日本アルプス登山ルートガイド > 富士山と周辺の山々 > 富士山 > 富士山世界文化遺産25の構成資産
富士山世界文化遺産構成資産マップ
富士山世界文化遺産登録の理由
25の構成資産
1-1.山頂の信仰遺跡群-富士山域 【山梨県・静岡県】
1-2.1-3.1-4.1-5.登山道-富士山域
1-2. 大宮・村山口登山道 (現富士宮口登山道) 【静岡県 富士宮市】
1-3. 須山口登山道 (現御殿場口登山道) 【静岡県 御殿場市】
1-4. 須走口登山道 【静岡県 小山町】
1-5. 吉田口登山道 【山梨県 富士吉田市・富士河口湖町】
1-6.北口本宮冨士浅間神社-富士山域 【富士山北麓・富士吉田エリア】
1-7.1-8.1-9.11.12.富士五湖 -富士山域
冨士講の祖・長谷川角行の富士八海
富士五湖が世界文化遺産に登録されたのは、景観が美しいというだけの理由からではありません。「信仰の対象」「芸術の源泉」としての性質の2面から見て登録にふさわしいと判断されたからです。本栖湖は、この二つの側面からの登録になり、他の四湖は「信仰の対象」が登録の理由です。1-7. 西湖 【山梨県 富士河口湖町】
1-8. 精進湖 【山梨県 富士河口湖町】
1-9. 本栖湖 【山梨県 富士河口湖町】
11. 山中湖 【山梨県 山中湖村】
12. 河口湖 【山梨県 富士河口湖町】
2.富士山本宮浅間大社 【静岡県 富士宮市】
富士山本宮浅間大社
1, 大鳥居と富士山
2, 富士山本宮浅間大社本殿
3, 湧玉池と水屋神社
富士山本宮浅間大社開山祭 7月10日
1, 大鳥居の前で行われる富士山開山式
2, 御柱を担いだ氏子達が本殿に向かいます
3, 大宮小学校4年生による歓迎
4, 本殿で行われる富士山開山祭神事
4, 動画
3.山宮浅間神社 【静岡県 富士宮市】
【山宮浅間神社の大鳥居】
富士山本宮浅間大社の社伝によると、富士山本宮浅間大社の前身とされる神社です。日本武尊が創建したとされています。本殿に当たる場所に社殿が無く、富士山を直接礼拝する遥拝所を設けるという独特な形態は、噴火を鎮めるために山を遥拝していた古代の富士山祭祀の形をとどめていると考えられます。
拝殿や本殿が存在しない山宮浅間神社ですが、鳥居の先の境内には籠屋(こもりや)と呼ばれる建物があり、かつて神事の際に富士山本宮浅間大社の神官らが参籠したとされています。現在の籠屋は昭和8年に建築されたものです。
【山宮浅間神社の遥拝所に登る参道中央に鉾立石】
石灯籠が建つ参道の中央に鉾立石が置かれています。山宮御神幸いの折浅間大神は、鉾に宿り山宮へ向かったとされ、途中の御休み所には、鉾を置く「鉾立石」が設けられました。鉾立石は道筋にいくつかあったと言われていますが、現在は富士山本宮浅間大社楼門前に一つ、山宮浅間神社に二つ残されています。
【山宮浅間神社の遥拝所から望む富士山】
富士山自体を神と考え、その山体を遠くから拝む場所として遥拝所が設けられています。遥拝所の周囲を取り囲むように、青沢溶岩流の溶岩塊上に溶岩礫の石塁が積み上げられています。石塁の下からは祭事に使う土器が発掘されています。遥拝所内は柵に覆われ立ち入りが禁止されています。
【山宮浅間神社の案内所と公衆トイレ及び駐車場】
山宮浅間神社案内所にて、ご参拝記念として御札500円、御守300円、神話ストラップ御守300円、御朱印300円などが販売され、「富士檜」を使用したオリジナル御朱印帳は案内所では2700円税込み、郵送の場合は3600円です。
4.村山浅間神社 (富士山興法寺) 【静岡県 富士宮市】
5.須山浅間神社 【静岡県 裾野市】
6.東口本宮冨士浅間神社 (須走浅間神社) 【静岡県 小山町】
7.河口浅間神社 【山梨県 富士河口湖町】
8.冨士御室浅間神社 【山梨県 富士河口湖町】
9.御師住宅(旧外川家住宅) 【山梨県 富士吉田市】
