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クリヤ谷から笠ヶ岳

クリヤ谷から笠ヶ岳登山ルート概要

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登山コース案内

新穂高温泉・中尾高原口の公衆トイレが完備した駐車場(約40台)にマイカーを停め登山スタートです。  蒲田川に架かる橋からは、その真下に無料で入浴できる露天風呂の「新穂高の湯」が見えています。 槍見館の裏から登山道が始まり、登山口には登山届のポストが設置されています。

樹林帯の登りがしばらく続き、穴滝を過ぎた直後にクリヤ谷の沢を渡ります。 増水時には渡れないことがあり、事前に高山警察署 新穂高臨時派出所・登山指導センター TEL:0578-89-3610、または笠ヶ岳山荘 TEL:090-7020-5666にルート状況を確認することをお勧めします。

クリヤ谷の沢を渡って少し登ると左側の展望が開け、標高2,168mの錫杖岳(しゃくじょうだけ)から連なる南尾根の岩稜帯が見えてきます。 その中でもエボシ岩などはロッククライミングの対象となっています。

錫杖岳の岩稜を眺めながら背の高い笹の中を登ると、登山道の左手に水場らしき所があります。 しかし、そこには水場を示す指導標の様なものは無く、小川の様に水が流れています。 さらにそこから30分ほど登った登山道の右側に水が流れている所があります。 この場所が正式な水場の様ですが、どちらも飲料には問題ないと思われます。

水場を過ぎると傾斜は増し、きつい登りになります。 しかし、クリヤノ頭の下に広がる岩稜帯の景観は美しく疲れを癒してくれます。
クリヤノ頭のすぐ下で振り返ると大きく展望が開けていて、正面には焼岳が同じくらいの高さに見え、その奥に乗鞍岳、さらにその奥には御嶽山までが見渡せています。 ここまで登山口からの標高差が約1,500m、コースタイムは6時間30分ほどの行程です。

クリヤノ頭から笠ヶ岳へ伸びる稜線の西側をトラバースするように進みます。 雷鳥岩辺りから登山道はごつごつした岩やハイマツの根に覆われ、歩きにくく進行スピードが鈍くなります。

足場の悪いトラバースを終え、笠ヶ岳山頂と思しきピークが見えてくると次第に傾斜は増していきます。
ハイマツ帯の登りは、疲れた体には堪える所です。
笠ヶ岳山頂と思ったのは偽ピークで、偽ピークから伸びる稜線の先に見える山頂まで30分ほどの登りがまだ残っています。 平らな石が折り重なった山頂直下の岩場を越えると笠ヶ岳山頂に到着です。





画像一覧

槍ヶ岳公園線475号の新穂高温泉へ至る途中の中尾高原口にある公衆トイレが完備した駐車場(約40台)。

 

蒲田川に架かる旧中尾橋の真下にある無料で入浴できる露天風呂「新穂高の湯」。営業期間4月下旬から10月下旬。営業時間8時〜18時。300円ほどの清掃協力金が必要です。問合せ先:0578-89-2614(奥飛騨温泉郷観光協会)

槍見館の裏にクリヤ谷登山道入り口があります。登山口には登山届のポストが設置されています。山頂まで9時間50分のコースタイムで、途中に山小屋は無く健脚者のみのルートと言ってよいでしょう。

広葉樹林帯の登りがしばらく続きます。クリヤ谷コースは雨による増水時は徒渉困難になるため、笠ケ岳山荘や新穂高登山指導センター電話:0578−89−2458に事前に問い合わせる必要があります。

