な稜線を通過

短い平坦な稜線を通過すると、この先も鎖場が続きますが、これまでより難易度が下がります。

真教寺尾根分岐へ

真教寺尾根分岐を望遠で撮影。分岐を示す指導標が稜線の平坦な場所に立っているのが見えています。この分岐は、権現岳方面と文三郎尾根ルートの分岐点となっています。

真教寺尾根分岐を望遠で撮影。分岐を示す指導標が稜線の平坦な場所に立っているのが見えています。この分岐は、権現岳方面と文三郎尾根ルートの分岐点となっています。

「真教寺尾根」と左が「県界尾根」

前写真の位置から振り返り、二つの長大な尾根を写す。大門沢を挟んで、右が「真教寺尾根」、左が「県界尾根」。真教寺尾根の右手は「赤岳沢」です。

前写真の位置から振り返り、二つの長大な尾根を写す。大門沢を挟んで、右が「真教寺尾根」、左が「県界尾根」。真教寺尾根の右手は「赤岳沢」です。

岩場の急登

短い平坦な稜線歩いた後、鎖が設置された岩場の急登が始まります。スタンスが豊富で傾斜が緩い斜面なので、あまり緊張はしません。

真教寺尾根分岐まであと少し

この鎖場を登り切ると「真教寺尾根分岐」に着きます。写真上部も鎖場が続きます。

稜線まで、あと少し!

前写真の鎖場の上部です。鎖を使う必要が無い程の岩場です。真教寺尾根分岐のある稜線まであと少しです。

前写真の鎖場の上部です。鎖を使う必要が無い程の岩場です。真教寺尾根分岐のある稜線まであと少しです。

天狗尾根の岩峰群と権現岳

前写真の鎖場を登り切った所から左手方向の天狗尾根(バリエーションルート)の「岩峰群」(大天狗・小天狗・カニばさみ)です。遠望は、キレットを挟んで「権現岳]が、そびえています。

前写真の鎖場を登り切った所から左手方向の天狗尾根(バリエーションルート)の「岩峰群」(大天狗・小天狗・カニばさみ)をです。遠望は、キレットを挟んで「権現岳]が、そびえています。

稜線部を見下ろす

鎖場を登りきり、真教寺尾根の短い平坦な稜線部を見下ろす。

鎖場を登りきり、真教寺尾根の短い平坦な稜線部を見下ろす。

真教寺尾根と県界尾根が見える

更に登った所から、真教寺尾根の短い平坦な稜線部を見下ろす。その先に真教寺尾根と県界尾根が見えます。

更に登った所から、真教寺尾根の短い平坦な稜線部を見下ろす。その先に真教寺尾根と県界尾根が見えます。

真教寺尾根分岐から天狗尾根と権現岳

真教寺尾根分岐の直前から天狗尾根を撮影。登山道が稜線に沿ってありますが、キレット縦走路に入る為のものです。その先には権現岳、さらにその彼方には南アルプスの中央に日本第二の標高を誇る北岳が見えています。

真教寺尾根分岐の直前から天狗尾根を撮影。登山道が稜線に沿ってありますが、キレット縦走路に入る為のものです。その先には権現岳、さらにその彼方には南アルプスの中央に日本第二の標高を誇る北岳が見えています。

真教寺尾根分岐の指導標 赤岳山頂まで15分

真教寺尾根分岐にある指導標と真教寺尾根10合目を示す標柱が立っています。南アルプスの左手側には、富士山が良く見えます。ここから赤岳山頂まで15分です。

真教寺尾根分岐にある指導標と真教寺尾根10合目を示す標柱が立っています。南アルプスの左手側には、富士山が良く見えます。ここから赤岳山頂まで15分です。

真教寺尾根分岐から天狗尾根を見下ろす

真教寺尾根分岐から天狗尾根を見下ろす。尾根の途中にある「大天狗」の直前を右に行くと「権現岳」に向かうキレット縦走路に入れます。大天狗の基部にも、薄らと踏み跡が付いているのが見えます。

真教寺尾根分岐から天狗尾根を見下ろす。尾根の途中にある「大天狗」の直前を右に行くと「権現岳」に向かうキレット縦走路に入れます。大天狗の基部にも、薄らと踏み跡が付いているのが見えます。

