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丹沢山〜蛭ヶ岳/塩水橋ルート

丹沢山〜蛭ヶ岳/塩水橋ルート登山ルート概要

登山コース案内

塩水橋の駐車スペースは約16台と少ない為、土日には早朝から一杯になる事を想定して行動してください。
ゲートの脇を通過し、林道(舗装道路)を登ります。林道を400mほ ど進んだ所に天王寺峠分岐があります。ここで、天王寺尾根を登るルートと塩水林道を登るルートに分かれます。前者は後者より約1kmコースの長さが短く、コースタイム も20分ほど短いのが利点ですが、急登りが続きます。

  今回は塩水林道を進みます。林道を1時間ほど進むと道路脇に、マジックで「ワサビ出合」と書かれたあるポールが目に 入ります。 ここからショートカットの登山道へ入れるはずですが、赤テープを辿って見ても、踏み跡が薄く、登山道がはっきりしない為、車道に戻って進むことにしました。

林道沿いに建つ雨量計の向かいが登山口です。登山口からしばらく杉林の中を登り、杉林を抜けるとブナ林に樹層が変わります。沢を渡り、天王寺尾根へと登って行きます。天王寺尾根分岐に向け急坂を登ります。木製の階段を登るとアセビの群生がある天王寺尾根分岐です。

天王寺尾根分岐から丹沢山までは約40分です。白い花を付けたアセビのトンネルを進み、行く手が開けると丹沢山のピークらしき所が見えてきました。木道を登ったその上がガレ場です。

ここは塩水橋ルート中、唯一の鎖場ですが、鎖をつかんで登る必要はないくらいの簡単な岩場です。鎖場を通過し丹沢山を右から回り込みます。
長い木道が山頂近くまで続きます。丹沢山山頂は広い平坦地で、山頂の隅にみやま山荘が建ち、トイレが併設されています。

丹沢山から蛭ヶ岳に向かいます。丹沢山と蛭ヶ岳間は丹沢の中でも屈指の美しいルートです。 丹沢山から木道を下りトラバース気味に左に回り込み、さらにゆっくりと下ると鞍部です。鞍部から笹の中に作られた木道を登り返し、登り切ると平坦な稜線歩きになります。

平坦な稜線を進むと小ピークの不動ノ峰が見えてきます。不動ノ峰手前には不動ノ峰休憩所があります。不動ノ峰休憩所から3分の所に水場が有りますが、水量は確認していません。

不動ノ峰を過ぎ、木道を下り切ると、しばらくなだらかな稜線が続いた後、その先が鎖場になっています。鎖は設置されていますが、傾斜は緩く鎖につかまる必要な個所はありません。一回目の鎖場を通過すると、直ぐに二回目の鎖場になります。ここも簡単な岩場ですから登山初心者でも難なく通過出来ると思います。

鎖場を過ぎると蛭ヶ岳山頂まであと少しです。


画像一覧

中津川に沿って秦野清川線を車で遡り、ゲート前の塩水橋手前に駐車スペースが約16台あります。土日は早朝から一杯になります。

塩水橋を渡り、ゲートの脇を通過して車道を登ります。ゲートから5分ほど進んだ所で天王寺尾根を登るルートと塩水林道を登るルートに分岐します。今回は、塩水林道を登り、下山は天王寺尾根を降ります。

しばらく車道歩き。約1時間の退屈な登りです。

中津川の源流である本谷川に架かる橋を渡ります。橋の手前で天王寺峠への分岐があり、今回は塩水林道を進みます。下山時に天王寺尾根を下ります。

車道歩きが続きます。右手方向に弁天沢が見えてくると登山口は間もなくです。

雨量計の建物が右手に見えてきました。雨量計と道路を挟んで登山口があります。

雨量計。雨量計のある所から更に塩水林道を進むことも出来ますが、樹林帯の中を突っ切る様に登山道が付いています。上部の堂平で合流します。登山道進む方が、10分ほど早く着きます。

