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丹沢 塔ノ岳(とうのだけ)

丹沢 塔ノ岳登山ルート概要

登山コース案内

登山口となる大倉秦野ビジターセンターには、小田急小田原線渋沢駅からのバス便が多く、丹沢登山の拠点として最もアクセスが良く多くの登山者で賑わいます。
また、秦野ビジターセンターの近くには、秦野戸川公園の大倉駐車場があり、マイカーでのアクセスも良好です。
車はさらに上まで登ることが出来るため、登山口近くの車道には、多くの車が路上駐車の列をなします。

塔ノ岳山頂まで概ね樹林帯の中を登るルートで難所は無く、登山初心者向けです。
大倉から大倉尾根を登るルートは丹沢山系の中で最も人気が高く、塔ノ岳をピストンする登山者、表尾根を縦走して烏尾根山または三ノ塔から下山し大倉に戻る登山者で賑わいます。

登山口から樹林帯の中を登ると、ほどなくして観音茶屋が見えてきます。
観音茶屋ではかき氷、おしるこ、牛乳プリンなどの軽食を販売しています。

観音茶屋の前を通り、さらに樹林帯を登ると直登りルートと左に向かう大倉高原山の家を経由するルートの分岐に到着します。
大倉高原山の家の方面のルートを進みます。

「丹沢の門」と書かれた鳥居をくぐると、大倉高原山山の家です。 山小屋の前にはテーブルと椅子が設置され、南方面の展望を楽しみながら一休みします。

大倉高原山山の家で水を補給し出発です。しばらくして直登りルートと合流します。 合流ポイントは平坦でベンチが設置され休憩最適地となっています。

少し登った所に見晴茶屋があります。 通常料金;1泊2食で4500円で泊れ、しばしばイベントが開催されていますので、宿泊するのも面白いかもしれません。

見晴茶屋からよく整備された木道の道を上がると、駒止茶屋に着きます。

駒止茶屋を過ぎると丹沢の表尾根が眼前に現れます。 樹林帯の登りを続けると堀山の家に到着します。
堀山の家は期間限定で営業(土、日曜日、年末年始、GW、夏期)している山小屋です。

その後、木道がよく整備された登山道が続き、花立山荘に着きます。 花立山荘で展望が一気に開け相模湾を一望出来ます。

金冷シで鍋割山からの登山道を合わせ木道を登ると塔ノ岳山頂です。山頂からは360度の展望があり、南方面には相模湾、南西方面には富士山の眺望を楽しむことができます。

山頂近くでは多くの鹿を目にすることがあります。高山植物などの植生を変化させるだけで無く、ヤマビルを媒介する元凶となる動物のため、丹沢大山自然再生委員会では鹿の頭数をコントロールするため、柵を設けたり、罠を仕掛けて駆除しています。

登山最適は、新緑の4月中旬から5月下旬、紅葉の10月中旬から11月中旬です。冬の積雪量は30センチほどで登るのに苦労することはありませんが、山頂近くの凍結や日当たりの良い場所のぬかるみには注意が必要です。 夏は蒸し暑く登山には適しません。



塔ノ岳の修験道と尊仏信仰

1963年(昭和38)に伊勢原市の日向薬師 の常連坊から修験者達により覚書として残された「峯中記略控」という記録が発見されました。それにより、丹沢表尾根コースや丹沢主脈の縦走路が1200年前頃から修験道の入峰修行の場であったことが確認されました。

江戸時代に入ると丹沢は徳川幕府の直轄地となり、一般の人々の入山を厳しく制限しました。しかし、塔ノ岳と大山は信仰の山として登山が認められていました。 塔ノ岳の尊仏信仰は地元の農民による地味なもので、中腹にあった巨岩(尊仏岩)を山の神体と仰ぎ、鐘や太鼓を打ち鳴らし、「懺悔懺悔六根清浄」を唱えながら山頂に登り、尊仏岩で、豊作を祈ったようです。現在、尊仏岩は関東大震災の余震によりを大金沢へ転落し、姿を見ることができません。ロープを使って降りるようなそんな危険な場所に現在はあるようです。尊仏岩を地元の人々は「お塔」と呼んでいたことが、後に、お塔のある岳という意味で「塔ノ岳」という山の名前が付いたとされています。

5月15日は塔ノ岳の山の祭りの行事の一つとして山頂下において天下御免の賭博が開催され、土地の者ばかりではなく関八州の親分達までもが集まり、盛大に行われていたようです。賭博は昭和20年代まで続いたようです。

