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白馬岳(しろうまだけ) 
白馬大雪渓を登る。霧が立ち上がり吹き下ろしてきます。霧に中に杓子岳が幻想的に浮かび上がっています。
7月31日 白馬大雪渓を登る。
日本百名山の一つに数えられる白馬岳は、北アルプスの中にあって難易度が低く登山初心者の入門コースです。
白馬大雪渓の登りは6本歯の軽アイゼンがおすすめです。

猿倉蓮華温泉栂池をアクセスの起点にし、多彩なコース設定が可能です。
特にお薦めなのが猿倉から白馬大雪渓を上り、白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉の白い温泉に浸かり、猿倉に戻る二泊三日のルートです。 また、白馬大池と山頂間の小蓮華山周辺は、大変美しい景色です。

猿倉から白馬大雪渓

白馬大雪渓の上部では落石に注意が必要
白馬大雪渓

白馬鑓温泉小屋

猿倉から登る、途中やや危険なトラバースあり
猿倉から白馬鑓温泉・白馬槍ヶ岳

白馬三山縦走

白馬鑓温泉から鑓ヶ岳、杓子岳、白馬岳への縦走路
白馬三山縦走 白馬鑓温泉〜鑓ヶ岳〜杓子岳〜白馬岳

白馬大池から白馬岳

初心者向けで難所なし、小蓮華山からの展望が良い
白馬大池

白馬乗鞍岳

アクセスが良いハイキングルート 紅葉が綺麗
白馬乗鞍岳

登山ツアー

白馬岳登山ツアー

白馬岳登山ルート概要

白馬岳に表れる代かき馬の雪形
【代かき馬】
後立山連峰は農民の素朴な信仰と結びつき、昔から「しろかき馬の形をした雪形」が白馬岳から小蓮華山方面へ稜線を下った三国境の下方に黒く現れわれます。
左方向を向いて障害物を飛び越そうとする躍動感溢れる農耕馬の様です。

山腹に現れると田植えの時期であることを知ったとされています。白馬の名前は代馬(しろうま)が転じたものであり、白馬岳は「しろうまだけ」と発音するのが正解です。小蓮華岳の右端に出る「子馬」、小蓮華岳の中央部に現れる「種まき爺さん」、五竜岳山頂に「五竜菱(武田菱)」、杓子岳の山腹に「不死鳥」など様々な雪形が知られています。


白馬岳(標高2,932m)は北アルプスにあって、黒部川と南北並走する後立山連峰の最北端に位置しています。
杓子岳(標高2,812m)、 鑓ヶ岳(標高2,903m)などと共に白馬三山と呼ばれ、その主峰である白馬岳の山頂に一等三角点が設置されています。白馬三山から唐松岳五竜岳鹿島槍ヶ岳爺ヶ岳針ノ木岳と続くのが後立山連峰です。
後立山の呼び名は富山県側から見て立山連峰(剱岳大日岳、別山、雄山)の後ろに位置しているからだとされています。「後」と名が付いてしまうのは、古くから山岳信仰の霊場の主役が剱岳や立山であったことを考えればいたしかたないのかもしれません。

白馬三山の地形的な特徴として、非対称山稜が挙げられます。南北に連なる主稜線がフォッサマグナ(大地溝帯)の西縁にあたり、糸魚川静岡構造線と一致するため信州側は鋭い岩峰がいくつも連なる激烈に険しい岩肌を見せるのに対し、西側(越後から越中富山側)は、なだらかなスロープの穏やかな山容を見せています。登山道はほぼ稜線上にあるものの、部分的には黒部側を巻く様に付いています。

猿倉駐車場に於いて毎年5月の最終土曜日に開催される白馬連峰開山祭(貞逸祭)は、北アルプスの山開きを告げるイベントです。猿倉から白馬大雪渓までのトレッキングが企画されています。

登山コース案内

白馬鑓ヶ岳から杓子岳、白馬岳、小蓮華岳

白馬鑓ヶ岳から杓子岳、白馬岳、小蓮華岳の稜線 非対称山稜の特徴を顕著に見せる白馬鑓ヶ岳から杓子岳、白馬岳、小蓮華岳の稜線を写す。杓子岳の山腹をトラバースするように登山道が付いていますが、山頂に登ることも出来ます。

