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磐梯山(ばんだいさん)
磐梯山
『磐梯山』
三合目天狗の岩下から磐梯山を望む。 右手側が噴火口で断崖絶壁になっています。

明治21年の大噴火まで山頂の右手側には小磐梯山が聳えていました。現在は、その時の爆発で小磐梯山は吹っ飛び山体崩壊が起こりました。

八方台登山口

磐梯山への最短ルート、お花畑を回るルートがお勧め
八方台登山口

裏磐梯登山口

噴火口の断崖絶壁が絶景落石注意箇所あり
裏磐梯登山口

翁島登山口

グランドサンピア猪苗代リゾートスキー場から
翁島登山口

五色沼自然探勝路

裏磐梯にある百あまりの大小の湖。色が綺麗
五色沼

磐梯山・登山・ハイキングルート概要

磐梯山(ばんだいさん)は、吾妻連峰の端で猪苗代湖の北側に位置しています。本峰の磐梯山(標高1.818m)と、櫛ヶ峰くしがみね、標高1,636m)、赤埴山(あかはにやま、標高1,430m)などを含めて「磐梯山」とされ、日本百名山に数えられる独立峰です。
裾野を四方に広げ、数多くの登山道が山頂へ登り上げ、それぞれ独特の景観を作り上げています。

福島県会津地方のシンボル的存在となっている磐梯山の山容は、秀麗な表側に対し、1888年(明治21年)の大噴火によって出来た爆裂火口のある裏側とは対照的な姿を見せています。 磐梯山の裏側一帯は裏磐梯と呼ばれ、五色沼・桧原湖などの高原湖沼が点在し、一大観光地となっています。磐梯山の北側に広がる磐梯高原とともに磐梯朝日国立公園に指定されています。

山名の由来は、この山が天に連なる石の橋に例えられたことで山頂に磐梯神(いわはしがみ)が祀られ、磐梯山(いわはしやま)と呼ばれていたものが、音読みでバンダイサンになったといいます。また、古くは万葉集の巻十四に四首の陸奥国歌で「会津領・あいづね」と詠まれたり、磐代山・会津嶺・会津富士、民謡で有名な「会津磐梯山」などの別名で呼ばれることもありました。

山頂近くで湧く弘法清水・黄金清水などでのどの渇きを潤し、百名山の中でも屈指の好展望の山といわれる山頂からは吾妻山、安達太良山、飯豊連峰の山並みが見渡せ、眼下には満々と水をたたえた猪苗代湖、五色沼、桧原湖などの高原湖沼が望めます。

登山コース案内

登山口はゴールドラインから最短コースの八方台登山口、南麓の猪苗代スキー場から赤埴山(あかはにやま)を経由する猪苗代登山口、川上登山口、ファミリースノーパーク『ばんだい×2』からの渋谷登山口、裏磐梯スキー場からの裏磐梯登山口、グランドサンピア猪苗代リゾートスキー場からの翁島登山口など主要6コースがあります。

登山届の提出
登山届は、福島県山岳遭難対策協議会

明治の大噴火で一変する風景

磐梯山は安山岩質の成層火山です。 本峰と櫛ヶ峰、赤埴山に取り囲まれた沼ノ平は、大同元年(西暦806年)に爆発した噴火口跡です。その時の爆発で猪苗代湖が作られました。その後沈黙を続けましたが、明治21年(西暦1888年)7月15日午前7時45分突然、地鳴りと共に水蒸気爆発が起こります。ウルトラボルカニアン現象という火山史上でも特筆すべき大噴火によって本峰の北側にあった小磐梯山の大半を崩壊させました。大規模な岩屑なだれにより山麓の十一集落は埋没し、被害戸数は463戸、死者477人にも及ぶ大災害となりました。

そして、この噴火により裏磐梯の風景は一変します。長瀬川が土石流によって塞き止められ、秋元湖ができます。翌年には小野川湖が、更に翌々年には桧原湖が、そして五色沼周辺には大小様々な沼湖百あまりが出現することになります。

この噴火により裏磐梯の景観はまさに地獄図と言わんばかりに一変することになります。その後、時間の経過と共に緑に覆われ、風光明媚な裏磐梯高原に変身していきます。そして、磐梯吾妻レークラインが東西に走るなどして一大観光地として発展することになります。

五色沼の毘沙門沼

五色沼の一つ、毘沙門沼と磐梯山(左側が櫛ヶ峰で、右側が本峰)。五色沼を巡るコースは高低差の少ないハイキングルートです。磐梯高原駅と裏磐梯ビジターセンター間を約1時間で歩けます。

五色沼の毘沙門沼の手漕ぎボート

五色沼の毘沙門沼では手漕ぎボートに乗れます。30分700円、60分1300円。五色沼にはハート鯉が回遊しています。伝説の鯉にめぐり合えば2人は結ばれると言われています。

恵日寺と一体となり霊山・農業神として栄えた磐梯山

磐梯山と深い関係にある慧日寺(えにちじ)は、平安時代初め、法相宗の高僧・徳一(とくいつ) によって開山されました。現在は恵日寺(えにちじ)と名前を変え、磐梯山の南西部の福島県耶麻郡磐梯町にあります。古くは清水寺と呼ばれていたり、会津大寺、大寺薬師などと言う呼び名もありました。

