常念岳とは

常念岳は常念山脈の主峰で標高2,857mあり、山域は長野県安曇市と松本市にまたがった巨大なピラミッドのような山容です。

日本百名山のひとつにも数えられ、その魅力はなんといっても槍ヶ岳・穂高連峰の眺望が素晴らしいことに尽きます。

常念岳の登山口は、北アルプス東麓の安曇野からアクセスする一ノ沢と三股の二つが一般的です。

また、上高地からは横尾山荘脇を登山口とすることもできます。

また、中房温泉から登り、燕岳を経由し常念山脈を南下するルートも考えられます。

常念山脈は槍ヶ岳、穂高連峰の東側に並走して南北に伸びているため、稜線上では常にその展望を楽しむことができます。

鎖場や梯子場などの難所はなく、登山初心者にとって北アルプスの入門登山コースとして最適です。

常念岳の地図

安曇野市からの常念岳の雪形【常念坊】

前常念岳の東壁に出来る雪形【常念坊】
前常念岳の東壁に出来る雪形【常念坊】

春の彼岸をすぎる頃、安曇野から望む前常念岳の東壁に、黒染めの衣を着た念仏僧が左を向き鉢を持った姿として現れます。この雪形を「常念坊」と言い、4月中旬になるとその姿はくっきりとなってきます。

雪形の名前の由来は、江戸時代山麓の堀金村にあった正福院・本覚時の僧「常念坊」が常念岳を開山したことに因みます。
望見期間は4月上旬から中旬で、この雪形が出ると安曇野で田植えが始まります。

撮影:4月16日、安曇野市堀金烏川・国営アルプス安曇野公園堀金・穂高地区入口付近。

名前の由来

古くは「まゆみ嶽」や「乗鞍嶽」と称されていました。常念の名前が文献に初めて登場するのが、江戸時代享保9年(西暦1724年)の「信府統記」に「常念ヶ嶽」との記述があります。

それ以降は常念の名前が定着するようになったようです。なぜ、「常念ヶ嶽」となったのかは、前述の「常念坊」の名前から取ったとする説があります。

常念岳の山小屋

北アルプス山小屋
常念小屋
常念小屋

常念岳のアクセス

北アルプス登山口-アクセスと駐車場
一ノ沢(ヒエ平)登山口のアクセスと駐車場
一ノ沢(ヒエ平)登山口のアクセスと駐車場
北アルプス登山口-アクセスと駐車場
三股登山口のアクセスと駐車場
三股登山口のアクセスと駐車場
北アルプス登山口-アクセスと駐車場
上高地のアクセスと駐車場
上高地のアクセスと駐車場

穂高岳から見た常念岳

穂高岳の吊尾根からの常念岳
穂高岳の吊尾根からの常念岳

涸沢カールを取り巻く様にそそり立つ屏風ノ頭の先に常念岳が聳えています。

常念岳の登山コース概要

① 一ノ沢ルート

一ノ沢の雪渓に出来たスノーブリッジが崩壊
一ノ沢の雪渓に出来たスノーブリッジが崩壊

常念岳の登山では、一ノ沢(ヒエ平)を登山口とする登山者が多く、標高差は約1,500mありますが日帰りも可能ことが理由でしょうか?

注意が必要なのは7月上旬まで残る一ノ沢のスノーブリッジです。 大雨時にはスノーブリッジの下を濁流が流れ、徐々にスノーブリッジを壊し薄くするため落ちると大変危険です。

何度も一ノ沢を渡り返すため、増水時は通行できない事がありますが、雨がやめば1~3時間ほどで一気に水位は下がり通行可能となります。

胸突き八丁から一気に高度を上げ、トラバースとなる所からは谷側が深く落ち込んでいるため滑落には注意してください。

安曇野から見る常念岳は常念山脈の中にあってもひときわ際立った存在です。 常念岳一ノ沢登山ルートの登山口であるヒエ平には、公共交通機関はなく、マイカーか穂高駅からタクシーとなります。長野県側からのアプローチになり長野自動車道「豊科IC」を降りて烏川橋を渡り、穂高カントリークラブを右に見送り一ノ沢林道に入ります。