真教寺尾根分岐上の梯子

真教寺尾根と天狗尾根(キレット縦走路)との分岐から、はしごで登ります。

真教寺尾根分岐の上は、梯子で登ります。

梯子を見上げる

梯子を下から見た所ですが、写真の様な高度感は全くありません。

梯子を見上げる。写真の様な高度感は全くありません。

竜頭峰へ

一旦、真直ぐに登り、左にカーブして登ります。その上部は急傾斜で鎖場。右上のピークが「竜頭峰」です。

一旦、真直ぐに登り、左にカーブして登ります。その上部は急傾斜で鎖場。右上のピークが「竜頭峰」です。

鎖場を登ると稜線に飛び出す

上部は鎖場となっていますが、傾斜は強くありません。この鎖場を登ると稜線に上がり、正面に「赤岳山頂」と右手に「竜頭峰」が見えてきます。

上部は鎖場となっていますが、傾斜は強くありません。この鎖場を登ると稜線に上がり、正面に「赤岳山頂」と右手に「竜頭峰」が見えてきます。

竜頭峰の稜線へ

ここを登ると「竜頭峰」の稜線に出ます。

ここを登ると「竜頭峰」の稜線に出ます。

稜線から竜頭峰を望む

稜線から竜頭峰を望む鎖場。 赤岳へのルートは、竜頭峰の山腹を巻くようになっており、竜頭峰の山頂に立つ事も出来ます。

稜線から竜頭峰を望む鎖場。 赤岳へのルートは、竜頭峰の山腹を巻くようになっており、竜頭峰の山頂に立つ事も出来ます。

竜頭峰頂上の石碑

竜頭峰頂上には、石碑が建っています。又、立派な銅像の様なものが立っていたようですが、靴だけになっています。

竜頭峰頂上には、石碑が建っています。又、立派な銅像の様なものが立っていたようですが、靴だけになっています。

竜頭峰から赤岳頂上を望む

竜頭峰の稜線から赤岳頂上を写しました。竜頭峰の左側の山腹を巻き、少し降りた所で文三郎道からのルートと合流します。

竜頭峰の稜線から赤岳頂上を写しました。竜頭峰の左側の山腹を巻き、少し降りた所で文三郎道からのルートと合流します。

赤岳山頂部

前の写真位置より望遠で山頂部を撮影。赤岳上部のはしごを登っている登山者が写っています。

前の写真位置より望遠で山頂部を撮影。赤岳上部のはしごを登っている登山者が写っています。

竜頭峰から下り、文三郎尾根分岐へ

竜頭峰の左側を巻くように下ります。最低鞍部(コル)が、文三郎尾根ルートが合流する所です。

竜頭峰の左側を巻くように下ります。最低鞍部(コル)が、文三郎尾根ルートが合流する所です。

文三郎道分岐

文三郎道分岐。右は今来た「竜頭峰」「キレット」「権現岳」方面です。左手方向に行くと「赤岳山頂」です。

文三郎道分岐。右は今来た「竜頭峰」「キレット」「権現岳」方面です。左手方向に行くと「赤岳山頂」です。

赤岳山頂への登り

赤岳山頂への最終の登りです。2箇所に、はしごが架けられています。

赤岳山頂への最終の登りです。2箇所に、はしごが架けられています。

斜度約45度の はしご

No.9写真の、はしごを近くから写す。斜度約45度できつくありませんので高度感は全くありません。

No.9の写真の はしごを近くから写す。斜度約45度できつくありませんので高度感は全くありません。

赤岳山頂より竜頭峰を望む

赤岳山頂より竜頭峰を望む。右端に映っているのは「権現岳」と、遠望は「南アルプス」。写真には写っていませんが、南アルプスの左手には富士山も見えています。

赤岳山頂より竜頭峰を望む。右端に映っているのは「権現岳」と、遠望は「南アルプス」。写真には写っていませんが、南アルプスの左手には富士山も見えています。

指導標

赤岳頂上にある指導標。

赤岳頂上にある指導標。

北峰登頂

北峰登頂。赤岳の最高地点は南峰にあり、頂上には標柱が立ち、赤嶽神社が祀られています。八ケ岳の主峰からは、何も さえぎる物はなく「富士山」「北アルプス」「御嶽山」「頸城山塊」「浅間山」「奥秩父」などの雄大なパノラマが展開します。