大同元年(西暦806年)に起きた磐梯山の大噴火と、その少し後に慧日寺の開基があったことは、何らかの関連性があるのでは無いかと言われています。磐梯山は平安時代の初め、病脳山(やもうやま)と呼ばれていました。その時代から噴火活動が活発で、麓の村に甚大な被害をもたらす山を鎮めるために慧日寺が作られたと考えられるからです。

弘仁8年(西暦817年)、徳一は真言宗の空海に「真言宗未決文」を送るなどをして仏教教学の違いで対立し、また、弘仁8年(西暦817年)ごろから、天台宗の最澄と「三一権実論争」とよばれる宗教論争を4年間に渡り繰り広げるなど、真言宗及び天台宗の教えを批判し続けました。これらのことからも徳一は、都に対して相当影響力があったと思われます。

平安時代中期(西暦840年頃)の恵日寺は寺僧300人、僧兵数千人、子院3,800坊を数える巨となり隆盛を極めていたといわれます。

寿永元年(西暦1182年)に源平合戦に加わり、木曽義仲討伐の為に出兵し、戦いに敗れたことが原因で一時的に恵日寺は衰退するが、鎌倉から室町時代にかけて再び勢力を拡大していきます。

天正17(西暦1589年)伊達政宗の会津侵攻によって炎上し、ことごとく灰に帰した。その後再建されたものの、かつての隆盛を取り戻すことは出来ませんでした。

古くから恵日寺の守護神である磐梯明神と磐梯山をめぐる信仰習俗の一つにイナバツと称される習俗があります。旧暦の9月21日に行われ、黒衣・白衣をまとい、磐梯明神の依代である「大頭」か「小頭」と記された木製の鉾を持って、村々を回り、初穂を集めます。磐梯明神の本地仏は薬師如来であり、神仏習合の磐梯山信仰の姿を現しています。

何れにせよ、磐梯山は会津の人々により恵日寺と共に神仏一体となった山岳信仰の霊場あるいは農業神として尊崇され栄えてきました。恵日寺の北東に磐梯山、さらにその北に吾妻連峰が連なるなど、山岳霊場としての要件を備えていたからでしょう。

その後、恵日寺は徳一の創建以来、幾多の苦難を乗り越え千年を越す法灯を守ってきましたが、明治新政府の発した神仏分離令で起こった廃仏毀釈・史上最悪の宗教弾圧により、さしもの名刹も例外ではなく廃寺となってしまいました。

徳一は、磐梯山の東にある安達太良山の相応寺円東寺、筑波山の筑波山神社などの創建に関わった人物としても知られています。

参照;名山の日本史


慧日寺金堂

平成17年の春から慧日寺金堂の復元工事が開始されました。

高僧 徳一像

会津仏教文化の開祖 高僧 徳一(とくいつ)。

大伴修験と磐梯吾妻修験

 磐梯山は古来農業神の宿る神聖な山として尊崇された。同時に火山活動を背景に、災いをもたらす病悩山(やまうさん)と呼ばれ、魔性の住む山として畏れられてきた。磐梯山の修験道の始まりは恵日寺開基より古いと言われている。磐梯修験は大伴家が指導的立場となり牽引したことで大伴修験と呼ばれた。そして、鎌倉時代以降恵日寺が、磐梯修験の中心となってゆく。

磐梯山への入峯は恵日寺を拠点に東道と西道の二つのルートがあり、吾妻山まで続く長い道のりであった。東道は「慧日寺−経塚−源橋−更科不動滝−儀式山−地蔵平−磐梯山-妙見-吾妻神社遥拝所-小唐松沢-不動滝-吾妻神社-中吾妻山-東吾妻山-浄土平-一切経山」。

西道は「慧日寺−戒壇−小中野−二子山−古城ケ峯−厩嶽山−猫魔ヶ岳−経ヶ峯−磐梯山-雄子沢-不動滝-茅野-吾妻神社-中吾妻山-東吾妻山-浄土平-一切経山」。

磐梯吾妻修験入峰路

磐梯吾妻修験入峰路

※開基(かいき)-仏寺または一宗派を創立すること。また、その僧。開山。
※刹(さつ)-寺。寺院。「古刹・仏刹・名刹」などと使う。
※依代(よりしろ)-神霊が依り憑く(よりつく)対象物のこと。神霊の出現を示す媒体となるもの。樹木,石,御幣などが依代となることが多い
※本地仏-この世の神々は,人間を救済し済度しようとする仏や菩薩がいろいろな姿であらわれた化身,すなわち垂迹(すいじやく)身であるとし,その根本である仏・菩薩のことを本地仏という。これは仏教が日本に渡来してから起こった思想で,仏も神も淵源をたずねるとみな同じである。
※入峯(にゅうぶ)-修験者が山中に入り修行すること。

磐梯山山頂周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温(℃)
-6.1
-5.5
-1.5
6.4
12.1
15.5
18.8
20.6
15.9
9.8
3.5
-2.8
平均気温(℃)
-9.5
-9.3
-6.0
0.7
6.3
10.6
14.1
15.4
11.0
4.7
-1.3
-6.5
最低気温(℃)
-13.3
-13.5
-10.3
-4.8
0.6
6.2
10.2
11.1
6.9
0.1
-5.5
-9.9

磐梯山へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
×
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ストック
スパッツ
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×
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×
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手袋
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×
×
サングラス
軽アイゼン
×
×
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×
×
×
×
×
×
12本歯アイゼン
×
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×
×
×
×
×
ピッケル
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×
×
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テント
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