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西沢渓谷(にしざわけいこく)

西沢渓谷ハイキングコース概要

登山コース案内

国師ヶ岳を源流とする西沢渓谷と甲武信ヶ岳を源流とする東沢渓谷は、二俣で合流して「ねとり川」となり、笛吹川となって甲府盆地に扇状地を形成しています。そのため、周辺には勝沼を代表とする全国でも有数なブドウの産地が広がっています。

西沢渓谷入り口には「道の駅みとみ」「食事処かりさか」などの施設があり、その隣には公衆トイレが管備された市営の無料駐車場(1,000台以上)、さらに徒歩で5分ほど進んだ所に無料駐車場(約50台)があります。また、近くには笛吹小屋キャンプ場があり、幕営も可能です。ドライブイン不動小屋の前から一般車両は進入禁止になっています。ドライブイン不動小屋の前にバス停があり、 路線バスがJR塩山駅とJR山梨市駅の両駅から西沢渓谷入り口まで来ています。
※西沢渓谷は12月1日から4月28日の間は冬季閉鎖となります。

西沢ゲートを抜け、平坦な林道を歩き、20分ほど来た所で「ナレイの滝」を右手に見ると、登山届や公衆トイレがある「ねとりインフォメーションセンター」に着きます。ここで「ねとり橋」を左に見送り、更に林道を10分ほど進むと、現在休業中の西沢山荘前に出ます。西沢山荘前から甲武信ヶ岳へ伸びる「徳ちゃん新道」が右手方向に分岐しています。 その少し先に、田部重治文学碑が立てられています。(田部重治は、西暦1884年(明治17年)から1972年(昭和47年)の英文学者であり、登山家でもあった人物です。西暦1919年(大正8年)に「日本アルプスと秩父巡礼」を発刊しました。また、随筆の「笛吹川を遡る」は、国語の教科書に採択され、笛吹川の渓谷美が全国に知れることになります。)

さらに車道を10分ほど歩いて登山道となります。二俣吊り橋を渡ると「西沢渓谷」と書かれた大きな看板が見に飛び込んできます。
ここから、渓流沿いに良く整備された登山道を遡上していきます。

木製の階段を上がると、その途中から支流を流れ落ちる「大久保の滝」が見えてきます。さらに階段を登り、鎖の手すりが付いた登山道を進むと、「滝見台」と呼ばれるビューポイントです。 少し下った所にある「滝見台」からは「三重の滝」が良く見えます。

「三重の滝」を後にして西沢渓谷をさらに遡上します。 渓流は青く澄んで美しく、「人面洞」と名が付いたよどみを過ぎると、本流を流れ落ちる「竜神の滝」です。 谷側が切り立った登山道をさらに進むと「貞泉の滝」で、「母胎淵」、「カエル岩」とあり、文杖橋を渡って対岸に移ります。 急坂を上がると、「七ツ釜五段の滝」が見えてきます。「七ツ釜五段の滝」は西沢渓谷の代表的な滝で、良く写真に使われています。

「七ツ釜五段の滝」から不動滝を過ぎ、木道を登れば公衆トイレのある西沢渓谷終点です。 西沢渓谷終点から渓谷を離れ、旧森林道軌道をゆっくりと下ればナレイ沢広場に戻れます。森林軌道は、昭和8年から昭和43年までに、西沢渓谷や東沢渓谷周辺から切り出された木材の運搬用として利用されたトロッコ跡です。旧三富村と塩山を結び、三塩軌道と呼ばれ、全長は36kmありました。

西沢渓谷は各季節により様々に楽しめ、氷壁見頃は1月中旬から3月中旬、シャクナゲ見頃は5月中旬から5月下旬、新緑見頃は5月下旬から6月中旬、紅葉見頃は10月中旬から11月上旬です。


紅葉の見頃

10月24の紅葉の様子です。渓谷全体を通して陽の光が十分届くところはよく紅葉していますが、渓谷の深い谷の部分で、あまり日の光が届かない場所では緑の葉が目立つ印象です。


西沢渓谷入口近くの紅葉、標高1180m 10月24日

西沢渓谷入口近くの紅葉、標高1180m 10月24日

緑の葉が多く見られます。少しだけ紅葉が始まっているところもあります。

二俣吊橋から西沢渓谷と鶏冠山の紅葉、標高1171m 10月24日

二俣吊橋から西沢渓谷と鶏冠山の紅葉、標高1171m 10月24日

西沢渓谷の太陽の光が入りやすい場所では紅葉が進んでいます。

人面洞辺りの紅葉、標高1250m 10月24日

人面洞辺りの紅葉、標高1250m 10月24日

赤や黄色に紅葉した葉が目立っています。

七ツ釜五段の滝の紅葉、標高1296m 10月24日

七ツ釜五段の滝の紅葉、標高1296m 10月24日

ほぼ紅葉の見頃となっています。

西沢渓谷終点滝の上展望台から望む山腹の紅葉、標高1400m 10月24日

西沢渓谷終点滝の上展望台から望む山腹の紅葉、標高1400m 10月24日

綺麗な紅葉です。

三富河浦の西沢渓谷は様々な選定地に選ばれています

21世紀に残したい日本の自然百選・・・1983年 選定
森林浴の森百選・・・1986年 選定
新日本観光地百選・・・1987年 選定
日本の滝百選(七ツ釜五段の滝)・・・1990年 選定
水源の森百選・・・1995年 選定
平成の名水百選・・・2008年 選定



