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黒檜山(赤城山)登山ルート概要

登山コース案内

黒檜山への登山口は大沼湖畔に2つあり、大洞のおのこ駐車場から1分ほどの所にある駒ヶ岳登山口と大沼の北側にある黒檜山登山口です。
両登山口にはそれぞれ駐車場が完備し、どちらの登山口を出発地点としても、大沼湖畔を走る沼田赤城線の車道を20分ほど歩いて戻る必要があります。駒ヶ岳から黒檜山を縦走するコースは、赤城山の中でも最も人気の高いハイキングコースと言えます。

駒ヶ岳登山口には前橋駅からバス運行されています。
また、黒檜山登山口から出発した場合、逆光となることが多いため、駒ヶ岳登山口をスタート地点とすることをお勧めします。

赤城高原大洞のおのこ駐車にはトイレが完備し、近くには売店や食堂など多数あり、大沼の中心地となっています。又、大沼湖畔に「赤城山の侠客」として名高い国定忠治像があります。芝居などによく登場する国定忠治は、1810年生まれ。出生地の国定村(現佐波群東村)が名前の由来となり、本名は長岡忠次郎。数々の罪により41歳で磔(はりつけ)となりました。

浪花節「赤城の子守唄」は、佐藤惣之助作詞、竹岡信幸作曲で、松竹映画「浅太郎赤城の山」の主題歌となり、東海林太郎が歌って大ヒットとなり、国定忠治と板割浅太郎を描いたこの映画とともに赤城山を全国区の伸し上げたいってもよいでしょう。

おのこ駐車から1分ほどの所にある駒ヶ岳登山口から出発します。 笹の中の単調の急坂が続いた後、長い鉄階段です。
鉄階段を上がると広い稜線に飛び出します。 稜線に沿って木道が整備され、なだらかな登山道を進むと駒ヶ岳山頂です。 駒ヶ岳山頂からは小沼方面の展望が良く、大沼も木々の間から見えています。

駒ヶ岳から木道を下り、ダケカンバの中を進むと、正面の黒檜山が大きくなってきます。 小ピークを越え、黒檜山への登り返しは、木製の階段を一段づつ登ります。
花見ヶ原森林公園分岐を右に見送ると黒檜山はあと少しです。 黒檜大神石碑が祀られた南峰の小ピークを過ぎると、黒檜山登山口への分岐があり、さらにその5分ほど先に黒檜山北峰の山頂があります。
黒檜山山頂から平坦な稜線を3分ほど進んだ所に展望台があります。 展望台からは北西から南西にかけて展望が良好です。近くは、北に皇海山、武尊山、谷川岳日光白根山男体山至仏山など尾瀬の山々などの日本百名山の山々、遠く南に八ケ岳南アルプス富士山なども見渡せます。

展望台から黒檜山登山口分岐に戻り、下山します。 猫岩と呼ばれる辺りは、登山道の左手側が切れ落ちているため大沼方面の展望が良好です。
赤城高原大洞のおのこ駐車や土産店などと共に、大沼の湖畔に建つ赤城神社が良く見えます。 岩がゴロゴロしている所を慎重に下り、笹の中を下れば黒檜山登山口です。

登山口からは車道をおのこ駐車場まで戻ります。



画像一覧

大沼湖畔の赤城高原大洞のおのこ駐車場、数百台駐車可能。左奥の茶色い建物が公衆トイレです。その奥の建物が大洞商店街で、土産店や飲食店が軒を並べている赤城山の中心地です。

赤城高原大洞おのこ駐車には立派な公衆トイレがあります。又、大洞商店街での食事、お土産、ボート遊びなどに便利です。更に、大洞商店街を抜け大沼湖畔の国定忠治碑まで数分なので立ち寄るのも一興です。

大沼湖畔の赤城高原大洞おのこ駐車から沼田赤城線の車道を渡り1分ほど歩いた所にある駒ヶ岳登山口。駒ヶ岳から黒檜山を左回りで周回します。ちなみに、バス停の赤城山ビジターセンターは右手に5分ほど車道を進んだ所にあります。

駒ヶ岳登山口からクマザサの生える緩斜面を進みます。

稜線に上がるまでジグザグに切られた単調な登山道を登ります。5月上旬〜中旬頃にかけてヤマツツジや別名アカギツツジと呼ばれるアカヤシオなどが山腹をピンク色に染める所です。

深い雑木の中に長い鉄階段が2箇所に出てきます。両脇に手摺りがあり、上り下りに危険は感じません。

鉄階段上部を登る。登り切ると稜線に上がり、一気に展望が開けてきます。

鉄階段を登ると草地の広がる広い稜線に飛び出し、コースは北側に折れます。休憩用のベンチも設置されています。南側の展望が良く、小沼、覚満淵、長七郎山、小地蔵岳などが良く見えます。展望を楽しんだら、灌木帯の中に入っていきます。

笹原の中に作られた木道を登ります。周りの木々は背が低いので振り返ると展望があります。

左右の展望が効く稜線の先に駒ヶ岳があります。

駒ヶ岳。山頂はこじんまりとして4から6人が休めるスペースです。登山道は山頂の西側を巻く様に進んでいるので気がつかずに通過してしまうかもしれません。

駒ヶ岳山頂。山頂は登山道から右手に10mほど入った所にあります。

駒ヶ岳から望むカルデラ湖の大沼は「おの」と読むのが正しいですが、「おおぬま」と呼ばれることもあるようです。「赤城山縁起」によると大沼の神は赤城大明神で、本地仏は千手観音であると記載されています。大沼の先にひときわ高い頂が鈴ヶ岳です。