駐車場は林道終点のヒエ平から約1200m下にあり30台ほどが駐車可能です。駐車場から上流側に2箇所の駐車スペースがありますが、 最大でも10台が限度でしょう。ヒエ平登山口にはトイレ、水場と登山相談所があり登山届ができるようになっています。

ヒエ平からは一ノ沢に沿って登山道がつけられ何度も沢を渡り返します。 烏帽子沢を越えたあたりから常念岳が大きく姿を現してきます。

笠原につくと7月上旬まで一ノ沢は雪渓で覆われています。 大雨が降るとスノーブリッジの下は濁流が流れ落ち大変危険で、何度も沢を渡り返すため増水時は通行できない場合があります。

胸突き八丁からジグザグに一気に高度を上げていき、トラバース区間の約200mは谷川が深く切れ落ちているため滑落に注意してください。

雪渓を横切り対岸に着くと最終水場と書かれた看板を目にします。 最終水場で水を補給し樹林帯の中に入ると直ぐに土砂崩落箇所があり、大雨で地盤がゆるむと土砂が崩落し、こぶし大の石が宙を舞って落ちてきます。

常念小屋の方に尋ねるとこの箇所は頻繁に崩落しているとのことで十分注意してください。 その後ジグザグの樹林帯を登り上げれば常念山脈の主稜(常念乗越)に飛び出し、常念小屋の先には穂高連峰から連なる槍ヶ岳の勇姿が飛び込んできます。

常念乗越は風の通り道になっていて、強い季節風の影響で積もった雪は吹き飛ばされ、雪の中から顔を出した木々は強風で枝が曲り、ハイマツの様に地面を這う植物のみが生育しています。

常念小屋からは完全に展望が開け、ゴロゴロした岩の登山道をジグザグに登り、山頂直下で三股分岐を左に見送ると常念岳山頂です。

常念岳山頂には岡宮神社により祠が建てられ大山祇神「おおやまづみのかみ」と健御名方神「たてみなかたのかみ」が祭られているとのことです。

山頂からの展望は360度あり、常念山脈の南に位置する蝶ヶ岳から北側の燕岳まで望めます。 なんといっても常念山脈と梓川の渓谷を隔てて並走する穂高岳から大キレットを挟んで槍ヶ岳に連なる北アルプス主稜線の眺めは格別です。

コースタイム

  • 登山:一ノ沢(ヒエ平)→常念岳 5時間00分
  • 下山:常念岳→一ノ沢(ヒエ平) 3時間30分

一ノ沢ルートの難易度

難易度  2/10

体力  4/10 日帰り

三股ルート

草紅葉の先に常念岳の山頂部
草紅葉の先に常念岳の山頂部

蝶ヶ岳の登山口にもなっている三股からのルートは、標高約2,500m地点で樹林帯を抜け、花崗岩のゴロゴロした大岩の中を前常念岳まで登ります。

前常念岳の少し下には地元登山仲間の常念岳研究会の手により作られた避難小屋の石室があります。

前常念岳から常念岳へは展望の効いた大変良い稜線です。

昭文社の地図のコースタイムは、三股登山口から常念岳山頂まで7時間とあります。しかし、実際に登って見ると4時間30分(休憩時間は除く)ほどで到着しました。

昭文社の地図はかなり甘く書かれているようです。

三股登山口には登山届の置いてある簡単な小屋があり、トイレ、水場が完備しています。 三股登山口を入ると直ぐに、蝶ヶ岳への分岐があります。常念岳へは右手方向に向かいます。

針葉樹林帯の急坂が2時間強続いて、休憩のスポットにもなっている平坦地へ飛び出します。ここまで昭文社の地図では3時間30分と書いてありますが、かなり甘い数字と認識して良いと思います。