山梨野鳥観察地

秩父山系の深い森林と渓谷が豊かな自然環境を作り、四季を通して多くの野鳥を育てています。
留鳥:シジュウカラ、コガラ、エナガ、コゲラ、アカゲラ、オオタカ、コジュケイ
夏鳥:センダイムシクイ、オオルリ、キビタキ、コマドリ、ホトトギス、サシバ
冬鳥:シュウビタキ、ツグミ、カシラダカ、ベニマシコシメ
漂鳥:ウグイス、キセキレイ、ミソサザイ、ルリビタキ、カヤクグリ、イワヒバリ、カケス、アオバト


西沢渓谷周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温(℃)
2.8
4.2
8.1
14.6
18.9
21.6
25.1
26.7
22.2
16.0
10.5
5.3
平均気温(℃)
-3.4
-2.0
1.8
7.7
12.2
15.7
19.3
20.3
16.5
10.1
4.1
-1.1
最低気温(℃)
-8.4
-7.3
-3.6
1.9
6.9
11.2
15.2
16.1
12.3
5.6
-0.9
-6.1

西沢渓谷をハイキングするための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
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ストック
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スパッツ
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手袋
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サングラス
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軽アイゼン
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12本歯アイゼン
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ピッケル
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テント
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  10月25日 山梨県西沢渓谷の紅葉。時折強く吹く季節風によって舞い散る葉が秋の深まりを感じさせます。

画像一覧

西沢渓谷入り口。 駐車場から30分車道を歩いた所に廃業となっている西沢山荘があり、田辺重治文学碑の建つ所から登山道が始まります。登山者用駐車場の様子は西沢渓谷から甲武信ヶ岳のページをご覧ください。

西沢渓谷登山道。渓谷の左岸(右手側)を遡上します。強い傾斜の箇所が数ヶ所にあるものの、概ね緩斜面が続きます。西沢渓谷入口から公衆トイレのある折り返し地点まで約2時間のコースタイムです。

二俣吊り橋。ここ二俣で西沢渓谷と東沢渓谷が合流します。東沢渓谷を遡行して甲武信ヶ岳へ登る熟練者向けルートがありますが、一般の登山者の立ち入りは禁止されています。積雪が20センチを超えると通行禁止になります。

二俣吊り橋を渡って西沢渓谷に入ります。西沢渓谷は、国師ヶ岳に降る雨を集めて流れる清流が巨大な一枚の花崗岩を侵食して形成され、大小様々な滝が連続する渓谷美が見事です。

再び橋を渡ります。橋を渡った先で、東沢渓谷と鶏冠山(山梨百名山)へのルートが右方向に分岐します。

東沢渓谷と鶏冠山分岐の先に西沢渓谷の大きな看板があります。

木製の階段が整備されています。

階段の途中から見える大久保の滝。

大久保の滝。昭和8年から43年まで、木材運搬のため利用されていた「三塩軌道」(現在の西沢渓谷遊歩道迂回路)の路線延長の際、沢を迂回するコースが作られましたが、その中で最も深い沢だったので「大久保沢」と呼ばれるようになる。

大久保の滝を見て、さらに階段を登ります。急な階段ですが、両側に鎖で出来た手摺りがあるため、安心して登れます。

左側が西沢渓谷です。登山道の幅は十分あり、しかも谷側には鎖で出来た手摺りがあるので心配無く通行出来ます。

エメラルドグリーンに輝く「三重の滝」の滝壺が左下に見えます。滝見台に下ります。

左に下ると滝見台。「三重の滝」の展望台です。

滝見台。両側が鋭く切り立った岩で挟まれた所を3段に流れ落ちる「三重の滝」の展望台です。

滝見台から「三重の滝」が見えます。

展望台から望む「三重の滝」。水量が豊富で迫力満点です。エメラルドグリーンに輝く川の流れは神秘的です。

三重の滝を後にして西沢渓谷の左岸をを遡上します。

渓流は青く澄んで美しい。特にナメ滝、トロ(瀞)などに淀むエメラルドの霊水は神秘的で、大自然の芸術品ともいえます。この先でフグ岩、ウナギ床などが続き、人面洞と呼ばれる淵が、ビューポイントです。

