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猿倉から白馬鑓温泉小屋

白馬鑓温泉小屋登山ルート概要

登山ツアー情報

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登山コース案内

猿倉荘から出発です。ブナ林を登り始めて間もなく白馬鑓温泉小屋を示す道標で左に入ります。 登山口から杓子沢まで概ね低木か、背の高い草の中の登りです。

ミズバショウが群生している小日向のコルを過ぎると白馬三山の絶景が見えてきます。

杓子沢のトラバース地点で目指す白馬鑓温泉小屋が白馬三山の中腹に見えてきます。 トラバース道ではややスリップしやすい所があるため滑落しないように注意して進みます。

トラバースを終了し、杓子沢の雪渓を渡り、続けて落石沢を渡ります。 落石沢を渡り終わった所から杓子沢を振り返ると、雪解け水が滝を作り、流れ落ちる光景は大変見事です。 落石沢は文字通り多くの落石があり通行注意箇所です。

落石沢を過ぎた所に崖が崩れた所があります。 崩壊箇所の谷側の傾斜はきつくない為、さほどの危険はありませんが、足を滑らさないよう慎重に通過します。

次いで、鑓沢の小さい岩がゴロゴロした所を越え、雪渓を横切ります。 次に雪渓を遡上すれば白馬鑓温泉小屋はすぐそこです。特に、下山時に雪渓をそのまま下ってしまう登山者がいます。夏山シーズンが最盛期を迎える7月10日以降に赤いベニガラがまかれますが、それ以前にここを通過する場合には道迷いの多い地点なので注意してださい。

標高2,100mの白馬鑓温泉小屋のある所は雪崩が良く発生するため、小屋は営業が終わると解体され、翌年6月下旬頃から残雪の状況を見ながら小屋を建てていきます。 そのため鑓温泉小屋の営業期間は7月中旬〜9月下旬までと僅かです。 小屋の裏の岩の割れ目から温泉が噴き出していて、源泉の温度は43度、毎分760リットルの湧出量です。源泉かけ流しの白い硫黄の温泉は、鑓温泉小屋で入浴することを目的とするだけでも十分価値があると思います。

露天風呂に浸りながら見る山々は頸城三山の妙高山火打山・焼山や戸隠高原です。露天風呂は男女混浴ですが、夕方以降になると女性専用時間が設けられます。また、周りから覗かれる心配のない女性専用風呂もあります。

白馬鑓温泉小屋から白馬岳へは白馬三山縦走をご覧ください。

※ 白馬鑓温泉小屋の詳細






画像一覧

猿倉荘から出発です。猿倉荘には、登山届及び公衆トイレ、水場な完備されています。駐車場の情報は白馬大雪渓のページ又は猿倉のアクセス情報のページをご覧ください。

猿倉荘からブナばやしを登り、林道に出ると白馬鑓温泉小屋へ向かう登山道入口があります。ブナ林をからダケカンバなどの灌木帯に変わり、小さな沢を何本か横切って登って行きます。猿倉から白馬鑓温泉小屋までは4時間30分のコースタイムです。

ダケカンバが混じる灌木帯の中の緩斜面の登りです。この先で草付きの斜面をジグザグに登ります。

灌木帯を抜け展望が開けた所で振り返る。草付きの斜面をゆっくりとジグザグに登って来ました。眼下に長走沢があります。

小日向のコル。双子尾根と小日向山との鞍部にあり、小さな湿原がが点在し、ミズバショウ、ニッコウキスゲが群生しています。

小日向のコルから木道を少し進むと展望が開け、正面に白馬三山が見えてきました。双子尾根の南側を大きく巻いて進んで行きます。

下りに差し掛ると更に展望が大きく開け、白馬三山(右側から杓子岳、白馬鑓ヶ岳)の白ザレた斜面に残雪模様が織りなす雄大な景観が飛び込んできます。高い草の中を進みます。目指す白馬鑓温泉小屋は左手雪渓上部の右にあります。

背の高い草の中を進み、水場からルートを望む。ただし水場であることを示す道標などは立っていません。

草付きの南斜面を回り込み、杓子沢の北西斜面をトラバースします。この周辺にはミヤマキンポウゲが登山道沿いに咲いています。

草付きの斜面を回り込むと杓子沢が見えてきます。杓子沢は杓子岳と白馬鑓ヶ岳の間に出来た沢で、遡上すれば杓子沢のコルに至ります。北西斜面をトラバースします。雪渓からの大量の雪解け水が滝を作って流れ落ちているのが見えます。