ここから比較的緩やかな上り坂が20分ほど続きます。樹木の間から前常念岳が覗く辺りから、一気に傾斜が増してきます。樹林帯を抜けた所に梯子があり、梯子を登ると一気に展望が開けます。
左手方向には、蝶ヶ岳から常念岳に連なる稜線が紅葉で赤く染まっている姿は大変美しいものです。
そして、花崗岩の大きな岩の中を急坂が、前常念岳まで続きます。

前常念岳の直下には石室があり、10人ほどが入れ、風雨をしのげるようになっています。

前常念岳から常念岳までは比較的なだらかな稜線です。花崗岩ごろごろした中を進むので、やや歩きにくさはあるものの、展望が大変素晴らしく、左前方には蝶ヶ岳から続く常念山脈。そしてその先に穂高岳の岩陵が覗きます。

常念岳の直下で常念小屋からのルートを合わせると、山頂はすぐそこです。

常念岳山頂からは360度の展望が楽しめ、特に、槍ヶ岳から穂高岳へと連なる絶景は日本屈指でしょう。

コースタイム

  • 三股→常念岳 4時間30分
  • 常念岳→三股 3時間30分

三股ルートの難易度

難易度 1/10

体力  4/10 日帰り

常念山脈縦走(蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳)ルート

常念岳山頂から↓蝶ヶ岳方面の稜線

常念山脈には蝶ヶ岳や燕岳といった名峰もあるので、縦走は大変魅力的です。 常念山脈において常念岳は象徴的な存在でピラミッド型の山容は登頂意欲を沸き立たせます。

特におすすめなのが蝶ヶ岳から北進して2512ピークを下った最低鞍部から常念岳への登り返しです。標高差400mの登りで、白い大小の花崗岩とハイマツの緑のコントラストが大変美しい稜線に登山道は付けられています。

常念岳から大天井岳への縦走路では横通岳の通過がとても快適です。 アップダウンがほとんどない登山道では槍・穂高の眺望と高山植物を満喫できます。

ここでは蝶ヶ岳から常念岳を経由して大天井岳までのルートを案内します。 全体を通して難所は無く、初心者にとって安心して登山出来るコースといえます。

蝶ヶ岳ヒュッテの少し北にある方位盤のある高台で記念写真を撮って常念山脈縦走を始めます。 蝶ヶ岳から蝶槍までの区間はほぼ平坦で広い稜線上のルートになっています。

稜線上は森林限界を超えているため槍ヶ岳・穂高岳の素晴らしい展望を楽しめます。 横尾へ下る分岐を左に見送ると直ぐにケルンの積まれた小ピーク(標高2,664M)があり、その先に先端の尖った蝶槍が確認できます。

蝶槍は高さ10mほどの小ピークで、山頂には登らずに左側を巻いて行きます。 蝶槍から下るとコメツガの樹林帯の中に入り、登り返すと左手に小さな沼があります。 ニッコウキスゲの群生地を登り上げ、ほどなくすると標高2,592Mの小ピークに到着します。
この小ピークからは常念岳が正面に大きく見え、草地を少し下り、登り返した所が標高2,512Mの小ピークです。
ここから見る常念岳は花崗岩の岩肌がハイマツの緑とよくマッチして美しく、常念山脈縦走のハイライトと言ってもよいでしょう。

ピークから一旦下って最低鞍部に立ち、標高差400メートルの常念岳への登りとなります。 大小さまざまな石の転がっている登山道を浮き石に注意しながら登り、三つのニセピークを過ぎると山頂はもう間近です。 この辺りから蝶ヶ岳方面を振り返ると金峰山の千代の吹上を思い起こさせます。 登山道は少しづつ急になり、最後ジグザグに登れば常念岳山頂に到着します。

常念岳山頂に祀られている祠に手を合わせ、常念小屋に向け下ります。 これから向かう大天井岳ははるか彼方です。 山頂から急斜面の岩場を下り、少し傾斜が緩くなったところに前常念岳分岐を示す指導標が立っています。
下るに連れ、常念乗越の鞍部に建つ常念小屋の赤い屋根とキャンプ指定地に設営された色とりどりのテントが次第に大きくなり、その先にある横通岳の登山道をはっきり確認できるようになります。