人面洞。

人面洞と名が付いたよどみ。岩が大きくえぐられて、その中に二つの大きな目が、こちらを見ている様にも見えます。

渓流沿いには鎖の手すりが付いています。別の日に行くと、これらの手摺は、大水によってなぎ倒されていました。

手すりの付いた渓流沿いを遡上します。大変良く整備されたハイキングコースで、アップダウンもあまりないため、体力に自信の無い方でも無難に周回する事が可能でしょう。

谷側が切れ落ちたトラバース道から「竜神の滝」が見えます。

竜神の滝。落差6メートルほどの滝で、上の釜から溢れ出るように落ちています。

左側は切り立っていますが鎖の手すりがあり安心です。山側の岩壁にも所々に鎖が設置されています。

登山道はしっかり整備されています。この左手側に西沢渓谷の中で最も小さな滝である「恋糸の滝」が見えます。

貞泉(テイセン)の滝。落差7メートルほどの滝です。しっかりとした展望台が作られ、安全に見下ろすことが出来ます。

貞泉の滝を後にしてナメ滝となっている渓流沿いを遡上します。

渓流のすぐ脇を登ります。谷側に滑り落ちそうですが、登山道の幅は十分あり、鎖も付いているので安全です。

ゆっくりと登っていきます。西沢渓谷入口から七ツ釜五段の滝までの標高差は約250メートルほどしかないため、渓谷沿いの道は概ね緩やかに登っています。

さらに登ります。秋になると周辺は紅葉で彩られることでしょう。

母胎淵と呼ばれる所が左手下にあります。

母胎淵(甌穴)。水流によって少しずつ岩が削り取られ、そこに小石などが入り、回りながら岩を削りだし球形の洞穴の様な形となってたものです。

正面の岩がカエル岩。濁流によって流された大岩がまるでカエルの様に見えるところからこの名が付いています。

カエル岩。左手側に向かい、大きく口を広げたトノサマガエルの様に見えます。

方杖橋を渡って対岸に移ります。

方杖橋を渡り、右岸の急坂を登り、高みに上がります。ここは西沢渓谷のルート上で最もきつい坂です。

急坂を上ります。右手側は鋭く切れ落ちた谷になっていて、滑落したら、一巻の終わりですが、鎖の手摺りが付いているので安心して登って行きます。

急坂を登り上げ、高みに上がると眼下に七ツ釜五段の滝が見えてきます。西沢渓谷入り口まで110分、終点まで20分の道標が建っています。

この橋を渡ると西沢渓谷で良く写真に使われる七ツ釜五段の滝を眼下に見下ろすことが出来ます。

七ツ釜五段の滝。五つの滝と七つの釜で構成されています。西沢渓谷最大の滝で、落差はおよそ50メートルあります。日本の滝百選に選ばれ、四季折々の表情を楽しむことが出来ます。

さらにトラバース気味に進むと七ツ釜五段の滝を近くから見ることができます。

七ツ釜五段の滝。上部の上4段部分が見えています。

七ツ釜五段の滝から少し登った所にある不動滝。右手側には旧不動滝小屋が廃屋となっています。渓谷の探勝はこの滝で終わりです。

あと100m の標識を右手に見ながら木道を登れば西沢渓谷終点に飛び出します。

西沢渓谷終点。ベンチが設置され、休憩の最適地となっています。トロッコ軌道跡がありますが、木材搬出用に作られたもので、自然勾配をブレーキだけで塩山駅まで下り、上りは馬で引き上げていたそうです。

西沢渓谷終点のトイレ。二つトイレがあり、「一日の処理能力が約250名分しかないので、登山口まで我慢出来る人は出来る限りここではしないように協力してください。」との張り紙があります。

西沢渓谷終点から平坦な歩きやすい旧森林軌道を下れば入り口に戻れます。途中の大展望台からは、鶏冠山、木賊山、破風山、雁坂峠などがよく見えます。甲武信ヶ岳は木賊山の奥にあり見えません。

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西沢渓谷登山・ハイキング地図

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西沢渓谷ハイキングコース地図

西沢渓谷ハイキングコース詳細情報

ルート 西沢渓谷入り口(標高1,100m)⇒西沢渓谷終点(標高1,390m)
コースタイム 登山:西沢渓谷入り口⇒西沢渓谷終点 2時間
下山:西沢渓谷終点⇒西沢渓谷入り口 1時間40分
駐車場 無料駐車場(約50台)、道の駅みとみ(1,000台以上)【公衆トイレ】あり
核心部 難しい所はありません。
難易度 [登山道(一般道)を10段階で表示 特に鎖場の岩登り] 1
飲料水必要量 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:0.92リットル、体重60kgの人:1.20リットル、体重75kgの人:1.48リットル
消費カロリー 5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.725Kcal、体重60kgの人:2.241Kcal、体重75kgの人:2.760Kcal
燃焼脂肪量 5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.215kg、体重60kgの人:0.280kg、体重75kgの人:0.345kg
標高差 距離 7.4km 最大標高差 306m 平均斜度 全体:0.4% 上り:9.8% 下り:10.3% 獲得標高 上り:349m 下り:320m
山小屋 無し
登山口へのアクセス 西沢渓谷入口へのアクセスの詳細はこちら

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「26.金峰山・甲武信・奥秩父」に収録されています。
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