トラバース中間地点から杓子沢の滝を望む。大量の水が流れ落ち大変美しい景観を作り出しています。

トラバース中間地点から白馬鑓温泉小屋を望む。白馬鑓ヶ岳から発生する南山稜と烏帽子岩その間に出来た沢に残る雪渓の右手に建っています。

トラバース中間地点から白馬鑓温泉小屋を望遠で撮影。雪渓の右手側に建っているのが見えます。この先、杓子沢を超え、いくつかの雪渓を越えて行きます。

トラバース道の露岩を超える所は、谷側に傾斜しスリップしやすいので転落には要注意です。

杓子沢の雪渓を渡ります。所々に落石も目立ちます。雪渓上部の両側から岩壁が迫って細くなった場所に滝も見えています。

杓子沢の雪渓を渡ります。雪渓の傾斜は緩いので、アイゼンは必要ありません。杓子沢上部からの落石が目立ちます。落石に注意しながら雪渓を超えます。

杓子沢の雪渓を渡った所から振り返る。谷側の斜面はきつくないのでアイゼンは不必要です。

杓子沢の雪渓を渡った所から振り返ってトラバース道を撮影。

杓子沢を超えるとすぐに落石沢を渡ります。雪渓はほとんどなくなっていますが、落石の量が半端ではありません。

落石沢を見上げる。多くの落石があり通行注意です。

落石沢を超えると、小さな沢に付けられた登山道の一部が崩れた所をトラバースします。谷側の傾斜は緩いので問題ありません。仮に滑落しても怪我はほとんどないでしょう。

前写真の場所を振り返って撮影。写真に見えるほどの急な斜面ではありません。慎重に通過すれば問題ありません。

白馬鑓ヶ岳の北山稜と南山稜の間に出来た鑓沢を渡ります。上部から岩屑が押し出された様な砂礫地を進みます。この先から雪渓を通過します。

雪渓のトラバース。一旦左手側に進み、途中から右上方に登って行きます。雪渓の右手上に白馬鑓温泉が見えてきました。

雪渓のトラバース地点から撮影。トラバースを終えると右手上方に登って行きます。この地点は下山時に道迷いが起こりやすいところで、雪渓が多く残る時期(7月10日以降)には赤いベニガラがまかれるので、それに従います。

雪渓のトラバースを終えると雪渓の登りです。傾斜は緩くアイゼンの必要はありません。

雪渓を上ると高径草原に高山植物が咲く道の登りです。白馬鑓温泉小屋はすぐそこです。

高径草原の中から雪渓を振り返る。右側にカーブしている沢は、南股入の支流の湯ノ入沢です。

お湯に洗われ苔むした斜面を登ると標高2100メートルの日本第2位の高所温泉として知られる白馬鑓温泉に到着です。ちなみに1位は立山のみくりが池温泉です。

白馬鑓温泉小屋。この辺りは雪崩の危険が高い場所なので小屋はプレハブ式で、雪が降る前にたたまれます。小屋の後の岩の間から源泉が湧き出ています。泉質は含食塩土類硫化水素で、糖尿病、リュウマチ、婦人病などに効能がある様です。

白馬鑓温泉小屋の前庭の隅にある足湯。7人から8人が同時に足を漬けられます。座って眺める頸城三山は趣があります。

男女混浴の露天風呂。白馬鑓温泉小屋の詳細はこちら。源泉を飲用する事も出来、慢性便秘、慢性関節炎に効果があるようです。露天風呂は時間を区切り女性専用になります。女性専用風呂もあるので水着を忘れても大丈夫です。白馬鑓温泉から白馬槍ヶ岳・杓子岳を経由し白馬岳へのルートも参照してください。

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白馬鑓温泉小屋ルート地図

白馬鑓温泉小屋ルート詳細情報

ルート 猿倉(標高1,230m)⇒小日向のコル(標高1,816m)⇒杓子沢(標高1,849m)⇒白馬鑓温泉小屋(標高2,100m)
コースタイム 登山:猿倉⇒白馬鑓温泉小屋 4時間30分
下山:白馬鑓温泉小屋⇒猿倉 3時間40分
駐車場 猿倉駐車場の詳細はこちら
核心部 杓子沢のトラバース、落石沢の落石に要注意
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 2
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.05リットル、体重60kgの人:2.67リットル、体重75kgの人:3.28リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:3.813Kcal、体重60kgの人:4.957Kcal、体重75kgの人:6.100Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.545kg、体重60kgの人:0.708kg、体重75kgの人:0.872kg
標高差 距離 5.6km 最大標高差 781m 平均斜度 全体:13.9% 上り:16.3% 下り:5.6% 獲得標高 上り:782m 下り:25m
山小屋 村営猿倉荘 白馬鑓温泉小屋
登山口までのアクセス 猿倉までのアクセスの詳細はこちら


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「34.白馬岳 北アルプス」に収録されています。
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