キレット小屋から五竜岳に向けて出発します。左手の斜面をトラバースする様に伸びる登山道を進みます。
キレット小屋からすぐの所にある鎖場。谷側の傾斜は緩く登山道の幅も十分あり特に鎖は必要ありません。
左手側のハイマツ帯の中に登山道が付いているのが見えています。右正面の岩陵は左から巻きます。登り切った所に短い梯子がかかっています。
2mから3mの短い梯子を降ります。
ハイマツ帯の中にあるゴツゴツとした岩場を右上方に向かいます。
稜線に向かいゴツゴツとした岩の壁を登って行きます。スタンスは十分にあり、傾斜の緩く鎖は付いていません。
岩場の登り中間地点。やや岩がもろい部分があり、多くの登山者が入ってる場合には、落石に注意して登ります。
稜線まであと少しです。稜線に上がると左方向に進んでいきます。
今登った所の最上部から振り返る。傾斜は約30度ほどでしょうか。
稜線に上がって少し進んだ所から撮影。右手前の岩の反対側に降ります。正面奥の山頂部が丸い岩陵は左から巻きます。ハイマツ帯の中に左上方に伸びる登山道が確認出来ます。
かなり傾斜のきつい岩場を下ります。両脇が岩に挟まれたところを降りて行きます。スタンスは十分あり簡単に下ることが出来ます。
ハイマツ帯の中を斜めに登ってきた後に、正面の岩場にある鎖場を登り、反対側に降りてきます。
簡単な鎖場になっています。鎖場を登りきり反対側に降ります。反対側も鎖場になっています。
長い鎖場の下りです。二段になっています。傾斜は緩いのであまり鎖は使われていないようです。鎖場を降りていた所からハイマツ帯の中に登山道が確認出来ます。
鎖場中間点。斜面の傾斜は緩いのですが、一枚岩になっているので雨天時スリップに注意が必要です。
鎖場の中間地点から下を撮影。登山道が見えます。
鎖場の後半から下を撮影。鎖場の傾斜はややきつくなります。
鎖場を下り切った所から振り返って撮影。 長い鎖場ですが、傾斜は弱く簡単に下れます。 右上方から下ってきました。
しばらくなだらかな稜線をすすみます。正面の小ピークから反対側に下って行きます。奥は五竜岳。後立山連峰は昼頃になると長野県側からガスが上がってくる事がしばしばあります。
ザレた登山道を下ります。浮石が多く、転倒注意です。ハイマツ帯の中の稜線上に登山道が付いているのが見えます。
ザレ場の中間点を下ります。次第に五竜岳が近づいて来ました。
ガレ場を降りた所から再び、たおやかな稜線歩きがしばらく続きます。登山道は概ね稜線の富山県側に付いています。
小さな岩陵の左をトラバース気味に進みます。谷側の傾斜は緩く問題なく通過出来ます。
登山者が休んでいる所を越えた鞍部が口ノ沢のコルです。小さな小ピークをいくつも越えて進んでいきます。
標高2416m 地点にある口ノ沢のコル。キレット小屋を出発してちょうど1時間経過したところです。
口ノ沢のコルから稜線の富山県側に作られた緩い坂道を30分ほど登れば北尾根ノ頭です。
正面ピラミッド型の小ピークは左から巻き、その先に北尾根ノ頭があります。
右上にピラミッド型の小ピークがあり、そこを巻いています。この上に小さく登山者が見える所が北尾根ノ頭。
標高2560メートルの北尾根ノ頭から五竜岳まで約2時間30分です。ここから難易度は格段に上がってきます。登山者が立っている先のガレ場の下りに高度感のある梯子があります。
ガレ場を梯子も使って下り、赤ザレの斜面をトラバースします。
ガレ場に架かる梯子を振り返って撮影。この梯子は高度感があります。
赤っぽい土の出ているガレ場全体を振り返って撮影。岩陵右手に架かる梯子を下りトラバースしてきました。
手前ピークの岩峰がG5です。G4はG5の陰になり見えません。最も高い所が五竜岳です。ハイマツ帯の中を左から回り込んで G5取り付きに向かいます。
ハイマツ帯を回り込んだ所から撮影。G5への登り。ザレ場の急登り。
G5取り付きに立つ.。ザレ場の急登りが続きます。下山道して使う場合には浮石があり、転倒注意です。
G5へ少し登った所から振り返って撮影。正面の岩峰は右側から巻いて来ました。奥に双耳峰の鹿島槍ヶ岳が聳えています。
G5登りの中間地点。稜線の左側、ハイマツの右側を登って行きます。長野県側は切れ落ちた断崖になっています。