近代登山の幕開けは明治に入ってからで、登山史年表によると日本山岳会の岡野金次郎の名前がまず最初にあります。昭和2年4月1日に小田急線が開通したことでアクセスが便利になり、日帰り登山が可能になった為、多くの登山者が訪れるようになりました。山頂には昭和14年11月に横浜山岳会によって丹沢における最初の山小屋となる「尊仏小屋」が建てられました。
参照:丹沢 尊仏山荘物語 より


塔ノ岳山頂周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温(℃)
2.6
2.9
5.5
10.6
14.4
16.8
20.5
22.1
18.8
13.9
9.3
5.2
平均気温(℃)
-2.6
-2.1
0.9
5.9
9.9
13.0
16.7
18.0
14.8
9.5
4.5
-0.1
最低気温(℃)
-7.3
-6.9
-3.8
1.2
5.7
9.7
13.7
14.7
11.5
5.7
0.3
-4.8

塔ノ岳へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
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ストック
スパッツ
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手袋
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サングラス
軽アイゼン
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12本歯アイゼン
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ピッケル
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テント
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画像一覧

大倉の秦野ビジターセンターから10分ほど車道を登った所の大倉登山口。右の道路に路上駐車の列が出来ます。左手側の簡易舗装された道を登って行きます。

大倉尾根登山口周辺の路上駐車30台可。5月と10月の週末は大変混雑する事が多いです。

登り窯のある工芸工房を右手に見送り、簡易舗装の道から登山道へ変わり、少し登った所にある観音茶屋の屋根の下を通ります。

観音茶屋の少し上で登山道は二手に分岐します。右方向は直登りルートです。どちらを歩いても上部で合流しますが右方向のルートの方が若干早い。左方向は大倉高原山の家を経由するルートです。今回は左手方向に向かいます。

「丹沢の門」と書かれた鳥居をくぐると、大倉高原山の家です。

大倉高原山の家には豊富に流れる水場があります。宿泊可能です。ひきたての岩清水コーヒー、ビール、ポカリスエットなどが販売されています。小屋の少し上に丹沢で唯一のテント場があります。1人400円。

雑事場。大倉高原山の家の少し上で直登りルートと合流します。 合流ポイントは放火用水が置かれた平坦で、ベンチが設置され休憩最適地となっています。

雑事場から杉並木の中を登ると見晴茶屋です。 2006年に改築工事がなされ大変綺麗です。定員40名、詰め込まれません。料金;1泊2食で4500円、イベントも開催されています。宿泊予約は臼井克侑(代表 )携帯 090−3040−7882?。

見晴茶屋を後にして、一本松を左に見送ると、よく整備された木道を登ります。木道の無い所もあり、大小の石が転がっているところもあるので転倒には注意したい。

駒止茶屋。小屋の前庭にベンチとテーブルが設置され休憩に最適です。有料トイレは1回100円です。この日は玄関のドアは閉まっていました。

駒止茶屋からしばらく平坦な道が続くが、間もなく登りとなり、右前方の展望が開け、塔ノ岳から新大日、烏尾山、三ノ塔、二ノ塔と続く表尾根の稜線が見えてきます。丹沢お薦めの表尾根縦走路です。 行者ヶ岳周辺の稜線が特に良い。

両脇の木々がトンネルの様になった樹林帯の穏やかな登山道です。登山道のある大倉尾根は別名「バカ尾根」とも呼ばれているが、展望が少なく単調な登りが続くことかららしい。

堀山の家:小草原と呼ばれる平坦地に立っている山小屋です。期間限定で営業(土、日曜日、年末年始、GW、夏期)しています。宿泊料は二食付きで5000円、カップラーメン、ラーメン、ポカリスエットなどの販売。TEL:090−7710−0770

木道の登りです。堀山の家から20分ほど登った所が標高1128メートルの茅場平で、右手方向から天神尾根のルートが合流する場所です。

木道はさらに続きます。背の高い樹林帯を抜け、この上で展望が開けた平坦地になります。

遊歩道の様な真っ直ぐな登山道です。植生を壊さないよう登山道の両脇には進入禁止用に柵が設けられています。平坦な道を進みます。正面ピークの取り付きから斜度は一気に増して行きます。

