黒部五郎小舎-山小屋-登山初心者の北アルプス登山ルートガイド

五郎平に赤い屋根の黒部五郎小舎が見えています。黒部五郎小舎から二手に分れてうっすらと北側カールルートと稜線ルートが見えています。

黒部五郎小舎は北アルプスの黒部五郎岳と三俣蓮華岳との鞍部・五郎平に建つ山小屋です。金木戸川の支流・九郎右衛門谷の源頭部に当たります。周辺には多くの池塘が点在し、7月下旬になるとコバイケイソウの群落が白い花で埋め尽くします。

小屋の背景に聳える黒部五郎岳。小屋の収容人員は60名と比較的小さい山小屋です。小屋の収容力に比べ登山者の数が多いので、混雑する事を覚悟しなければなりません。

玄関及び受付。お土産品は黒部渓谷をモチーフにしたものが多く、Tシャツ、手ぬぐい、ピンバッジなど。玄関外に冷水で冷やされた350円リンゴがおいしいです。ポテトチップス、板チョコ、パン、清涼飲料水、ウイスキー、ビールなどの販売。

小さめの寝室の例。更に大きな部屋もありますが、この部屋と同様布団を敷くと、移動に困るほどキチキチになります。夜トイレに行くときは必ず他人の足を踏まない様にヘッドランプが必要です。

雨具など一時保管場所。寝室にザックなどを置くスペースが無いので、廊下及びここにザックを収納します。

乾燥室。中心にストーブが置かれ、乾燥室の中は高温になっています。

自炊場。玄関を入って突き当たった所の一角にあります。水道のあるシンクと料理するのに便利なテーブルが置かれて、3人ほどかけられる椅子も設置されています。

更衣室。畳半畳ほどの小さなスペースですが、扉にカギが付いているので、女性にとって安心して着替えられます。

夕食。かぼちゃ・サツマイモ・ちくわなどの天婦羅、キャベツの千切り、鶏の揚げ物、ひじきの煮物、ポテトサラダ、サイドメニューとして蕎麦が付きます。

朝食。キノコやこうや豆腐、スクランブルエッグ、魚の蒲焼、かぼちゃの煮つけ、味噌汁など。

テント場。小屋から3分ほどの所に有ります。約30張設営可能です。

バイオ式トイレ。洋式のトイレも一つだけあります。固形分は沈殿・分解の上、定期的にヘリコプターで下に下ろされます。宿泊者以外の方は協力金として1回100円です。

玄関前に設置された水場と手洗い。エビスビール、スーパードライ、酎ハイなどが冷やされています。又、冷やされた林檎が1個350円です。

黒部五郎小舎基本情報

連絡先	双六小屋直通（営業期間中） TEL：090-3480-0434 事務所〒506-0052　　岐阜県高山市下岡本町2911-20双六小屋事務所　（小池潜自宅） TEL：0577-34-6268 FAX：0577-32-1712 メール：koike@sugorokugoya.com
標高	2,350m
営業期間	7月10日～9月30日（詳しい日程については要確認）
収容人数	60名
電気・水	自家発電　水は近くの沢から引いている。
トイレ	バイオ式トイレ
水場・テント場	テント場30張り幕営料:1人1,000円中学生以下は1人500円山小屋内部のトイレを使用
ホームページ	黒部五郎小舎
風呂	無し
登山口～徒歩	新穂高温泉下から徒歩約10時間
最寄りの山	鷲羽岳水晶岳黒部五郎岳
その他特記事項	・5名以上の場合は予約が望ましい。