常念小屋前にあるベンチで小休憩をしたら横通岳に向けハイマツ帯を登ります。 登山道は横通岳の西斜面を北西方向に伸び、遮る物が何もなく進行方向左手には梓川を隔てて槍ヶ岳・穂高岳がよく見え快適です。

アップダウンの少ない登山道をさらに進むと東大天井岳が見えてきます。 東大天井岳へは一旦下り、鞍部から登り返します。

東大天井岳山頂直下は平坦地で槍ヶ岳方面の展望がよく休憩最適地です。 登山道はここで約90度右方向に進路を変え大天井岳方面に向け一直線上に伸びています。

途中のビバーク用に積み上げられた石組を左に見送り、なだらかな坂を登り上げると大天井岳が見えてきます 。 大天井岳の鞍部に建つ大天荘を越え10分ほどで標高2,921Mの大天井岳山頂です。

コースタイム

  • 蝶ヶ岳→4時間20分-常念岳→3時間50分-大天井岳 合計8時間10分

常念山脈縦走(蝶ヶ岳→常念岳→大天井岳)の難易度

難易度 1/10

体力  2/10

常念岳は日帰り登山が出来る?

登山口の一ノ沢(ヒエ平)と三股の標高は共に約1,350mと殆ど同じで、常念岳までの標高差は約1,500mです。従って、日帰りするにはやや標高差が大きいとは言え、一ノ沢、三股登山口のどちらから登っても十分日帰りピストンは可能です。

体力に自信のない方は常念乗越に建つ常念小屋に宿泊すると良いでしょう。常念岳は登山初心者にとって北アルプス入門コースと言えます。

常念岳の登山口近くに沸く温泉

常念岳・蝶ヶ岳の麓に温泉が沸く

免疫力や自然治癒力を高める天然温泉(ラドン)です。 大浴場のほか、庭園式露天風呂や高温サウナ、ジャグジーもあり、心身ともにリフレッシュできます。

安曇野蝶ヶ岳温泉ほりでーゆ〜四季の郷

ほりでーゆ〜四季の郷

安曇野蝶ヶ岳温泉ほりでーゆ〜四季の郷の露天風呂から北アルプス常念岳を眺め、季節の食材を使った和食会席でゆったりと。

JR穂高駅から送迎あり 約10分。東京から毎日あるぺん号が玄関前まで来ています。

ほりでーゆから三股登山口まで8.8kmの距離があり、 約1時間40分林道を歩くか、事前にタクシーを予約します。

毎日あるぺん号

常念岳の天気

山の天気予報は難しい
山の天気予報は難しい

お薦めの天気予報

テレビで流れる天気予報やネットで得られる無料の天気予報は、一般的に平地を対象としたものです。 そのため、晴れの天気予報が出ていても、山ではガスってしまうことはよくあることです。 

そこで、おすすめなのがtenki.jpの有料バージョン(+more)です。これは、月間100円と安いですが、高層天気の予報のため精度が高いです。また、山の天気予報(月額300円)を併用すると更に精度が高まります。

常念岳の魅力

槍ヶ岳の絶好の展望地

常念山脈と梓川の渓谷を隔てて並走する穂高岳から大キレットを挟んで槍ヶ岳に連なる北アルプス主稜線の眺めは格別です。

常念岳の山腹の岩場に咲くイワウメが遠景の槍ヶ岳と美しいコラボレーションを作っています。

高山蝶の生息地

蝶ヶ岳や常念岳は高山蝶が生息している事で知られています。夏の盛りになるとタカネヒカゲ、ミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲ、クモマベニヒカゲなどが天気の良い風のない日に飛んでいるのが見られるかもしれません。

各種情報

常念岳登山ツアー

  • 常念岳|登山・トレッキングツアー

役場

温泉宿の問い合わせ

登山届提出

登山地図のスマホアプリ

  • 山と高原地図のスマホアプリ
    昭文社から販売されています。山と高原地図ホーダイ - 登山地図ナビアプリ 定額(500円/月 or 4800円/年)で61エリアの「山と高原地図」が使い放題。山と高原地図[地図単品購入版]地図1エリア 650円。