G5直下の岩場を右から巻きます。スタンスは豊富で簡単に通過出来ます。
巻き終わるとG5ピークが見えます。G5直下の急斜面のところに鎖が設置されています。ここが最もきつい斜面になります。
前写真の位置からザレた登山道を振り返る。岩陵の稜線沿いに登山道が確認出来ます。
鎖場の登り。ここの傾斜が最もきつく50度はあるでしょうか。ガレ場を左から回り込んで登ることも出来ます。
鎖場を登り切り、左斜め上方に登ればG5のピークです。
左上にG5ピークがあります。G5に飛び出す直前に短い鎖場があります。
G5ピークに立ちG4へ至るやせ尾根を望む。G5・G4間が、このルートの核心部です。G4ピークは不明瞭で、ここからは確認出来ません。左側は切れ落ちた崖になっているので慎重に通過します。
狭い稜線の中間地点。この先が小ギャップになっています。このまま稜線をすんなり歩くことが出来ず、その先の岩を鎖に掴まり小鞍部へ降ります。
小ギャップに下る鎖。鎖で鞍部まで下り、正面の岩を赤マークに従って登り返します。正面の岩場には鎖はありません。
トラバースし、鎖場を降り切って小ギャップの鞍部に立って振り返って撮影。
小ギャップ鞍部からの登り返し。岩が逆相になってるように見えますが、スタンスは豊富です。特に鎖無しでも登る事は可能です。
G4へ向かいます。ピークはやや不明瞭です。そしてG4のピークは通過せずに、左側を巻きます。
G5を振り返る。稜線を通過してきました。
岩陵は左から巻きます。
右上のピークがG4と思われます。岩の間を通過すると、その先が小ギャップになっています。
小ギャップの鞍部に下り、正面の鎖が設置された岩を登り返します。ここから見ると垂直の壁に見えますが、実際はさほど難しくありません。
小ギャップの鞍部からから鎖場を見あげる。写真で見るよりもスタンスは豊富です。
鎖場を登り切り、手前の岩を鎖を使って下降します。ハイマツ帯の中を登山道が真直ぐに伸びています。五竜岳が近づいてきました。
3メートルほどの鎖場を上から撮影。ここを下ります。高度感は無いので問題ありません。
G4を通過し、振り返る。ここで核心部終了です。
さらに進んだ所からG4を振り返る。
五竜岳への登り。ジグザグな急坂を上ります。途中の岩場には鎖場が連続します。
この上から鎖場が連続しますが、傾斜は緩く難しくありません。ペンキマークに従って登って行きます。
この上部は鎖場が続きます。斜度は35度ほどで難しくありません。
更に鎖場が続きます。ここも同様にスタンスは豊富で、斜度も緩い為簡単に通過していきます。
更に鎖場は続きます。特に高度感も無く、問題ありません。ただ雨天時は、岩の表面がツルツルしてる場所があり、スリップ注意です。
3mほどの鎖場です。ここも難なく登っていきます。
更に鎖場は続きます。ここの鎖場を乗り越えれば鎖場は終了です。
鎖場終了地点から五竜岳山頂方面を写す。山頂は左手上方にあります。
鎖場終了時点から振り返って撮影。五竜岳の核心部G4、G5は重なって見えています。ここから見ても長野県側(左手)は切れ落ちた断崖絶壁になっているのが分ります。
G4・G5の拡大。手前がG4で、奥がG5です。ゴジラの背の様な所を小さなアップダウンを繰り返し通過してきたことが分ります。
ザレた斜面を登り、傾斜の緩い岩場を登ると五竜岳山頂への分岐です。
岩場の登り。逆相の岩の様に見えますが、スタンスは豊富で、高度感は無く、難しくありません。ここを登れば山頂です。
左手上方が五竜岳山頂。登り上げた所に登山者がいるのは、五竜岳山荘方面と五竜岳山頂との分岐です。
唐松岳へ向かう(五竜岳山荘へ向かう) 分岐から五竜岳山頂を見る。
標高2814メートルの五竜岳山頂。唐松岳の稜線の先に白馬山が見えます。
五竜岳山頂から剱岳と左に連なる立山三山を望む。
五竜岳山頂から八峰キレット越に、二つのピークを持つ鹿島槍ヶ岳を望む。更にその奥に、うねるように後立山連峰が続いています。
五竜岳山頂から赤い屋根の五竜山荘が、鞍部に建っているのが見えます。更に、稜線の先に牛首があり、その左手にやや丸い形をした山頂の唐松岳が見えています。
五竜岳山頂から五竜山荘への稜線の望遠撮影。右前方の岩峰は通過せずに左側を巻きます。五竜山荘の奥の小高い丸山は白岳です。