雨量計の向かいにある登山口。ここから登山道が始まります。更に塩水林道は真直ぐに伸び、上部で登山道と合流します。

杉林を登ります。

杉林を抜けます。

この辺りからブナ林に入ります。

堂平沢を渡り、天王寺尾根分岐へと登って行きます。

堂平沢を渡ると急登りです。

しばらくの区間は緩やかな登りになります。

ブナ林の中の緩やか登山道を進みます。

ここから天王寺尾根分岐までジグザグに切られた登山道の急登です。

天王寺尾根分岐に向け急坂を登ります。

天王寺尾根分岐直前には、木製の階段が整備されています。

この先が天王寺尾根分岐です。

天王寺尾根分岐。ここから丹沢山までは約40分です。下山時は天王寺尾根を降ります。大変歩きやすいルートでした。

白い花を付けたアセビのトンネルを進みます。

丹沢山のピークらしき所が見えてきました。

木道を登ります。

塩水橋ルートの中で唯一のガレ場の鎖場です。浮石はあるものの、斜面の傾斜は緩く高度感はありません。

鎖はありますが、使用する必要はないくらいです。ストックを持ったままでも登れる簡単な岩場です。

岩場を登り切ると、丹沢山山頂部を右から回り込みます。

ブナの樹林帯の中に入り、山頂までは木道の連続です。

真直ぐに伸びる木道を進むと、あと少しで丹沢山山頂です。

ここを登り上げると丹沢三峰(東峰(本間ノ頭)、中峰(円山木ノ頭)、西峰(太礼ノ頭))から連なる稜線に飛び出します。稜線に上がり、左方向に向かうと丹沢山頂です。

丹沢三峰へ連なる稜線に上がりました。ここからブナ林の中を数分歩くと、みやま山荘が見えてきます。

笹原が広がる丹沢山山頂は広い平坦地です。山頂の南寄りに1等三角点が埋設されています。木々に囲まれて、北面以外展望には恵まれません。このピークが日本百名山に指定されています。

右奥に丹沢山頂を示す看板が立っています。広い一角にはベンチやテーブルが設置され、休憩の最適地です。みやま山荘の隣にトイレがあります。左手方向に塔ノ岳方面を見送り、主脈縦走路は、正面の右手方向に入ります。

丹沢山から蛭ヶ岳へは、北西へ続く主脈縦走路へ入ってきます。一旦下って登り返すと、すぐにつるべ落としの急坂になります。

ブナ林と林床にスズタケが生える急坂を下ります。よく整備された木道を下り切った鞍部が早戸川乗越です。蛭ヶ岳まで完全に展望の開けた稜線を歩きます。丹沢の中でも屈指の展望良好で景観に優れたルートです。

木道を下ります。笹原が広がり大変気持ち良い場所です。

この辺りからの眺望は最高です。下り切った鞍部の早戸川乗越から笹の斜面を登り返して行きます。左上部のピークが標高1614メートルの不動ノ峰です。

トラバース気味に左に回り込みます。

ユックリと早戸川乗越まで下り、正面に見える笹の中を登り返します。笹原の中に登山道が付いているのが見えます。

早戸川乗越の鞍部から笹の中に作られた木道を登り返します。

登り切ると平坦で広い稜線歩きになります。稜線の周辺には笹原が広がり、遠望抜群で撮影の絶好のポイントです。

展望抜群なスズタケが覆い尽くす平坦登山道を進みます。

正面のピークは不動ノ峰です。手前に休憩所があります。右手下方に見える谷は早戸川の源流があり、そこに流れ落ちる早戸大滝があります。この滝は、丹沢の中で最も大きなもので落差50m、日本の滝百選にも選ばれています。

左手に不動ノ峰休憩所があります。休憩所のそばに石に不動明王が彫られ、その両脇に観音菩薩像が2体祀られています。かつて日向修験が盛んだった頃、「神前の平地」と呼ばれ一宿すると場所だったようです。

不動ノ峰休憩所。テーブルやベンチも置かれた休憩スポットです。ここから5分の所に水場が有ります。水量は極端に少ないく涸れることあり。

不動ノ峰休憩所の東屋内部。日向修験では、ここに宿泊し、前述した早戸大滝まで標高差400mを下って滝行を行った様です。現在でも大滝新道と呼ばれる登山道にはマーキングがされて早戸大滝まで下る事が出来るようです。