白馬岳の最大の魅力は日本三大雪渓の一つとされる白馬大雪渓で、雪渓は一年中消えることはなく、その規模は約2km、標高差600m に及んでいます。
北アルプスの入門コースとして人気が高く、梅雨明けから白馬大雪渓を登る登山者の列は風物詩になっています。
軽アイゼンがあれば登山初心者でも安心して登ることができ、白馬駅前では軽アイゼンのレンタルも行われています。
しかし、白馬大雪渓上部では落石が多く、過去には自然崩落で起こった落石によって2005年8月には2名の死傷者が起きている事もあり、気を抜けません。
夏の後立山連峰の特徴として、午後はガスに包まれることが多く、雪渓を落ちる落石は音がしない為、午前中までに雪渓を越える事が肝要です。
また、雪渓から立ち上がる濃霧のため視界不良となりやすく、道間違いにも注意が必要です。
8月下旬になるとクレバスが出来るため、スノーブリッジの下を流れる濁流に落ちないように十分な注意が必要です。

猿倉を登山口として白馬大雪渓を登り、山頂で一泊して白馬三山を縦走し、白馬鑓温泉小屋を経由して猿倉に下山するコースは大変人気です。
白馬三山の縦走には危険個所はありませんが、白馬鑓温泉小屋の少し上には鎖場があり、岩がつるつるで滑り安い為、慎重な通過が必要です。
また、白馬鑓温泉小屋の下部にある杓子沢のトラバース、落石沢の落石にも注意が必要です。

栂池を登山口として白馬乗鞍岳・白馬大池を経由するルートは最も安全で難所は無く、小蓮華山まで登ると絶景が展開します。


蓮華温泉を拠点とする場合、バスが季節限定で蓮華温泉まで運行されます。マイカーでも70台ほどの無料駐車場がありアクセスは便利です。
山腹に点在する野趣あふれる露天風呂巡りが出来る蓮華温泉には一度訪れてみる価値は十分あります。

白馬岳から鹿島槍ヶ岳に至る後立山連峰の山域は、梅雨明け直後を除いて八月から九月中旬まで快晴になることが少なく、ガスに包まれることが多いのが難点です。
早朝は晴れていても9時頃になると東側(信州)から少しずつガスが湧き上がり、10時頃には辺り一面真っ白ということもよくあります。

登山届の提出
長野県のホームページで携帯やパソコンから出来ます。。また、登山ポストはJR白馬駅前、八方ゴンドラ、五竜テレキャビン、栂池ゴンドラなどに設置されています。


特別天然記念物に指定されている白馬連山高山植物帯

後立山連峰の最北端に位置する白馬岳は、日本海から吹き付ける湿った季節風により降雪量が多いことと関係して「花の白馬」と呼ばれるほど高山植物が豊富なことでも日本屈指です。日本の高山植物の半数にあたる250種類が見られます。周辺は「白馬連山高山植物帯」として、特別天然記念物に指定されています。

お花畑は生育環境によっていくつかのタイプに分れます。白馬大雪渓の上部の葱平(ネブカッピラ)から山頂にかけて高径草原の見事なお花畑が広がっています。又、山頂から小蓮華岳へ至る稜線上の三国境では砂礫が移動して地質が不安定な高山荒原の植生となり、流紋岩が作る白い砂礫地に「高山植物の女王」と呼ばれるコマクサの群落が見られます。その他、白馬大池湖畔や大出原などの雪田周辺などが代表的なお花畑になっています。

白馬大雪渓上部の葱平のお花畑

白馬大雪渓上部の葱平(ネブカッピラ)
高径草原のタイプが多い中で、不安定な崩壊地の急斜面に生えるイワオウギなども見られます。高径草原に多いものとしてハクサンフロロ、クルマユリ、テガタチドリ、シナノキンポウゲ、チシマギキョウ、タカネイブキボウフウなどが咲きます。

又、葱平の名前の元となった白馬浅葱(シロウマアサツキ)が見られます。 白い岸壁は杓子岳の「天狗菱」で、白馬大雪渓に向かって落石が起こる場所です。


大岩(赤岩)のお花畑

大岩(赤岩)のお花畑
氷河が削り残した蛇紋岩の大岩(赤岩)周辺には雪解けの遅い場所で見られる高径草原の高山植物が豊富に咲きます。白馬グリーンパトロール隊によるとこの周辺には、白い花*イワオウギ、タイツリオウギ、タカネツメクサ、ミネウスユキソウ、コケモモ、ミヤマカラマツ
黄色い花*ミヤマキンポウゲ、ミヤマアキノキリンソウ、オタカラコウ
赤い花*ハクサンフウロ、イブキジャコウソウ、テガタチドリ、ミヤマアカバナ、
その他の花*クルマユリ、ミヤマオトコヨモギ、ミソガワソウ、タカネシュロソウ、ハゴロモグサなどが咲きます。

