毛無山とは

毛無山は、山梨県南巨摩郡身延町と静岡県富士宮市の県境に位置する標高1,964mの山で、二百名山です。毛無山登山道は概ね急登が連続します。 樹林帯の中を登るため高度感は無く、各所にロープの架けられた岩場の登りがあります。登山初心者の岩登り体験には丁度いいくらいです。

毛無山のアクセスポイント

毛無山ハイキングコース入口バス停 

朝霧グリーンパーク入口 富士急行バス

目次

毛無山のルート地図

  • 距離6.8 km
  • 登り1,117m
  • 下り1,117 m

コースタイム

地蔵峠周回:5時間45分

毛無山ルート難易度

難易度  2/10

ルート毛無山登山口ゲート(標高843m)⇒毛無山( 標高1,946m)⇒地蔵峠( 標高1,515m)⇒登山口

毛無山ルート体力

体力  2/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.42リットル、体重60kgの人:1.86リットル、体重75kgの人:2.30リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.673Kcal、体重60kgの人:3.475Kcal、体重75kgの人:4.270Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.381kg、体重60kgの人:0.496kg、体重75kgの人:0.611kg

登山ルート概要

国道139号線沿いの朝霧グリーンパーク入口には毛無山登山口と書かれた大きな看板があり、それを目安に登山口を目指します。 車道を進むと右手に毛無山登山者用臨時駐車場の看板が目に入ります。

麓山の家を過ぎるとゲートがあり、その左手には約40台の有料駐車場(1日1000円)があります。  毛無山登山道道入口のゲートには鎖が架かっていますが、それを外してさらに中に車を進められます。 神社の境内には7台ほど駐車できます。

ゲートから林道を15分ほど歩きます。 水の流れていない沢を渡ると毛無山登山道と地蔵峠の分岐です。

杉林を抜けると広葉樹林帯の登りになり、次第に斜度が増してきます。 「はさみ石」と名付けられたロープが架けられた岩場を登ります。 さらにその上には二箇所にロープが架けられた岩場が出てきます。

分岐から25分ほど登った所が不動の滝見晴台で、遠くには毛無山の山肌を流れ落ちる不動の滝が望めます。
さらに登るとロープが設置された岩場が三ヵ所連続して出てきます。

毛無山四合目の指導標を過ぎると平坦な休憩最適地があり、そこはレスキューポイントになっていて、ヘリコプター救出可能場所です。
病気や怪我で動けなくなった場合には携帯電話から119番に通報してください。

毛無山五合目を過ぎるとなだらかな登りが数分続いた後、岩場を登ると富士山展望台です。 その後急登が稜線まで続きます。稜線に上がり右方向に15分ほど進めば毛無山です。
毛無山山頂は広い平坦地で南東側のみ眺望があり、富士山の絶景を楽しむことができます。

地蔵峠経由して登山口に下山するルートは大小さまざまな沢を、延べ八回渡り返しますから 悪天候時には増水して渡れなくなります。
土石流も発生する渓谷のため天候には十分注意して入山してください。