不動ノ峰休憩所からブナ林の中の緩斜面の登りです。新緑の頃は、ミツバツツジと シロヤシオ(ゴヨウツツジ)が紫の花を咲かせます。

なだらかな斜面を登り切ると、不動ノ峰が見えてきます。

左手が不動ノ峰。稜線上からは展望もよく、振り返ると、塔ノ岳の先に大島、新島、式根島などの伊豆七島や伊豆半島がよく見えます。

ベンチが設置された不動の峰を通過し、稜線上を更に進んで行きます。右奥に見える丸いピークが蛭ヶ岳です。左手方向には檜洞丸の先に富士山もよく見えます。

逆S字を描くように稜線が蛭ヶ岳へ伸びています。一旦下り、登り返した小ピールが棚沢ノ頭です。

ザレ場に架かる木道を下ります。鞍部まで下り、笹原の中を登り返して行きます。

木道を下り切り、登り返して稜線を進みます。左で前方の小ピークが棚沢ノ頭です。

笹の間のなだらかな稜線が続きます。正面の棚沢ノ頭でユーシンからの弁当沢ノ頭経由の登山道を左から合わせます。

さらに蛭ヶ岳が近づいてきました。美しい風景です。棚沢ノ頭を通過し、小さな小ピークを越え、鬼ヶ岩へ向かいます。

少し下った先に鬼ヶ岩があり、その先のガレ場が鎖場になっています。

鬼ヶ岩から鞍部まで鎖場になっています。鬼ヶ岩は蛭ヶ岳の方から見ると大きな二つの岩が鬼の角の様に見えるところからこの名前が付いたそうです。

ザレ場に鎖が設置されていますが、斜面の傾斜は緩く鎖につかまる必要はありません。

正面は蛭ヶ岳。写真では分かりにくいのですが手前小ピークからの下りが鎖場になっています。

木道を下った先が鎖場です。

ザレ場の下り。鎖場になっていますが登山初心者でも難しくありません。

鬼ヶ岩の鎖場を振り返る。

ここからは比較的緩やかな斜面を登れば蛭ヶ岳へ到着します。左手足元には熊木沢の広い河原が見えます。

山頂への最後の緩斜面の登りです。

山頂に建つ蛭ヶ岳山荘です。山頂からは西方向に丹沢主稜が伸び、臼ヶ岳、檜洞丸(ひのきぼらまる)と続いています。更にその奥には富士山、箱根の山並みを見渡せます。

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丹沢山〜蛭ヶ岳/塩水橋ルート登山ルート地図

丹沢山〜蛭ヶ岳/塩水橋ルート登山ルート詳細情報

ルート 塩水橋(標高400m)⇒天王寺尾根分岐(標高1,320m)⇒丹沢山(標高1,567m)⇒不動ノ峰(標高1,614m)⇒鬼ヶ岩ノ頭(標高1,608m)⇒蛭ヶ岳(標高1,673m)
コースタイム 登山:塩水橋⇒丹沢山〜蛭ヶ岳 4時間40分
下山:蛭ヶ岳〜丹沢山⇒塩水橋 3時間25分
駐車場 塩水橋 駐車スペース(約16台)
核心部 難しい所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 2
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.02リットル、体重60kgの人:2.62リットル、体重75kgの人:3.23リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.757Kcal、体重60kgの人:4.884Kcal、体重75kgの人:6.011Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.536kg、体重60kgの人:0.697kg、体重75kgの人:0.858kg
標高差 距離 8.3km 最大標高差 1237m 平均斜度 全体:14.6% 上り:20.7% 下り:11.2% 獲得標高 上り:1367m 下り:168m
山小屋 尊仏山荘  みやま山荘  蛭ヶ岳山荘
塩水橋へのアクセス 公共交通機関が無い為マイカーのみ

【タクシー】
本厚木駅: 約9000円  秦野駅: 約8000円


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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丹沢山〜蛭ヶ岳/塩水橋ルートは
「28.丹沢」に収録されています。
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