村営白馬岳頂上宿舎上部の雪田周辺のお花畑

村営白馬岳頂上宿舎上部の雪田周辺
遅くまで雪が残って雪田周辺にはシナノキンバイ、ハクサンコザクラなど比較的背の低い高山植物が花を付けます。

大出原の雪田周辺のお花畑

大出原の雪田周辺
雪田周辺にはハクサンコザクラ、アオノツガザクラ、ミヤマキンバイなどがお花畑を作ります。

白馬岳山頂周辺の気温

山頂気温
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
最高気温(℃)
-11.2
-10.3
-6.5
1.9
8.1
11.0
14.1
16.3
9.6
3.6
-1.80
-7.9
平均気温(℃)
-15.5
-14.9
-11.6
-4.7
1.3
4.7
8.5
9.8
5.5
-1.1
-6.9
-12.4
最低気温(℃)
-19.7
-19.4
-16.3
-10.6
-4.9
0.6
4.8
6.1
1.9
-5.7
-11.8
-16.4

白馬岳へ登るための装備と服装

季節により変動する登山用具/装備品
用具・装備
1月
2月
3月
4月
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
ツェルト
×
×
×
×
ストック
スパッツ
手袋
サングラス
軽アイゼン
×
×
×
×
12本歯アイゼン
×
×
×
×
×
×
×
ピッケル
×
×
×
×
×
×
テント
×
×
×
×
×

服装/装備品
 
ギア
チェック
登山地図
登山靴
上着(シャツ)
ズボン
アンダーウェア
靴下
レインウェア
帽子
防寒着
日焼け止め
耳栓
飲料水
カメラ
ティッシュペーパー
救急薬品
ビニール袋
保険証(コピー)
ヘッドランプ
バックパック
パックカバー
行動食

開山の歴史

白馬岳の登山の歴史はあまり古くありません。江戸時代に於いて白馬岳の山頂は、加賀藩領とされていましたが不明瞭であったため、加賀藩では慶長3年(西暦1598年)以来、「奥山廻り」を常設して毎年巡視させていました。白馬岳は、越中・越後・信濃の分岐点にあった為、山頂を検分した後「金沢御領」の立札を立て、加賀藩領であることを主張していたのでしょう。こういった事は珍しい事では無く、中央アルプスの木曽駒ケ岳では尾張徳川家と高遠藩との間で、那須岳の三本槍岳では会津藩、那須藩、黒羽藩との間で同様の事が起こっていました。

奥山廻記録」には白馬鑓ヶ岳付近を越えて越中から信州へ抜ける山道があったと記されています。「奥山廻り」以前からこの山道が存在していたということですが、修験者などが登ったというわけでは無く、猟師や薬草取りが辿った踏み跡の様なものだったと思われます。

江戸時代、松本藩や加賀藩では後立山連峰の国境警備の為に入山を禁じていました。そして、容易に入山できない状態が明治の初期まで続いていました。そのため、白馬三山一帯は存在感のある高峰が連なっているにもかかわらず、山岳信仰の霊場としては開かれず、一般農民の信仰登山も行われれることはありませんでした。

しかし、わずかに山岳信仰の痕跡を留めています。白馬岳近くの小蓮華岳(標高2766m )・別名大日岳の山頂には享和元年(西暦1801年)の記載がある大日如来石像がありました。天正2年(西暦1574年)にふもとの長野県小谷村源長寺の開祖である洞光和尚が山頂に安置したとの言い伝えがありますが、年号が合いません。
ともあれ、平成18年(西暦2006年)に小蓮華岳山頂は大崩落を起こし、立ち入り禁止になっています。鉄拳と三角点は倒れたままで、大日如来石像は確認出来ません。
また、白馬鑓ヶ岳山頂にも大日如来石像があったと言われています。八方尾根や遠見尾根にも石仏が残りますが、多くは明治時代になってから安置されたものです。

西暦1894年(明治27年)にウォルター・ウェストンは蓮華温泉から鉱山道を登り、白馬大雪渓を下っています。1906年(明治39年)に松沢貞逸によって開設された白馬山荘が出来たことで、一般の登山者が多く登るようになりました。

参照:名山の民俗史

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白馬岳登山口までのアクセス(公共交通機関)

猿倉 猿倉までのアクセスの詳細はこちら
栂池高原 栂池高原までのアクセスの詳細はこちら
蓮華温泉 蓮華温泉までのアクセスの詳細はこちら

白馬岳周辺の山小屋


次はどこの山へ行こうかな。行きたい山がすぐに見つかる。

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「34.白馬岳 北アルプス」に収録されています。
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