毛無山登山ルート

車道から毛無山を望む

車道から毛無山を望む。

車道から毛無山を望む。

毛無山登山者用臨時駐車場

毛無山登山者用臨時駐車場

毛無山登山者用臨時駐車場。

ゲート前有料駐車場

ゲート前有料駐車場

ゲート前にある有料駐車場 1日1000円。

毛無山登山道入口

毛無山登山道入口

毛無山登山道入り口。鎖が架かっていますが外してさらに中に入れます。

神社の境内

神社の境内

神社の境内に7台ほど駐車できます。

林道を歩く

林道を歩く

ゲートから林道を15分ほど歩きます。

涸れ沢を渡る

涸れ沢を渡る

沢を渡ります。水は流れていません。

毛無山分岐

毛無山分岐

右は毛無山登山道、左は地蔵峠です。

杉林

杉林

杉林を登ります。

広葉樹林帯

広葉樹林帯

杉林を抜けると広葉樹林帯の登りになります。

はさみ石

はさみ石

はさみ石と名付けられた岩場を登ります。ロープが架けられいます。

ロープ場

ロープ場

さらに登るとここにもロープが架けられています。

さらにロープ

さらにロープ

さらにロープが架けれれています。

トラバース

トラバース

トラバースしますが谷側はさほどきつい斜面ではありません。

不動の滝

不動の滝

分岐から25分ほどの所で不動の滝が望めます。

岩場にはロープ

岩場にはロープ

さらに登ると岩場にはロープが設置されています。

ロープが設置された岩場が続く

ロープが設置された岩場が続く

さらにその上にもロープが設置された岩場です。

さらにロープ

さらにロープ

ここにもロープが設置されています。

なだらかな登り 

なだらかな登り

なだらかな登りです。 

毛無山四合目

毛無山四合目

毛無山四合目の指導標。

レスキューポイント、ヘリコプター救出可能場所

レスキューポイント、ヘリコプター救出可能場所

レスキューポイント、ヘリコプター救出可能場所です。病気や怪我で動けなくなった場合には119番に通報してください。

毛無山五合目

毛無山五合目

毛無山五合目。

尾根を登る

尾根を登る

尾根を登ります。

なだらかな登りが続く

なだらかな登りが続く

なだらかな登りが数分続きます。

岩を登る

岩を登る

この岩を登ります。

ロープの架けられた岩場

ロープの架けられた岩場

さらにロープの架けられた岩場を登ります。

富士山展望台から望む富士山

富士山展望台から望む富士山

富士山展望台から望む富士山の絶景。

毛無山分岐

毛無山分岐

稜線に上がりました。左方向は地蔵峠、右方向は毛無山です。

北アルプス展望台

北アルプス展望台

北アルプス展望台。岩の上に登れば北アルプスが一望できます。

毛無山山頂へ

毛無山山頂へ

なだらかな稜線を毛無山山頂に向け歩を進めます。

毛無山山頂

毛無山山頂

毛無山山頂。

毛無山からの富士山の眺望

毛無山山頂からの富士山の眺望

毛無山山頂からの富士山の眺望。

地蔵峠へ

地蔵峠へ

地蔵峠経由で下山します。

丸山までは平坦な稜線

丸山までは平坦な稜線

富士山側は木々の間から展望があります。丸山までは平坦な稜線を歩きです。

丸山で左方向に折れる

丸山で左方向に折れる

丸山で左方向に約80度進路を変え下っていきます。

富士山の眺望が所々である

富士山の眺望が所々である

富士山の眺望が所々であります。

地蔵峠の指導標

地蔵峠の指導標

地蔵峠の指導標がありますが、厳密にはここから10分の所が地蔵峠です。

稜線を下りる

稜線を下りる

稜線を下ります。

地蔵峠

地蔵峠

地蔵峠。

地蔵峠から下部方面は廃道

地蔵峠から下部方面は廃道

地蔵峠。下部方面は廃道になっています。

急斜面を降りる

急斜面を降りる

地蔵峠から急傾斜の斜面を下ります。

登山道はザレている

登山道はザレている

登山道はザレているのでスリップ注意です。

ガレ場

ガレ場

ガレた登山道ですから慎重に下ります。

