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金峰山大弛峠コース

大弛峠登山コース概要

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登山コース案内

大弛峠は車が上がる峠の中で日本最高の標高(2,365m)があり、金峰山山頂までのコースとしては最も標高差が小さく、簡単に登頂できるルートです。

大弛峠までの公共交通機関はなくJR塩山駅からタクシーかマイカーでのアクセスでしたが、近年、株式会社栄和交通がJR塩山駅と大弛峠間を走るバスの運行を開始しました。また、川上村から通じる川上牧丘林道は、幅も狭く悪路のため四輪駆動車が無難です。

大弛峠の駐車場は数十台の駐車スペースがありますが、シーズン中や土日などには林道沿いに数百メートルに渡り、縦列駐車の列が出来ることも稀ではありません。 また、駐車場の脇に公衆トイレが完備されていますので、女性も安心です。
※冬季はクリスタルラインから大弛峠に至る車道が閉鎖されます。詳細はこちら

大弛峠からは針葉樹林帯の登りとなり、朝日峠をへて大ナギに出ると一気に展望が開けます。大ナギは岩稜の短い稜線で、天気が良ければ南側には富士山から南アルプス、北側には兜岩の先に浅間山が見える絶好の撮影ポイントです。

大ナギから少し登った所が朝日岳の山頂です。山頂からの眺望は南方面と、金峰山が良く見えますが、北側の眺望はありません。朝日岳から岩場を下り、樹林帯の中へと入ります。その後、鉄山の北を巻く様に登り、樹林帯を抜けハイマツ帯に入ると傾斜が増し、金峰山の山頂から伸びる稜線に飛び出します。

稜線からの眺望は素晴らしく、ほぼ360度の展望が山頂まで続きます。右下方向に見える岩稜は、日本百名山の瑞牆山で、その先には八ヶ岳、そして進行方向には富士山から右手に連なる南アルプスの山々などが一望できます。


画像一覧

川上牧丘林道は通行規制があります。12月1日から5月下旬まで大弛峠への通行は出来ません。

川上牧丘林道から金峰山を撮影。山頂部の五丈岩が確認出来ます。

大弛峠にある水洗トイレ。非常に清潔に保たれています。

大弛峠の駐車場。車道沿いに約40台駐車可能ですが、土日などになると駐車場はすぐに一杯となり、車道沿いに縦列駐車の列が、長く伸びます。

大弛峠からはしばらく展望の効かないコメツガやシラビソなどの針葉樹林に包まれた稜線を緩やかに登って行きます。

木々の間から金峰山の山頂が見えてきました。

朝日峠からの登り。まばらに生える針葉樹林帯の中を登って行きます。

撮影絶景ポイントの大ナギ。岩稜帯の稜線が100メートルほど続きます。展望は良好で、左手側には富士山や南アルプス、右手側には長野県佐久郡川上村方面の山々が望めます。

大ナギから右手方向にある兜岩を撮影。その先は長野県佐久郡川上村の低山が、広がっています。

大ナギから左手方向に雲上に浮かぶ富士山を撮影。富士山から右手側に目をやると南アルプスが連なっています。

大ナギから南アルプスを望遠で撮影。左上の雪に覆われたピークは北岳です。更に右手側には甲斐駒ケ岳、その右に山頂部がギザギザした鋸岳が見えています。鋸岳の右手に金峰山の五丈岩が、乳首の様な形に見えています。

あと少しで朝日岳山頂に到着です。木々の間から左右の展望があります。

朝日岳山頂です。北側の眺望はありません。

朝日岳から小規模ではありますが、やや傾斜のきついガレ場を下ります。金峰山を象徴する五丈石が次第に大きくなってきました。手前の小ピークは鉄山ですが、山頂は右から巻いて進みます。

五丈石を望遠で撮影。登山道は左手上方から右上方にかけて付いています。五丈石の奥に左手から南アルプスの甲斐駒ケ岳、仙丈ケ岳が見え、その右に鋸岳の一部も見えています。

朝日岳からはやや傾斜のきついガレ場の下りとなり、針葉樹林帯の中に入って行きます。

左手上方の鉄山に向かいます。立ち枯れ帯の中を下って行きます。

五丈石がさらに大きくなってきました。立ち枯れ帯が終わり、ベンチが設置された朝日岳西のコルを通過し、左手上方の鉄山へ向け登り返します。鉄山は樹林帯の中にあり、山頂を通らずに北側を巻いて進みます。

