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ルート
愛鷹登山口⇒黒岳⇒越前岳(愛鷹山)

愛鷹登山口⇒黒岳⇒越前岳(愛鷹山)登山ルート概要

国道469号線のバス停がある愛鷹山登山口から徒歩で20分ほどの所にある登山者用駐車場の前の山神神社の鳥居をくぐって登山開始です。

バスでアクセスする場合、御殿場駅から十里木行きバスに乗り、国道469号線沿いの愛鷹登山口で下車します。三島駅からもぐりんぱ・イエティ行きバスが出ていますが、始発が9時10分と遅く、一日2本しかないので、あまりお薦め出来ません。

しばらく樹林帯を登ると愛鷹山荘に到着します。無人の山荘は無料で、先着順で7名まで泊まることが出来きます。

愛鷹山荘から10分ほどで富士見峠に着き、ここから黒岳を往復します。 黒岳展望広場で富士山の眺望を楽しみ、少し進んだ所が黒岳山頂です。 山頂は平坦で休憩するには絶好のポイントですが、灌木の阻まれて360度の展望はありません。東側は開け、御殿場市の向こうに箱根山の一つ金時山が、その鋭角の姿を見ています。もちろん北側も開けて富士山の展望はあります。 又、黒岳周辺は樹齢400年以上の杉の巨木が自生していることでも知られています。

富士見峠に戻り、越前岳に向け登ります。しばらく単調な樹林帯の登りが続き、鋸岳展望台で一休みです。 鋸岳は文字通り鋸の歯の様な山容で、呼子岳と位牌岳の間の険しい稜線を作っています。 近年、崩壊が進み愛鷹山の縦走を困難なものにしています。

鋸岳展望台から単調な樹林帯を進むと、写真家の岡田紅陽による富士山の撮影地となった富士見台に到着します。

新潟県出身の海軍嘱託して活躍した岡田紅陽(1890年から1972年)は、第2次世界大戦前後には山岳写真家として各地の山を撮影しました。中でも富士山を中心に撮影したことから「富士の紅陽」と異名で呼ばれるほど名声をほしいままにしました。彼は越前岳へも足を運び、富士見台で撮影した富士山の図柄が、昭和13年に発行された50銭紙幣のモデルに採用されました。同所には50銭紙幣をプリントした案内板が設置されています。

富士見台と越前岳山頂間は狭い稜線の登りとなり、登山道の左右からは富士山と駿河湾が木々の間から見え隠れする様になると、越前岳山頂はもう少しです。


画像一覧

愛鷹登山口(バス亭)から杉林の林道を20分歩いた所にある山神社駐車場。約40台駐車可能、簡易トイレがあります。愛鷹登山口(バス亭)には御殿場駅、三島駅からバス便があります。