3mほどの崖にロープ

3mほどの崖にロープ

3mほどの崖をロープで下ります。

ロープの崖を下から撮影

ロープの崖を下から撮影

ロープの崖を下から撮影。ステップがあり、高度感は無いので難しくありません。

川を渡る

川を渡る

川を渡って、反対側の砂の斜面を登ります。

川を渡った砂の斜面

川を渡った砂の斜面

川を渡った砂の斜面にロープ。

少し登る

少し登る

少し登ります。

金鉱石を焼いた窯跡

金鉱石を焼いた窯跡

金鉱石を焼いた窯跡です。

川に沿って下る

川に沿って下る

川に沿って下ります。

小川を渡る

小川を渡る

小さな川を渡ります。

やや水量の多い所を渡る

やや水量の多い所を渡る

やや水量の多い所を渡ります。

川に沿って下る

川に沿って下る

川に沿って下ります。

小川を渡る

小川を渡る

川を渡ります。

再び対岸へ

再び対岸へ

再び対岸に渡ります。

さらに小川を渡る

さらに小川を渡る

さらに小川を渡ります。

岩場のトラバース

岩場のトラバース

岩場のトラバース。特に難しくありません。

さらに下る

さらに下る

さらに下ります。

そしてさらに下る

そしてさらに下る

そしてさらに下ります。

比丘尼の滝

比丘尼の滝

比丘尼(びくに)の滝。

また小川を渡る

また小川を渡る

また川を渡ります。

再び小川を渡る

再び小川を渡る

再び小川を渡ります。

分岐に到着

分岐に到着

分岐に到着です。左方面が毛無山です。

毛無山を振り返る

毛無山を振り返る

毛無山を振り返る。パラグライダーが優雅に飛行しています。

毛無山の日帰り登山は出来る?

 毛無山登山ルートは地蔵峠周回でコースタイムが5時間45分なので日帰り登山は十分可能です。

毛無山の登山口近くの温泉

富士眺望の湯 ゆらり

富士眺望の湯 ゆらり

富士山を見ながらの露天風呂は格別。湯舟の種類は全16種類。富士山の麓、地下1000mから湧き出る天然温泉です。

利用料
■ 10:00~19:00平日 1,400円  土日祝 1,700円
■ 19:00~平日 1,200円  土日祝 1,500円
(貸バスタオル・フェイスタオル付)

営業時間 休館日
年中無休
平日 10:00~21:00(最終入館20:00)
土日祝 10:00~22:00(最終入館21:00)

秀峰閣湖月

秀峰閣 湖月

正面に河口湖、その先に富士を望む絶景の温泉です。全ての部屋から河口湖を望み、その先に富士山が聳えます。露天風呂付客室もあります。

会席風に仕上げた料理は、旬の素材を取り入れ、年間8回の料理変更を行っています。

河口湖温泉旅館うぶや

河口湖温泉旅館うぶや

温泉から、お部屋から、ラウンジから、
館内どこからでも富士山を眺めて過ごせます。

泉質はカルシウム・ナトリウム・塩化物・硫酸塩温泉(弱アルカリ性低張性高温泉)。

毛無山の天気の特徴

毛無山からの富士山
毛無山からの富士山

毛無山は晴天の確率は比較的高い

毛無山のある富士山周辺の山域は、日本海側特有の冬型気候の影響を受けにくいため積雪量はさほど多くありません。富士山に雪が積もるのが1月に入ってという年もありました。

6月から7月の梅雨明けまでは晴天率は低いですが、梅雨開けと共に晴天がしばらく続きます。また、秋や春も比較的晴天に恵まれます。しかし、11月中旬で初冠雪を見る年もあり、雨天だけではなく、強風などにも天候には十分な注意が必要です。

山の天気予報は難しい
山の天気予報は難しい

お薦めの天気予報

テレビで流れる天気予報やネットで得られる無料の天気予報は、一般的に平地を対象としたものです。 そのため、晴れの天気予報が出ていても、山ではガスってしまうことはよくあることです。 

そこで、おすすめなのがtenki.jpの有料バージョン(+more)です。これは、月間100円と安いですが、高層天気の予報のため精度が高いです。また、山の天気予報(月額300円)を併用すると更に精度が高まります。