鉄山から樹林帯の中を登り、ハイマツ帯を登り上げると金峰山山頂から伸びる稜線に到着します。白い花崗岩砂に覆われた山稜で、ここで完全に展望が開けます。

稜線に上がると90度左方向に進路を変え金峰山山頂をめざします。この辺り一帯を賽ノ河原と呼びます。ここから山頂までの稜線は展望が効くアップダウンの少ないまさに天空漫歩です。

稜線から眺める山頂部が岩に覆われる瑞牆山と霞の上に浮かぶ八ヶ岳。賽ノ河原一帯には、初夏になるとガンコウラン、コメバツガザクラ、コケモモ、キバナシャクナゲ、などの高山植物が群落を作ります。

金峰山山頂。左手奥に五丈岩が見えて来ました。ハイマツ帯の中の平坦な道を進みます。奥に南アルプス山脈が雲上に浮かんでいます。

金峰山までの稜線歩きは大パノラマを堪能できます。上部の岩稜が金峰山の最高点です。

手前が百名山の瑞牆山、その奥に八ヶ岳を遠望出来ます。中央の一番高い山が赤岳、その左手にキレットを隔てて権現岳。赤岳から右手方向に横岳、硫黄岳と見えています。

瑞牆山を望遠で撮影。山頂の左手にろうそくの様に立つ岩が大ヤスリ岩です。大ヤスリ岩(ハイピークルート登攀)はロッククライミングのゲレンデとなっており、瑞牆山山頂からクライマーを見ることが出来ます。

ゴロゴロした大きな岩の間をすり抜ける様に越えて進めば、もう少しで金峰山山頂です。

稜線を振り返る。ハイマツ帯の中に登山道が蛇行しながら伸びているのが見えます。

金峰山山頂から五丈石を撮影。五丈石には登攀も可能です。

日本百名山の標高2598m金峰山山頂に立つ木柱。遠望に八ケ岳が聳えています。

金峰山山頂直下の鞍部で、休憩する登山者達。その先にある五丈の上面には「甲斐派美かいはび」という常に水をたたえた凹みがあると言われています。次回の登った時に確認したいと思います。

五丈石の前に赤い鳥居と蔵王権現を祀る小祠があります。修験道の発祥地である奈良県吉野の金峯山から役行者(小角)が蔵王権現を勧請したという伝説があります。そして、古くから五丈石を磐座とする山岳信仰がありました。

鞍部は休憩の最適地。正面のピークが金峰山の山頂です。

標高2365m大弛峠に建つ大弛小屋。連絡先 090−7605−8549。 営業期間は4月末〜11月末です。収容人員50名の小さな山小屋です。

大弛小屋のキャンプサイト。約25張設営可能です。テント泊の登山者も予約すれば夕食を小屋で摂ることが出来ます。

水場。小屋内に近くから湧き水を引いた水場があります。

昼食用の喫茶メニュー。野菜カレー、天ぷらうどん、おでん、味噌田楽、カップラーメン、コーヒー、紅茶、甘酒、ビール、各種飲料水など。

寝室。大部屋のみで、このワンフロアだけです。

玄関を入ってすぐにある食堂。バッチやバンダナなどの土産品などが売られています。

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大弛峠コース地図

大弛峠登山コース詳細情報

ルート 大弛峠(標高2,360m)⇒朝日岳(標高2,579m)⇒金峰山(標高2,599m)
コースタイム 登山:大弛峠⇒乾徳山 2時間30分
下山:金峰山⇒大弛峠 2時間5分
駐車場 大弛峠駐車場の詳細はこちら 【公衆トイレ】あり
核心部 難しい所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.14リットル、体重60kgの人:1.48リットル、体重75kgの人:1.83リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.129Kcal、体重60kgの人:2.768Kcal、体重75kgの人:3.407Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.304kg、体重60kgの人:0.395kg、体重75kgの人:0.486kg
標高差 距離 4km 最大標高差 234m 平均斜度 全体:5.9% 上り:13.2% 下り:9.6% 獲得標高 上り:336m 下り:115m
山小屋 大弛峠小屋 金峰山小屋
登山口へのアクセス 大弛峠へのアクセスの詳細はこちら


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「26.金峰山・甲武信・奥秩父」に収録されています。
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