北峰登頂。赤岳の最高地点は南峰にあり、頂上には標柱が立ち、赤嶽神社が祀られています。八ケ岳の主峰からは、何も さえぎる物はなく「富士山」「北アルプス」「御嶽山」「頸城山塊」「浅間山」「奥秩父」などの雄大なパノラマが展開します。

登山ルート概要

赤岳の真教寺尾根は大門沢を挟んで赤岳山頂から県界尾根と平行に東に延びる長大な尾根です。
このコースには水場や山小屋が無い上、標高差が1,300mほどあり、しかも鎖場が連続します。

格段に困難とまでは言えませんが、登山初心者には不向きです。一方で、真教寺尾根ルート上部は赤岳頂上までの約1時間ほどの区間が森林限界を越えた岩登りとなり緊張感がある反面、展望は素晴らしく八ヶ岳屈指のお勧めコースと言えます。

登山口は、八ヶ岳美し森ロッジ 旧たかね荘(美し森ファーム)の100台ほど停められる登山者用無料駐車に駐車して出発するか、サンメドウズ清里スキー場のリフトを使うことで約1時間のコースタイムを短縮することも可能です。ただし、曜日や期間などにより運行時間が異なります。日帰りをする場合には事前に運行時間の確認を行ってください。

八ヶ岳美し森ロッジ駐車場脇から赤岳真教寺尾根ルートが始まります。よく整備された遊歩道が標高1,610m地点にある「衣の池」まで続きます。
「衣の池」からは登山道となり、標高1,900mにあるサンメドウズ清里スキー場のリフト降り場に至ります。
そこから数分で南アルプスや富士山の展望が大変素晴らしい平坦地の「賽の河原」に出ます。

牛首山を通過し、扇山を一旦下ったところで赤岳・真教寺尾根が目前に姿を現します。 登り返してしばらくの区間は森林限界の下で、オオシラビソやコメツガの針葉樹林の中を登り、立ち枯れ帯を抜け、ダケカンバの林になるところ辺りから傾斜は一気に増していきます。 同時に展望が開け、左側に見える天狗尾根(バリエーションルート)の象徴的大岩である大天狗・小天狗がまじかに見えてきます。

最初の鎖場を越え、次に現れるのが真教寺尾根最大の難所の岩場です。 ここは八ヶ岳の登山道の中で最も難易度が高いところで、足場も乏しく、傾斜が70度近いため緊張を強いられます。
この難所を越えても鎖場が連続して現れます。この後、岩場に架かる鎖は総延長約250メートルにも及びます。

稜線に出る直前の右側が切れ落ちた痩せ尾根を通過するところなどは緊張するところです。その後も鎖場が連続し、平坦で休憩ポイントとなる真教寺尾根分岐(八ヶ岳キレットからの縦走路)まで緊張が抜けません。

真教寺尾根分岐から竜頭峰を経由し、少し下った所で文三郎道からのルートを合わせます。ここから赤岳山頂までは簡単な鎖場と二箇所の梯子場があるものの、それまでと比べると格段に難易度が落ちます。

赤岳山頂に立と360度の展望があり、南アルプス、富士山、北アルプスなどの大パノラマが欲しいままです。

下山時に清里に戻る場合には県界尾根ルートを使うとまた別の楽しみが待っています。

赤岳の他の登山ルート

赤岳
赤岳展望荘と県界尾根間のトラバース道
 赤岳展望荘と県界尾根間のトラバース道
赤岳
県界尾根から赤岳
県界尾根から赤岳
赤岳
地蔵尾根から赤岳
地蔵尾根から赤岳 
赤岳
文三郎尾根登山道-赤岳
文三郎尾根登山道で赤岳 
赤岳
柳川北沢-赤岳ルート
柳川北沢ルート-赤岳
赤岳
柳川南沢-赤岳ルート
柳川南沢ルート-赤岳 
赤岳
赤岳キレット縦走
赤岳キレット縦走

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