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日光白根山・丸沼高原スキー場登山ルート概要
登山コース案内
丸沼高原スキー場ルートの特徴は、日光白根山白根ロープウェイを使えば一気に標高2,000m地点まで運んでくれるため、僅か2時間ほどで山頂に立てる事ができることです。平成10年(1998年)に新設されたこのゴンドラは標高差約600メートルを一気に駆け上がるためピークハントを目的とするなら良いルートです。樹林帯は概ね南面にある為、日光白根山白根ロープウェイが運行を開始する6月1日にはほとんど雪は無くなっています。
丸沼高原スキー場の日光白根山ロープウェイ山頂駅は広場になっていて、レストハウス、足湯、水場などがあります。特に下山時、水場には靴の汚れを落とすブラシが常備されているのがありがたいです。
6月上旬で名前の由来ともなった紫色の花を咲かせたシラネアオイが開花していました。
二荒山神社の鳥居をくぐり登山道が始まります。登山口近くに作られた遊歩道はスノーシューの為に整備されいる様で、登山者が巡って楽しめる所ではないようです。大日如来像が祀られている辺りから6月上旬に於いて、まだ残雪がありますがアイゼン・ピッケルの必要ありません。光の当たりにくい場所には、まだ深い雪が残っている箇所がありますが、登山に支障はありません。
遊歩道周辺には不動尊、六地蔵、大日如来などが祀られて、弥陀ヶ池、座禅山、血の池地獄、賽の河原といった仏教的地名が残る所を見ると、かつて、補陀落夏峰が行われたルートの一つに、丸沼辺りから入峰(にゅうぶ)したと考えてもよさそうです。
案内板の記述
如来とは真実の世界から生まれてきた覚者、すなわち真如来生を略したもので、大日、釈迦、薬師などが一般的に知られている。密教の根本教主であり、その光明は昼夜の別ある太陽の威力を上回る意から大日といい如来の中でも最高の知恵と威力の位にあるとされています。大日如来は「智」を象徴する金剛界、「理」を象徴する胎蔵界の区別により二種の像を刻まれる。山岳修験の中心には大日如来があり、この白根山でも同様に大日如来を中心として諸仏諸尊が祀られ、古来から「道」を極める人々が修行研鑽の場所となってきました。
」
樹林帯を抜けると一気に展望が開け、火山である日光白根山のアルペン様の山頂部が姿を現します。大きめな砂利石の斜面を登ると岩陵帯の山頂部に到達します。
山頂から弥陀ヶ池経由で日光白根山白根ロープウェイ山頂駅に下山します。岩陵帯のルンゼの下りが核心ですが、ルンゼの傾斜はややきついとは言え、登山初心者でも問題なく降りれると思います。ルンゼ内の下りを終えると、眼下には弥陀ヶ池が大きく見えてきます。
弥陀ヶ池近くの分岐から日光白根山ロープウェイ山頂駅方向へ下ります。樹林帯の中には残雪が多いものの、アイゼン・ピッケルの必要ありません。血の池地獄を通過し、登り登山道合流地点に来れば山頂駅までもう少しです。
画像一覧
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日光白根山・丸沼高原スキー場登山ルート地図
日光白根山・丸沼高原スキー場登山ルート詳細情報
ルート | 丸沼高原スキー場 日光白根山ロープウェイ山頂駅(標高2,000m)⇒大日如来像(標高2,120m)⇒日光白根山(標高2,578m) |
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コースタイム | 登山:1時間50分 下山:1時間30分 |
駐車場 | 丸沼高原スキー場 トイレあり |
核心部 | 難しい所はありません |
難易度 | [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1 |
飲料水必要量 | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:0.83リットル、体重60kgの人:1.08リットル、体重75kgの人:1.341リットル |
消費カロリー | 5Kgの荷物を背負う場合 体重45kgの人:1.557Kcal、体重60kgの人:2.025Kcal、体重75kgの人:2.492Kcal |
燃焼脂肪量 | 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果 体重45kgの人:0.222kg、体重60kgの人:0.289kg、体重75kgの人:0.356kg |
標高差 | 距離 5km 最大標高差 582m 平均斜度 全体:0.1% 上り:23.2% 下り:25% 獲得標高 上り:581m 下り:562m |
山小屋 | 無し |
登山口へのアクセス | 丸沼高原スキー場(日光白根山ロープウェイ)へのアクセスの詳細はこちら |
次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。
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