穴滝。5メートルほどの落差の小さな滝です。この先でクリヤ谷本流を徒渉します。

穴滝を過ぎた直後にクリヤ谷の沢を渡ります。 増水時には渡れないことがあります。この後、クリヤ谷の左岸(右手側)を遡上していきます。

標高2,168mの錫杖岳(しゃくじょうだけ)から連なる南尾根の岩稜帯が見えてきます。

エボシ岩はロッククライミングの対象となっています。

クリヤ谷に沿って左岸を登ります。

錫杖沢出合で、右岸に渡ります。対岸にテントが3張りありました。ここが錫杖岳、エボシ岩の取り付き拠点になっている場所なのでしょう。

ここを渡ります。水はありませんでした。

樹林が途切れ展望が開けてきます。

後ろは錫杖岳(しゃくじょうだけ)から連なる南尾根の岩稜帯。

標高2,168mの錫杖岳(しゃくじょうだけ)から連なる南尾根の岩稜帯。ロッククライミングの対象とされる岩壁です。

まだ傾斜は緩い登りです。

登山道の左手に水場と思われる場所がありますが標識はありません。ここより少し上部に水場らしきところがあります。

笹の間をジグザクに登ります。この辺りから傾斜が次第に増してきます。

ダケカンバが混じりの林床に笹が茂る中の登りが続きます。

この先に水場があります。

登山道の右手にある水場。ここが正式な水場の様です。十分な水量でしたが、時期により枯れるかもしれません。

背の高い笹の間の登りが続きます。

簡単な岩場を登ります。

ジグザグに切られたきつい傾斜の登りです。

クリヤノ頭の少し下にあるザックを下して休憩できる所です。

笹に覆われた岩場を登るとクリヤノ頭まであと少しです。

標高2440mのクリヤノ頭。クリヤノ頭の直下を左側にトラバースする様に登って行きます。

クリヤノ頭から望む焼岳、その先に乗鞍岳。右手前の尾根が北尾根です。

クリヤノ頭のピークを通らずに、岩場を左手方向に巻いて進みます。

クリヤノ頭を過ぎ、やや下りながら樹林帯の中に入ってきます。背の高い笹に覆われた針葉樹林帯を進みます。

第二尾根奥壁を写す。進行方向の右手側は深く切れ落ちた崖になっています。崖すれすれの稜線の左側をトラバースするように進みます。

稜線の西側のハイマツの中のトラバース。この先の左手側に雷鳥岩があります。

登山道の左側にある雷鳥岩。雷鳥岩から雷鳥尾根が南西方向に伸び、笠谷へ至っています。

雷鳥岩を過ぎた辺りから登山道はごつごつした岩やハイマツの根に覆われ、歩きにくく進行スピードが鈍くなります。

正面の小ピークの左を巻きます。

正面のピークは左側のハイマツ帯の中をトラバースします。

トラバース終了地点で笠ヶ岳山頂と思われるピークを確認できますが、偽ピークで、南西尾根から続く稜線が笠ヶ岳山頂の様に見えています。

偽ピークの左手方向に南西尾根が伸びています。山頂はさらに奥にあります。

クリヤ谷コースを振り返る。登山道が稜線の右側のハイマツ帯の中に刻まれているのが見えています。

ハイマツ帯の登りです。

ジグザグに登ります。上部の稜線は南西尾根です。

登りやすい登山道ですが、疲れはピークになっています。右手側には穴毛谷の支流・四ノ沢の左俣が切れ落ちています。

ハイマツの間を登ればあと少しで南西尾根から連なる偽ピークです。

登って来た稜線を振り返る。雲に包まれた蒲田川を挟んで西穂高岳へ伸びる稜線が見えています。そしてその右に焼岳が低く見えています。

偽ピークまで上がって撮影。うっすらと山頂が見えています。

累々と重なり合った岩場の登りが続きます。

右上方に霞に薄らと浮かび上がる笠ヶ岳山頂。岩が折り重なった所を登ると山頂に飛び出します

三角点の設置がある笠ヶ岳山頂。

笠ヶ岳山頂。笠ヶ岳山頂からの眺望は笠新道コースをご覧ください。

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クリヤ谷ルート地図

クリヤ谷ルート詳細情報

ルート 新穂高温泉・中尾高原口(標高994m)⇒クリヤノ頭(標高2,440m)⇒雷鳥岩(標高2,460m)⇒笠ヶ岳(標高2,897m)
コースタイム 登山:新穂高温泉・中尾高原口⇒笠ヶ岳 9時間50分
下山:笠ヶ岳⇒新穂高温泉・中尾高原口 8時間10分
核心部 特に難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:4.50リットル、体重60kgの人:5.85リットル、体重75kgの人:7.20リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:8.370Kcal、体重60kgの人:10.881Kcal、体重75kgの人:13.392Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:1.195kg、体重60kgの人:1.554kg、体重75kgの人:1.913kg
標高差距離 7.2km 最大標高差 1929m 平均斜度 全体:26.7% 上り:28.9% 下り:9.6% 獲得標高 上り:1934m 下り:48m
山小屋 笠ヶ岳山荘
登山口までのアクセス 新穂高温泉までのアクセスの詳細はこちら


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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笠ヶ岳は
「37.槍ヶ岳・穂高岳 上高地 北アルプス」に収録されています。
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