日本アルプス登山ルートガイド > きのこ > ベニテングタケ(テングタケ科)
特徴 | おもに白樺林に発生します。針葉樹林のなかにもしばしばみられます。大きいものは笠の直径が20cmに達するものもあります。傘の表面に白い破片が散在しますが、個体によっては白い破片がほとんど存在しないものもあります。その場合タマゴタケとの鑑別が重要です。 |
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鑑定ポイント | 1.傘の周辺に放射線状の模様があります。 2.柄の先端に白いタマゴ状の被膜(つぼ)があります。 3.柄のベースが白色です。 4.柄に白い色い「つば」があります。 5.傘の表面に白い破片が散在します。 6.傘の裏のひだは白色です。 |
食用 | 地方によっては塩ずけにして食用にするところもあるようです。毒成分は中枢神経に作用すろ神経毒です。神経錯乱、幻覚、視聴覚障害などが4時間以上続き、深い眠りに落ちるとのことです。死亡に至るような猛毒のきのこではありません。毒成分の内ムッシモールという成分がグルタミン酸ソーダの10倍ものうま味を持つとのことで、食べた人の話では大変おいしいとのことでした。ちなみに私は食したことはありません。 |
採取場所 | 八ヶ岳 |
鑑別を要するキノコ