各種情報

富士山登山ツアー

観光協会・観光案内所

登山届提出

静岡県静岡県警察 しずおか電子申請サービスを利用して、登山計画書を提出することができます。
お問い合わせ
静岡県警察本部地域部地域課
静岡県静岡市葵区追手町9番6号
電話番号:054-271-0110
山梨県山梨県警察
お問い合わせ:山梨県警察本部地域課
住所:〒400-8586 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(221)0110(代表)
郵送、電子メール、ファックスなので提出可能です。

登山地図のスマホアプリ

  • 山と高原地図のスマホアプリ
    昭文社から販売されています。山と高原地図ホーダイ - 登山地図ナビアプリ 定額(500円/月 or 4800円/年)で61エリアの「山と高原地図」が使い放題。山と高原地図[地図単品購入版]地図1エリア 650円。

毛無山山頂周辺の気温

最高気温平均気温最低気温
1月-0.8-6.7-12.3
2月0.0-5.9-11.3
3月3.6-2.5-7.8
4月9.83.2-2.8
5月13.87.82.4
6月16.511.37.1
7月20.415.211.4
8月21.516.012.0
9月17.212.38.5
10月11.76.31.8
11月7.21.0-4.4
12月2.3-4.1-9.5

毛無山へ登るための装備と服装

軽アイゼン12本歯アイゼンピッケルサングラスツェルト
1月××
2月××
3月××
4月××××
5月××××
6月×××
7月××××
8月××××
9月××××
10月×××××
11月××××
12月×××
必須:◎ あった方が良い:○ あったら良い:△ 必要ない:× 

服装や装備品のチェックリスト

登山地図必須 登山地図を忘れると道迷いの原因に!毛無山のルートは多くの箇所に分岐があります。 低山と言え、登山地図を持って行かないのは命取りになることも。
レインウェア必須 山の天候は急変します。天気予報で晴が出ていても
レインウェアは必須です。また、防寒着としても使えます。
セパレートタイプの通気性と防水性を兼ね備えたゴアテックスがベストです。
帽子必須 主に樹林帯を歩くルートですが、毛無山山頂周辺では直射日光が強烈に降り注ぐ場所もあります。日よけ用のつばが広く軽いものをお奨めします。寒さが厳しいときは、耳を覆うニット製をお奨めします。
日焼け止め必須 毛無山は標高1,946mのため、森林限界の下にあります。紫外線はあまり強くないとはいえ、春や夏には必帯です。
飲料水必須 地蔵峠周回ルートでは地蔵峠近くに2ヶ所水場があります。その場合、約1L持っていけば十分です。天気の良い日は少し多めに持って行きましょう。
ヘッドランプ必須 アクシデントにより暗くなってからの行動を余儀なくされた場合必要です。
行動食あったら良い コースタイムが短いのでお好みで持っていくと良いでしょう。
パックカバー必須 ザックが濡れないようにするためのザックカバーは雨に日には絶対必要です。ザックカバーも雨衣と同様に防水性が衰えてきます。時折、防水スプレーをするなどのメンテナンスが必要です。
救急薬品必須 切り傷、擦り傷にカットバン、絆創膏を持っていくと良いでしょう。虫刺され薬品も。
ティッシュペーパー必須 止血用などの万が一の時のために必帯です。
防寒着必須 薄手のフリース,セーター、軽いダウンジャケット。
毛無山山頂では、7~8月の最低気温が11度くらいです。
季節により軽くて保温性の高いものを選びます。ゴアテックスのレインウェアを
その上に着ると更に保温性が高まります。
手袋あったら良い 革製の手袋がベストですが、軍手でもOKです。
耳栓不要 日帰りハイキングです。
カメラあったら良い 富士山の大パノラマや山旅の思い出にぜひどうぞ。ウエストポーチに収納出来る大きさであることが望ましいです。
ビニール袋あったら良い ごみ入れとして、使用前の下着入れ、使用後の下着入れとして2~4個あると便利です。
保険証(コピー)あったら良い 事故や遭難時に必要です。
サブザック不要 日帰りハイキングです。
シュラフカバー不要 日帰りハイキングです。

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