山神社駐車場から伸びる舗装された林道を右手に入ると登山道が始まります。車道を真っ直ぐ進めば割石峠へ向かうルートです。

山神社(愛鷹神社)の鳥居をくぐり、冠松次郎の碑の横を通り、杉林の中の登山道が始まります。林道脇には登山者カード届け出ポストが設置されています。

うっそうと茂る杉林の中を登ります。

杉林を抜けるとすっかり葉を落とした広葉樹林帯です。沢筋に作られた登山道には大小様々な岩がゴロゴロし、やや不安定な登りです。

沢筋から離れ、山腹の左側を回り込むように登っていきます。葉を落とした木々の間から時折左側の展望があります。

笹の中に梯子が設置されています。

愛鷹山荘が見えてきました。山荘手前の登山道が崩壊しているため橋が架けられています。

バラ平の平坦地に建つ愛鷹山荘。銀明水という湧水が引かれ、狭いキャンプサイトも整地されています。

管理人不在の愛鷹山荘内部。 定員7人、無料で先着優先です。宿泊する場合には寝袋、食料などが必要です。

愛鷹山荘前の簡易トイレ。

愛鷹山荘の裏から急坂を10分ほど登ると富士見峠分岐があります。ここで道は左右に分れます。今回は右手方向に進み、富士山の展望が良い黒岳をピストンすることにします。

富士見峠から杉林の尾根筋を黒岳に向かいます。

富士見峠から緩斜面を10分ほど登ると、左手方向に大きく展望が開けます。ベンチが設置された黒岳手前の展望台です。富士山が眺望がすばらしい。

展望台から尾根通しに進み、T字路で右折すれば黒岳山頂です。山頂は平坦で、南から西にかけて疎林に邪魔され展望がありませんが、北側の富士山、東側の金時山などの展望が良好です。

黒岳山頂からの富士山の眺望。山頂で眺望を楽しんだら、富士見峠へ戻り、越前岳を目指します。

黒岳から富士見峠に戻り、越前岳に向かいます。杉林の林床には背の高い方が密生しています。

背の高いクマ笹の中を登ります。

V字にえぐられた粘土質の登山道。雨の後などは滑りやすく歩きにくいので注意が必要です。作業道を横切ると次第に傾斜が増し、左側の展望が開けます。

左側(南側)の展望が大きく開けます。鋸岳展望台から撮影。左のピークは位牌岳、右に鋸の歯のように連なるのが鋸岳。

なだらかな登りが続きます。

北白ガレンの縁を北側にトラバースする様に通過します。葉を落とした広葉樹が作る木漏れ日の中の広い稜線を登ります。

山頂に近づくに従って稜線が狭くなります。

富士見台。昭和13年(1938年)に発行された50銭紙幣、通称富士桜に描かれた富士山の図柄は、新潟県生まれの写真家岡田紅陽が、この場所で撮影したものが原型になっています。この周辺の稜線からは富士山の眺望が所々であります。

更に稜線は狭まり、ブナの巨木が見られるようになります。アセビなど木々の間から左右の展望が効きだします。

アセビの林の中の先に目指す越前岳山頂が見えてきました。

南方向を望むと鋸岳の先に駿河湾が見えてきました。

太陽の光が降り注ぐ明るい稜線歩きは爽快です。

木々の間から垣間見える富士山の姿が美しい。

二等三角点のある越前岳山頂。 南方向の展望が大きく開け、太平洋の駿河湾が一望できます。

越前岳山頂から見る富士山。山頂の西側から十里木及び勢子辻からの登山道が合わさってきます。

越前岳山頂から南側を望むと呼子岳、鋸岳、位牌岳へ続く稜線。その遠景に駿河湾の大海原が広がっています。

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愛鷹登山口⇒黒岳⇒越前岳(愛鷹山)登山ルート地図


愛鷹登山口⇒黒岳⇒越前岳(愛鷹山)登山ルート詳細情報

ルート 愛鷹登山口(標高700m)⇒駐車場(山神社)⇒富士見峠⇒黒岳(標高1,087m)⇒鋸岳展望台⇒富士見台⇒越前岳(標高1,504m)
コースタイム 登山:愛鷹登山口駐車場⇒黒岳⇒越前岳 3時間10分
下山:越前岳⇒黒岳⇒愛鷹登山口駐車場 2時間30分
駐車場

山神社前無料駐車場 約 40台 

トイレ

山神社前無料駐車場内に簡易トイレあり

核心部 特に難しい所はありません
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.41リットル、体重60kgの人:1.83リットル、体重75kgの人:2.26リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.627Kcal、体重60kgの人:3.415Kcal、体重75kgの人:4.203Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.375kg、体重60kgの人:0.487kg、体重75kgの人:0.600kg
標高差 距離 4.2km 最大標高差 765m 平均斜度 全体:18.1% 上り:25.8% 下り:9.8% 獲得標高 上り:824m 下り:78m
山小屋 愛鷹山荘 пF0559-71-7721
愛鷹登山口までのアクセス

御殿場駅⇔愛鷹山登山口(富士急行)
三島駅⇔愛鷹山登山口(富士急シティバス)



次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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