常念岳山頂周辺の気温

最高気温平均気温最低気温
1月-9.9-14.3-18.9
2月-10.1-13.6-18.9
3月-4.8-10.4-15.4
4月3.6-3.5-9.6
5月9.02.2-3.5
6月12.08.41.5
7月15.210.05.8
8月17.011.06.6
9月12.06.62.5
10月6.00.0-1.2
11月0.0-5.8-8.2
12月-6.4-11.4-13.2

常念岳へ登るための装備と服装

軽アイゼン12本歯アイゼンピッケルサングラステント
1月×
2月×
3月×
4月×
5月×
6月××
7月××××
8月××××
9月××××
10月××××
11月××××
12月
必須:◎ あった方が良い:○ あったら良い:△ 必要ない:× 

服装や装備品のチェックリスト

登山地図必須 登山地図を忘れると道迷いの原因に!蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳の縦走路には多くの分岐があります。登山地図を持って行かないのは命取りと言えます。
レインウェア必須 山の天候は急変します。天気予報で晴が出ていても
レインウェアは必須です。また、防寒着としても使えます。
セパレートタイプの通気性と防水性を兼ね備えたゴアテックスがベストです。撥水性が無くなるため定期的なメインテナンスも重要です。
帽子必須 稜線に上がると直射日光が強烈に降り注ぎます。蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳の縦走路では展望が開けています。日よけ用のつばが広く軽いものをお奨めします。
日焼け止め必須 蝶ヶ岳~常念岳~大天井岳の縦走路では日光を遮る木々がありません。
森林限界を超えると紫外線が強いので必帯です。
飲料水必須 天気の良い日は少し多めに持って行きましょう。ただし、稜線上では大天荘、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテで水の確保は可能です。
ヘッドランプ必須 何かの原因で夜の行動を余儀なくされた場合や朝、 日が昇る前に出発する時などにはには必要です。
行動食必須 日帰りピストンの場合にはあまり多くを必要としませんが、縦走路を行く場合には多めに持っていくことをお勧めします。
パックカバー必須 ザックが濡れないようにするためのザックカバーは雨に日には絶対必要です。ザックカバーも雨衣と同様に防水性が衰えてきます。時折、防水スプレーをするなどのメンテナンスが必要です。
救急薬品必須 切り傷、擦り傷にカットバン、絆創膏を持っていくと良いでしょう。虫刺され薬品も。
ティッシュペーパー必須 登山中いきなりしたくなってしまった場合など、万が一の時のために必帯です。
防寒着必須 薄手のフリース,セーター、軽いダウンジャケット。
7月8月でも6°c近くまで下がることがあります。それに相当した防寒着を持っていくと良いでしょう。
手袋あったら良い 革製の手袋がベストですが、軍手でもOKです。
カメラあったら良い 山旅の思い出にぜひどうぞ。槍ヶ岳は穂高岳の絶景を写真に収めてください。
ビニール袋あったら良い ごみ入れとして、汗を大量にかいた時の使用前の下着入れ、使用後の下着入れとして数個あると便利です。
保険証(コピー)あったら良い 事故や遭難時に必要です。

常念岳登頂の歴史

江戸時代までの文献には常念岳を

名山とたたえる記述が見当たりません。更に、霊山としての条件を満たさなかった為、山岳信仰の対象の山とはならなかったものと考えられます。

江戸時代の中期に山麓の田尻(堀金村)にあった正福院・本覚時の僧「常念坊」が開山し、山岳信仰の霊場として一時期栄えた可能性があります。しかし、明治元年の神仏分離令により正福院・本覚時ともに廃寺となり、記録が失われてしまった為、正確なことは分からなくなりました。

 明治27年(西暦1894年)にウエストンが登頂したのが文献に残る初登頂です。しかし、ウエストンが登ったとき、頂上には猟師たちが積んだ小さなケルンがあったといいます。安曇野の農耕民たちの素朴な信仰があったのでしょう。