傾斜が一気に増し、大小様々な岩が転がっているガレ場の登りになります。この少し上で樹林帯を抜け展望が開けてきます。

崖崩れ防止用の柵が作られています。ここ辺りで樹林帯を完全に抜け展望が開けてきます。この辺りには鹿が多く、植生復元地が整備されています。ここを登り上げれば花立山荘が建つ平坦地に飛び出します。

振り返る。南方面の眺望は完全にあります。秦野や伊勢原の街並みの先に相模湾が望めます。初島も確認出来ます。石を敷き詰めた土止めの階段は、所々赤土が露出し、深くえぐられている所は、雪解け時スリップ注意です。

花立山荘。通年営業で一泊二食付き6000円です。日帰り登山の休憩所としても使用出来きます。定員約25名で、個室は2部屋。大晦日から元旦に「年越しの会」、4月第3土曜日に山菜パーティー 、10月第3土曜日に牡丹鍋パーティー。

花立山荘から塔ノ岳山頂までの区間は完全に展望が開け、快適な登山が楽しめます。

花立山荘の食堂。軽食として豚汁定食、牛丼、 ラーメン。夏季限定でかき氷、冬季限定で手作りお汁粉や手作り豚汁などが楽しめます。カップヌードル、ところてん、カップ豚汁(夏期のみ)、カップお汁粉(夏期のみ)、甘酒、 各種飲料水、 缶ビールなども販売されています。

花立山荘からザレた道をひと登りすれば塔ノ岳山頂が見えてきます。特に下山時には浮石に注意です。

花立。この場所はかつて露天賭博が開かれた所で、関八州の親分衆ばかりが土地の者達も賭博に興じたと言います。木道の先が塔ノ岳です。この先で一旦下り登り返します。

金冷し:花立から10分ほど登った所で、鍋割山から連なる鍋割尾根上のルートが左手側から合流する場所です。「金冷し」の少し上部で一旦下り、細い尾根道を水平にカーブを描くように進めば木道のある登り返しになります。

木の階段を登り返せば、あと少しで塔ノ岳山頂です。

広い塔ノ岳山頂の縁に建つ廃屋の所まで登れば360度の展望が開けます。

人間に馴れ逃げようとしない鹿。塔ノ岳周辺には鹿が多く生息し、丹沢山塊には鹿害防止用ネットが張られている所が随所にあります。南アルプスでも深刻な問題となっています。

塔ノ岳山頂。山頂からはほぼ360度の大パノラマが広がります。西には富士山、更にその遠方に南アルプス、北西方向に丹沢山から蛭ヶ岳へ連なる丹沢主脈の峰々、更にその奥に大菩薩嶺などが視野に入ります。

尊仏山荘のボッカさん、1日2度荷揚げをすることもあるそうです。遠景に相模湾が広がり、霞の中に僅かに伊豆七島が確認出来ます。

塔の岳山頂、正面は尊仏山荘。遠景は蛭ヶ岳。尊仏山荘は通年営業の二食付で6500円。バンダナ、手ぬぐいなどオリジナルグッツの販売や軽食などのサービスがあります。電話 090-2569-6013。山荘横に神奈川県が建てた公衆トイレ。

山頂から丹沢表尾根(新大日、行者ヶ岳、烏尾山、三ノ塔、ニノ塔)が、うねるように連なり、その先に三角形状の大山が聳えています。右手方向には相模湾が広がっています。

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丹沢 塔ノ岳登山ルート地図

丹沢 塔ノ岳登山ルート詳細情報

ルート 丹沢・大倉(標高290m)⇒見張茶屋⇒駒止茶屋⇒堀山(標高943m)⇒堀山の家⇒花立山荘⇒塔ノ岳(標高1,491m)
コースタイム 登山:大倉⇒塔ノ岳 3時間20分
下山:塔ノ岳⇒大倉 2時間25分
駐車場

秦野戸川公園の大倉駐車場の詳細はこちら 

核心部 難しい所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.43リットル、体重60kgの人:1.86リットル、体重75kgの人:2.30リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:2.673Kcal、体重60kgの人:3.475Kcal、体重75kgの人:4.278Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.381kg、体重60kgの人:0.496kg、体重75kgの人:0.611kg
標高差 距離 7km 最大標高差 1188m 平均斜度 全体:17% 上り:19.2% 下り:5.4% 獲得標高 上り:1191m 下り:27m
山小屋 尊仏山荘 見張茶屋 駒止茶屋 堀山の家 花立山荘
登山口へのアクセス 大倉登山口へのアクセスの詳細はこちら

次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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