岩殿山とは

岩殿山は、山梨県大月市にある山梨百名山の一つです。標高は東京スカイツリーと同じ634mで、開業に合わせ話題となっていました。

岩殿山のアクセス

登山口はJR中央線大月駅から徒歩20分ほどの所にあり、アクセスは大変良好です。
国道139号線沿いにある岩殿山丸山公園無料駐車場にマイカーを停めて出発します。

注意】 2023年5月時点で円山公園ふれあいの館と岩殿山間は岩の崩落の為、通行できません。その為、岩殿山畑倉登山口が起点となります。

目次

岩殿山のルート地図

  • 距離7.2 km
  • 登り554m
  • 下り568m

コースタイム

一周:4時間10分

岩殿山ルート難易度

難易度  4/10

ルート岩殿山丸山公園無料駐車場(標高355m)⇒岩殿山(標高634m)⇒築坂峠⇒兜岩⇒天神山 (標高500m)⇒
稚児 落し⇒大月駅⇒登山口

岩殿山ルート体力

体力  1/10  日帰り

飲料水必要量5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.04リットル、体重60kgの人:1.35リットル、体重75kgの人:1.66リットル
消費カロリー5Kgの荷物を背負う場合
体重45kgの人:1.934Kcal、体重60kgの人:2.514Kcal、体重75kgの人:3.095Kcal
燃焼脂肪量5Kgの荷物を背負う場合のダイエット効果
体重45kgの人:0.276kg、体重60kgの人:0.359kg、体重75kgの人:0.442kg

岩殿山登山ルート概要

駐車場から国道139号線を150mほど歩いたところが登山口です。

鳥居をくぐり、よく整備された遊歩道を進むと鏡岩が見え、ふれあいの館に到着します。 ふれあいの館にはトイレ・水場が整備にされ、館内には大月市の案内パンフレットや岩殿山のルートマップなどが無料でもらえます。

ふれあいの館からは良く整備された遊歩道の急登りです。 第二の関門と呼ばれた大きな自然石を使った城門跡を通ると山頂部に飛び出します。

岩殿山山頂部は平たんで広く、戦国時代に岩殿山城(いわどのやまじょう)が築かれましたが、現存しません。 山頂から望む富士山は素晴らしく、秀麗富嶽十二景にも選定されています。

岩殿山山頂から少し下った所の稚児落し分岐から築坂峠、兜岩、天神山、稚児落しへと続くルートに向け出発します。
稚児落し分岐から築坂峠までは樹林帯の下りで、築坂峠から登り返えすと次第に傾斜がきつくなり、このルートの核心部の兜岩に到着します。

登山初心者は兜岩を迂回する巻道を通ることも出来ます。鎖場を見て登れそうもなければ引き返して巻き道を使ってください。

核心部の鎖場は二箇所あり、共にやや高度感がありますが、岩に鉄製の足場が作られていて、さほどの難しさはありません。
また、やや高度感のあるトラバース箇所は足場の狭い部分があり、谷側が切れ落ちています。 ここは鉄製の手すりにつかまり慎重に通過します。

兜岩の鎖場を終えてからは樹林帯の中の小さなアップダウンを繰り返す南側が時折見える快適な登山道で、天神山を過ぎれば稚児落しと呼ばれる絶壁です。 稚児落しは景観を楽しむ所で難所ではありません。

稚児落しから樹林帯の中を下り、吊り橋を渡って車道に出ます。 車道から吊り橋へ向かう場合には登山道を示す指導標などのものは何もありません。 反対のコースをたどる場合には登山口を探すのに苦労するかもしれません。