駒ヶ岳から大ダルミへ向け下ります。周辺はダケカンバやナナカマドが多く、10月上旬から中旬にかけて紅葉が綺麗な場所です。

木道が整備され大変歩きやすい登山道です。

林床に笹が生えるダケカンバの中を進みます。

正面に黒檜山が大きく見えてきました。あと少し下った所が大ダルミの鞍部です。

大ダルミ。周辺は明るい笹原で、初夏になるとレンゲツツジ、ズミ、シロヤシオなどが咲きます。右前方の小ピークを越えて黒檜山に登っていきます。

小ピークの登りは、灌木帯の中の緩斜面です。

小ピークから望む黒檜山。笹の緑とダケカンバの白が美しいコントラストを描いています。一旦降り、登り返しが急坂です。

黒檜山への登り返し。丸太で土止めされた階段状の急坂を登っていきます。

花見ヶ原森林公園分岐を右に見送ると黒檜山山頂はもう少しです。

黒檜大神石碑のある黒檜山南峰の小ピークに飛び出します。

黒檜山の南峰に当たるピークには黒檜大神石碑、鳥居、石祠などがあります。黒檜山の山頂は南北に細長く、小さな起伏を越えて8分ほど進んだ所に北峰があります。

黒檜山登山口分岐を左に見送り、更に5分ほど進んだ所に黒檜山北峰があります。

平坦な稜線を進みます。

三等三角点が埋まる黒檜山北峰。西側は疎林に邪魔され展望はありませんが、東側から南側にかけて展望が広がります。南側には浅間山、奥秩父の山並み、八ケ岳、南アルプス、富士山などが眺望出来ます。

赤城山の火山活動の歴史。「吾妻鏡」には建長2年(西暦1251年)に噴火の記録が残っています。三夜沢赤城神社の神官家に伝来した古文書「赤城神社伝来記」のなかにも、同様の記録があります。

黒檜山北峰から北側に3分ほど稜線を辿ると展望台があります。

展望台からは北側の展望が完全に開けています。足尾の山々、武尊山、谷川岳、皇海山、男体山、日光白根山、尾瀬の山々など関東平野の北部を囲む山並みを一望出来ます。展望台の先はガレ場の急斜面になっていて滑落の危険があるのであまり行き過ぎないことです。

展望台から黒檜山登山口分岐に戻り、黒檜山登山口へ下山していきます。

木々の間から眼下に大沼が見えて来ます。

左手側に大沼が見えています。5月中旬から6月上旬ならトウゴクミツバツツジや釣鐘を逆さにしたようなサラサドウダン、ベニサラサドウダンなどがピンク色から赤紫色の綺麗な花を咲かせます。

急な斜面を一気に降りてきます。正面に大沼や地蔵岳が見えています。

赤城高原大洞のおのこ駐車や土産店などを望遠で撮影。大沼には桟橋があり、モーターボートやスワンボートなどの水遊び、キャンプ、9月1日からボートでのワカサギ釣りが解禁、冬は氷上ワカサギ釣りなど多くの観光客で賑わいます。

左側は切れ落ちています。秋は、サラサドウダンの葉が真っ赤に染まり山腹を彩ります。

振り返って黒檜山を撮影。

ミズナラが多く、林床には笹が生える灌木帯の中をどんどん下ります。

岩がゴロゴロしている所を下ります。

狭い稜線を降ります。左側の展望は良好です。

赤城神社が大沼の湖畔に見えます。赤城高原大洞の商店街が湖畔に密集して建ち、その右手に均整のとれた地蔵岳、そしてその左奥に長七郎山も見えています。

小鳥ガ島の赤城神社を望遠で撮影。老杉に囲まれ、千年の歴史を感じさせています。

10月27日時点の赤城神社近くの紅葉はほぼ終わりに近づいています。

猫岩。左側が切れ落ちた岩場を通過します。

笹の中を下れば沼田赤城線の車道に降り、黒檜山登山口です。

標高1360m地点の赤城山黒檜山登山口です。沼田赤城線を左手方向に進めば五輪峠へ向かいます。

黒檜山登山口近くの駐車スペース 約7台。

黒檜山登山口から3分ほどの所にある駐車場約30台。沼田赤城線を大沼に沿って歩き赤城神社の裏手を進むと、約20分で赤城高原大洞のおのこ駐車場に戻ります。

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黒檜山(赤城山)登山ルート地図

黒檜山(赤城山)登山ルート詳細情報

ルート 10月27日
大洞駒ヶ岳登山口(標高1,360m)⇒駒ヶ岳(標高1,685m)⇒黒檜山(標高1,828m)⇒黒檜山登山口(標高1,360m)
コースタイム 3時間20分
駐車場 大洞おのこ駐車場約300台 黒檜山車場約50台
核心部 難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:0.85リットル、体重60kgの人:1.10リットル、体重75kgの人:1.35リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.572Kcal、体重60kgの人:2.043Kcal、体重75kgの人:2.515Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.225kg、体重60kgの人:0.292kg、体重75kgの人:0.359kg
標高差 距離 3.4km 最大標高差 464m 平均斜度 全体:0.2% 上り:29.1% 下り:32.8% 獲得標高 上り:509m 下り:475m
山小屋 無し
登山口へのアクセス 赤城山登山口への詳細はこちら


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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