10.御師住宅(小佐野家住宅) 【山梨県 富士吉田市】
13.14.15.16.17.18.19.20.忍野八海 【山梨県 忍野村】
長谷川角行の富士八海と忍野八海
「忍野八海」は、平安時代から神事や富士修験の禊地として利用されて来ました。 しかしこの時代、忍野八海という名前はなく、江戸時代の天保の飢饉がこの名前の誕生の由来と考えていいでしょう。13.出口池 (忍野八海)
14.お釜池 (忍野八海)
15.底抜池 (忍野八海)
16.銚子池 (忍野八海)
17.湧池 (忍野八海)
18.濁池 (忍野八海)
19.鏡池 (忍野八海)
20.菖蒲池 (忍野八海)
東円寺と忍野八海との歴史的関わり
21. 船津胎内樹型 【山梨県 富士河口湖町】
【無戸室浅間神社(胎内神社)】
赤い鳥居をくぐり無戸室浅間神社内に入ります。
体内樹型の内部は、母の胎内・父の体内という二つの樹型からなり、総延長70mに及ぶ複合型溶岩樹型です。
溶岩樹型とは、溶岩が流れる際に樹木を取り込んで固まり、熱によって燃え尽きた樹幹の跡が空洞になったもので、穴の中が人体の内部に似ているものが「胎内」と呼ばれていて、信仰の対象になりました。体内樹型に入って出てくることで、「生まれ変わり、身が清まる」とか、「安産のご利益がある」とされていました。
船津胎内樹型は、承平7年(937年)に流下した「剣丸尾第一溶岩流」で形成されたものです。「剣丸尾溶岩流」は、約1000年前に富士山の北側斜面八合目辺りから噴出した玄武岩質溶岩が、幅1km、長さ20kmに渡って富士吉田市に達したものです。
船津胎内周囲には40基以上の樹型が確認されています。その歴史は古く、1617年に富士講の祖と言われる長谷川角行が穴の一つを発見し、浅間大神を祭ったと伝えられます。富士講信者によって、1673年に現在の船津胎内樹型が発見されました。その後、北口本宮冨士浅間神社を再建した事で知られる上村光清が、現在の本穴を発見し、入口付近に無戸室浅間神社の社殿を建てたとされます。
周辺に点在する溶岩樹型と共に1929年(昭和4年)に国の天然記念物に指定されました。
【無戸室浅間神社(胎内神社)中央に開いた胎内樹型入口】
木花咲耶姫命を祀った祭壇の下に船津胎内樹型の入口があります。
江戸時代には富士講が隆盛を極め、江戸を中心として関東近隣から大挙して富士登拝を目指す人々が訪れました。その拠点となったのが御師の街として栄えた富士吉田市です。船津胎内樹型は、吉田口登山道途中の「中ノ茶屋」から西側に約50分
歩いた所にあります。多くの登拝者はこの船津胎内樹型に立ち寄ってから富士山を目指したと言います。
そのため、境内には富士講社から寄進された石造物も多く残っています。
【母の胎内】
総延長22mの横臥洞窟(狭くて低い溶岩樹型で、身を小さくして進みます)の先が「母の胎内」と呼ばれる空間になって、木花咲耶姫命像が祀られています。「この地が古事記にあるように木花咲耶姫命が出産した場所であると伝えられ、参拝時に使用した残りのロウソクをお産の時に灯すと安産になる」という言い伝えも残っています。
【肋骨状の壁面】
特に入口部分の壁面6m区間では内臓を取った胸腔を内側から見た様子に見え、岩が肋骨状に垂れ下がって見える所から「胎内」と称されています。又、幅2.8m、高さ1.2mある洞窟内の最も広い場所の天井に「乳房」の通称を持つ溶岩鍾乳石も認められます。
【父の胎内】
延長約15mの「父の胎内」に適々芸命像、子育観音像が祀られています。
22. 吉田胎内樹型 【山梨県 富士吉田市】
23.人穴富士講遺跡 【静岡県 富士宮市】
24.白糸の滝 【静岡県 富士宮市】
25.三保松原 【静岡県 静岡市】
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