岩殿山登山ルート

岩殿山丸山公園無料駐車場

岩殿山丸山公園無料駐車場

岩殿山丸山公園無料駐車場 11台、路肩に3台駐車可能。

駐車場から歩道を100m歩く

駐車場から歩道を100m歩く

駐車場から歩道を100mほど歩いたところが登山口です。

岩殿山登山

岩殿山登山口

岩殿山登山口。

鳥居をくぐる

鳥居をくぐる

鳥居をくぐって登山道に入ります。

鏡岩が見える

鏡岩が見える

鏡岩が見えています。

ふれあいの館

ふれあいの館

ふれあいの館。

ふれあいの館の公衆トイレ

ふれあいの館の公衆トイレ

ふれあいの館にあるトイレ。

ふれあいの館の水場

ふれあいの館の水場

ふれあいの館の水場。

鏡岩全貌

鏡岩全貌

ふれあいの館の展望台から見る鏡岩。

登山道は良く整備された急登

登山道は良く整備された急登

登山道は良く整備された急登りです。

石段に手すりも

石段に手すりも

石段になって手すりもついています。

第二の関門

第二の関門

第二の関門と呼ばれ、大きな自然石を使い城門を築いていた。

山頂部は平たんで広い

山頂部は平たんで広い

山頂部は平たんで広く、城が築かれていました。

休憩所

休憩所

山頂にある休憩所。

大月市街の先に富士山

大月市街の先に富士山

山頂から眺望。大月市街の先に見える富士山。

電波塔

電波塔

最高点に建つ電波塔。

稚児落し分岐

稚児落し分岐

岩殿山山頂のすぐ下にある稚児落し分岐から兜岩へ向け出発します。

樹林帯の下り

樹林帯の下り

築坂峠までは樹林帯の下りです。

築坂峠

築坂峠

築坂峠に熊出没の注意の看板。

築坂峠からの登り返しにロープ

築坂峠からの登り返しにロープ

築坂峠から登り返し、ロープが設置されています。

兜岩分岐

兜岩分岐

兜岩への分岐。左は岩登り、右は巻道。

核心部へ

核心部へ

兜岩へはロープの上は鎖場になっています。ここからが核心部です。

上部の鎖場の様子

上部の鎖場の様子

上部の鎖場の様子。

岩に足場が撃ち込まれた鎖場

岩に足場が撃ち込まれた鎖場。

岩に足場が撃ち込まれた鎖場。

鉄製の足場

鉄製の足場

鉄製の足場が作られているため、高度感はありますが、さほど難しさはありません。

鎖場を登り切った所から下を見る

鎖場を登り切った所から下を見る

鎖場を登り切った所から下を撮影。

鎖場上部のロープ

鎖場上部のロープ

鎖場の上部にはロープが設置されています。

時々見える富士山

時々見える富士山

南側の展望は所々であります。時々富士山が顔をのぞかせます。

大岩の基部をトラバース

大岩の基部をトラバース

大岩の基部をトラバースします。鉄製の手すりが付いています。足場の狭い部分があり、やや高度感があります。

トラバース終了地点から振り返る

トラバース終了地点から振り返る

トラバース終了地点から振り返り、谷側を撮影。

トラバース終了地点から鎖場へ

トラバース終了地点から鎖場へ

トラバースが終わると鎖場です。

鎖場中間点

鎖場の中間点

鎖場の中間点から上方向を撮影。岩に鉄製の足場が撃ち込まれています。

鎖場中間点の上部

鎖場上部

さらに上の部分の鎖場。

鎖場中間点から下を見る

鎖場中間点から下を見る

鎖場中間点から下を撮影。 やや高度感があります。

鎖場中間地点の上部

鎖場中間地点の上部

鎖場中間地点の上部にはロープが設置されています。

ロープ場上部から下を見る

ロープ場上部から下を見る

ロープ場を登ったところで下を撮影。

核心部終了

核心部終了

さらに鎖場が連続します。ここで核心部終了です。

天神山を経由して稚児落しへ

天神山を経由して稚児落しへ

兜岩の鎖場を終え、天神山を経由して稚児落しへ向かいます。一旦樹林帯の下りになります。

天神山

天神山

天神山。

天神山から富士山を望む

天神山から富士山を望む

天神山からは富士山方面の展望のみがあります。

稚児落しへ

稚児落しへ

天神山から樹林帯の下りとなり、稚児落しに向かいます。

稚児落しの上部を歩く

稚児落しの上部を歩く

稚児落しの上を通過します。左側は切れ落ちています。一旦樹林帯に入ります。

樹林帯の中を巻く

樹林帯の中を巻く

樹林帯の中を巻きます。

トズラ峠分岐

トズラ峠分岐

トズラ峠分岐。

稚児落しに戻って崖スレスレを通過

稚児落しに戻って崖スレスレを通過

稚児落しに戻って崖スレスレを通過します。左側は切れ落ちています。

稚児落しの最上部

稚児落しの最上部

稚児落しの最上部で記念撮影。奥には岩殿山が見えています。

車道に出る

稚児落しからは樹林帯の中を下り、吊り橋を渡って車道に出ます。

岩殿山の日帰り登山は出来る?

 岩殿山丸山公園無料駐車場から岩殿山に登り稚児 落し周回でのコースタイムが4時間10分なので日帰り登山は十分可能です。

岩殿山の登山口近くの温泉

真木温泉

真木温泉

泉質はPH.10.3という日本有数のアルカリ性泉(単純硫黄冷鉱泉)。
木のぬくもりを感じさせる客室は、全室が露天風呂付客室となっていて、最高級の杉や檜を各所に使い格調高い数寄屋造りとなっています。

全室が川に面しているので、せせらぎを枕にゆっくりと休めます。

中央本線大月駅からハマイバ前行きバスで15分。

岩殿山の鎖場

岩殿山の天気の特徴

岩殿山から富士山
岩殿山から富士山

岩殿山は晴天の確率は比較的高い

富士山周辺の山域は、日本海側特有の冬型気候の影響を受けにくいため積雪量はさほど多くありません。

6月から7月の梅雨明けまでは晴天率は低いですが、梅雨開けと共に晴天がしばらく続きます。また、秋や春も比較的晴天に恵まれます。しかし、12月下旬で初冠雪を見る年もあり、雨天だけではなく、強風などにも天候には十分な注意が必要です。

山の天気予報は難しい
山の天気予報は難しい

お薦めの天気予報

テレビで流れる天気予報やネットで得られる無料の天気予報は、一般的に平地を対象としたものです。 そのため、晴れの天気予報が出ていても、山ではガスってしまうことはよくあることです。 

そこで、おすすめなのがtenki.jpの有料バージョン(+more)です。これは、月間100円と安いですが、高層天気の予報のため精度が高いです。また、山の天気予報(月額300円)を併用すると更に精度が高まります。

各種情報

富士山登山ツアー

観光協会・観光案内所

登山届提出

山梨県山梨県警察
お問い合わせ:山梨県警察本部地域課
住所:〒400-8586 甲府市丸の内1-6-1
電話番号:055(221)0110(代表)
郵送、電子メール、ファックスなので提出可能です。

登山地図のスマホアプリ

  • 山と高原地図のスマホアプリ
    昭文社から販売されています。山と高原地図ホーダイ - 登山地図ナビアプリ 定額(500円/月 or 4800円/年)で61エリアの「山と高原地図」が使い放題。山と高原地図[地図単品購入版]地図1エリア 650円。

岩殿山山頂周辺の気温

最高気温平均気温最低気温
1月7.00.2-5.1
2月7.71.1-4.3
3月11.14.7-0.8
4月17.210.54.3
5月21.515.09.3
6月23.918.514.1
7月27.822.218.0
8月29.223.518.8
9月24.619.315.4
10月18.813.28.8
11月14.17.52.4
12月9.62.5-2.8

岩殿山へ登るための装備と服装

軽アイゼン12本歯アイゼンピッケルサングラスツェルト
1月×××
2月×××
3月××××
4月×××××
5月×××××
6月×××××
7月××××
8月××××
9月×××××
10月×××××
11月×××××
12月×××
必須:◎ あった方が良い:○ あったら良い:△ 必要ない:× 

服装や装備品のチェックリスト

登山地図必須 登山地図を忘れると道迷いの原因に!岩殿山の稚児 落し周回ルートは多くの箇所に分岐があります。 低山と言え、登山地図を持って行かないのは命取りになることも。
レインウェア必須 山の天候は急変します。天気予報で晴が出ていても
レインウェアは必須です。また、防寒着としても使えます。
セパレートタイプの通気性と防水性を兼ね備えたゴアテックスがベストです。
帽子必須 主に樹林帯を歩くルートですが、山頂周辺では直射日光が強烈に降り注ぎます。日よけ用のつばが広く軽いものをお奨めします。寒さが厳しいときは、耳を覆うニット製をお奨めします。
日焼け止め必須 岩殿山は標高634mのため、森林限界の下にあります。紫外線はあまり強くないとはいえ、春や夏には必帯です。
飲料水必須 丸山公園ふれあいの館に水道がありますが、その他登山ルート上に水場はありません。約1.5L持っていけば十分です。天気の良い日は少し多めに持って行きましょう。
ヘッドランプ必須 アクシデントにより暗くなってからの行動を余儀なくされた場合必要です。
行動食あったら良い コースタイムが短いのでお好みで持っていくと良いでしょう。
パックカバー必須 ザックが濡れないようにするためのザックカバーは雨に日には絶対必要です。ザックカバーも雨衣と同様に防水性が衰えてきます。時折、防水スプレーをするなどのメンテナンスが必要です。
救急薬品必須 切り傷、擦り傷にカットバン、絆創膏を持っていくと良いでしょう。虫刺され薬品も。
ティッシュペーパー必須 止血用などの万が一の時のために必帯です。
防寒着必須 薄手のフリース,セーター、軽いダウンジャケット。
岩殿山山頂では、7~8月の最低気温が18度くらいです。夏には防寒着が必要ではありませんが、
季節により軽くて保温性の高いものを選びます。ゴアテックスのレインウェアを
その上に着ると更に保温性が高まります。
手袋あったら良い 革製の手袋がベストですが、軍手でもOKです。
耳栓不要 日帰りハイキングです。
カメラあったら良い 富士山の大パノラマや山旅の思い出にぜひどうぞ。ウエストポーチに収納出来る大きさであることが望ましいです。
ビニール袋あったら良い ごみ入れとして、使用前の下着入れ、使用後の下着入れとして1~3個あると便利です。
保険証(コピー)あったら良い 事故や遭難時に必要です。
サブザック不要 日帰りハイキングです。
シュラフカバー不要 日帰りハイキングです。

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